政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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サンタへの手紙

サンタへの手紙
2007年12月19日

 以前にも、記事で書いたことがあるが、我が家では、子供達が15歳になるまで、サンタクロースが本当にいると信じられるように、様々な演出をしてクリスマスを迎えることにしている。サンタクロースの存在を信じることで、心に「信じる」という小部屋を作ることができるからだ。我が家の子供達が通っていた幼稚園の牧師先生が、「心の小部屋」という話をしてくれ、その話に感銘を受け実践してきた。無事、長男は15歳を迎え卒業した。今年のクリスマスは、長女にとって15歳になるまで最後のクリスマスだ。

 こんな話をすると、大抵の人がそんなことをいくらなんでも中学生にもなる子供達が信じているわけはない、と言われる。しかし、不思議なことに、子供達は、疑心暗鬼ながら信じてくれている。その証拠に、毎年、一生懸命サンタクロースへ手紙を書く。

 ハラハラしたことも何度となくあった。何故なら、周りのお友達が、「サンタなんかいるわけないじゃない。サンタは、お父さんやお母さんだよ」と余計なことを言う。かなり疑ってかかった頃もあった。しかし、今はまた落ち着いている。周囲の言葉に惑わされなくなった。ある意味、知ってはいるが、信じてくれているのかもしれない。

 親の私は、それなりの努力をこの15年間してきた。サンタへの手紙に書かれている望みのモノとは別に、私自身からのクリスマス・プレゼントをそろえることは勿論、クリスマス・イブには、ツリーの根元に温かい紅茶とクッキーを用意する。子供達を早く寝かしつけ、寝息を確認するや、眠りの記憶に残るようにトナカイの鈴の音を微かに響かせる。そして、そそくさと隠してあったプレゼントをツリーの下に並べる。早朝、大抵は日の出の頃、5時30分から6時過ぎぐらいを狙って、「今年も、サンタ来てくれたみたいだよ」と目を擦りながら、子供達を起こす。寝ぼけ眼でツリーの元へと子供達が向かうと、彼らの目にプレゼントが飛び込んでくる。これが、我が家の恒例行事だ。クリスマス・イブには、私は徹夜。サンタの宿命だ。

 今年は、少々問題が発生した。例年通り、子供達はサンタへ手紙を書いてくれた。ところが、我が家のツリーには、息子の手紙しか飾られていなかった。驚いた私は、娘に直ぐ電話をした。娘は、私立中学の寮に入っている。寮に入ってはいるが、ほとんど毎週末帰宅する。というか、私が土曜日の午後の授業後迎えに行き、翌日曜日の夕方の門限には寮へ連れて帰る。それはどうでもよいのだが、娘のサンタへの手紙がない。私にとっては一大事である。何故なら、娘が何をサンタへ頼んでいるかわからないからだ。その上、今年は、終業式まで3週間は寮で友達と過ごすから帰らないという。終業式は、22日の土曜日。それからでは、とてもではないがプレゼントが間に合わない。私は慌てた。

 電話の向こうの娘に、「サンタへの手紙はまだかな?」と冷静を装って訊いてみた。すると娘は、「大丈夫だよパパ、サンタへの手紙は寮のツリーに飾っておいたから」と何事もないように答えた。私は、「えっ、何で?」と動揺した。「何でって、寮にいるから」と娘は、当たり前という様子で言い放った。「あっ、そうか。だけど、サンタわかるかな?」と、私はかなり動揺した。すると娘は、「サンタは空飛んでくるのに、大丈夫に決まってるでしょ」と言う。私は焦った。そして、挙句の果てこう切り出した。「そりゃ、そうだよな。だけどね、サンタは手紙が置いてあった場所にプレゼントを持ってくるらしいよ」そう私が言うと、「ウソ」と今度は娘が動揺した。「クリスマスの時は、冬休みだから寮は閉まってるよな。困ったな」と私が続けると、娘は間髪を入れずこう言った。「明日一番で、サンタへの手紙送るから、忘れずにお家のツリーに飾っといてよ」私は胸を撫で下ろし、「わかった。パパにまかせとき」と、娘を安心させた。実は、私の方が一安心であった。

 一件落着である。正直、一時はどうなるかと思った。しかし、嬉しかった。やはり、娘は、まだサンタクロースを信じてくれている。14歳になっても、サンタが来ることを信じてくれている。これほど、嬉しいクリスマス・プレゼントはない。思わず15年間のクリスマスの思い出が蘇ってきた。長かった。でも、よかった。素敵なクリスマスばかりだった。これからもずっとそうであってほしい、と心底より思った。Merry Christmas!!
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by seizaikai_club | 2007-12-28 16:39 | 今日の独り言

「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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