人気ブログランキング | 話題のタグを見る

政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

INFORMATION
New Album
2006年1月18日発売
『リボン』
[初回盤]
[初回盤]
価格:3,150円(税込)
SNCC-86913
(CD+DVD/2枚組)
この商品を購入する
[通常盤]
[通常盤]
価格:2,800円(税込)
SNCC-86914 
この商品を購入する
LINK
ゆずOFFICIAL SITE
ARTIST DATA
ツアーブログ 総動員DEいきまっしょい!!
excite MUSIC

「平和憲法」と「皇室ご公務」の意味

「平和憲法」と「皇室ご公務」の意味
天皇皇后両陛下のサイパン慰霊訪問は、平和のみを希求する日本人の心
2005年6月29日
http://www.seizaikai.com/seizaikai_club/index.html


 異例の天皇皇后両陛下によるサインパン慰霊訪問は、無事多くの人々に理解され受け入れられ終わった。今回の天皇皇后両陛下のサイパン慰霊訪問の意味は非常に大きい。戦争を知らない私の世代でさえ、あの慰霊訪問の両陛下のご様子を拝見していて、思わず胸を詰まらせてしまった。と同時に、男ながらに涙を零してしまった。それは、あのサイパンという小さな島で、尊い命を散らしていった多くの人々の悲惨な体験を想像して出る涙と、両陛下がその責任を抱きつつ頭を深々と下げていらっしゃる無垢なお姿への感動の涙であった。あの両陛下のお姿を拝見して、天皇皇后両陛下は、天皇皇后両陛下である以前に、人として素晴らしい尊敬に値する方々であるということを私は強く感じた。今回の両陛下によるサイパン慰霊訪問は、非常に意味深いものであった。

 天皇皇后両陛下をはじめ、皇室の方々のご公務の意味は非常に大きい。今回のサイパン慰霊訪問でもわかるように、政治的に行われる外交関係においては、互いの国が理解し合うことや、相手国の言い分を理解すること、そして、相手国に日本の国の思いや主張を理解してもらうことは、至難の業である。しかし、不言実行で、天皇皇后両陛下が、慰霊にサイパンを訪れると、慰霊訪問前に取りざたされていた数々の問題が、嘘のように消えうせてしまった。それは、天皇皇后両陛下の一挙手一投足が、現地の人々や他国の人々全てへ対して平等であり、慈悲深く、決して高いところからではなく、同じ高さからの目線で接せられるからである。人々は、嘗て軍国主義時代に植えつけられていた、間違った皇室のイメージの下、天皇皇后両陛下のご訪問に色々な思いを抱いていたに違いない。しかし、実際に天皇皇后両陛下がご訪問され、その本当のお姿に接して見たところ、想像していた姿とはまったく正反対で、その想像のお姿と現実のお姿のギャップがあまりに大きかった。それ故に、その分天皇皇后両陛下の深く優しいお気持に皆が感銘を受け、心の扉を開き、優しく受け入れる心になったのであろう。このことは、非常に意味の深いことである。相手に理解してもらおうと思えば、まずは自分の心を開き相手を導き入れ、次いで相手に心を開いてもらわなければはじまらない。正に、山岡鉄舟の「施無畏」の極意である。そういう意味でも、天皇皇后両陛下のご公務というものは、非常に意味深く日本の国のために不可欠な力ではないであろうか。
 どんなに力のある政治家であろうが、どんなに素晴らしい文化人であろうが、天皇皇后両陛下が日本の国のために身を粉にしてお努めされている平和希求のご公務は、誰も真似をすることはできないであろう。その証拠に、両陛下がサイパンをご訪問するギリギリまで、反対を唱えていた在サイパン韓国人会の人々も、両陛下が突然韓国人戦没者慰霊碑に立ち寄られ、しかも、段の下からご慰霊された姿を目の当たりにし、涙を流していたではないか。偽りや思惑のない無垢な姿を目の当たりにすれば、どんな人間でも感銘を受け、心を動かされるのである。
 言葉で綴るのは簡単である。しかし、実際に行動で示すことは非常に難しいことである。そして、相手がある以上、そのような行動を実現するには危険もともない、困難も幾多とある。そのような厳しい状況であっても、怯むことなく「すべてのものを受け入れる」というお言葉の通り行動される天皇皇后両陛下の勇気に感服する。と同時に、日本国民全体の平和を希求する心を一身に背負われている、という両陛下のお優しいお気持を感じざるを得ない。

 あのような両陛下のお姿を目の当たりにした多くの外国人達も、きっと心を開き、日本ならびに日本人に対して、もっと理解してみようという気になったに違いない。そのことは、難しい現在の国際情勢において、日本の立場をどれだけより良いものへと導いていることか。
 大体、日本が再び軍国主義を復活させるなどという発想自体が、実際にはナンセンスである。にもかかわらず、多くの外国人達はそう思い込んでしまい、日本に脅威を感じているという。しかし、そのような脅威は、幻想であって、現実ではない。軍国主義が復活することなど有り得ないということは、日本人にとっては当たり前のことである。だが、他国の人々がそんな幻想の脅威を抱いているのであれば、その幻想の脅威を払拭し、現実の日本を見てもらう努力をしなければならない。その一番大きな力が、今回の天皇皇后両陛下によるサイパン慰霊訪問のような、皇室による平和希求のご公務であろう。だが、我々民間人ならびに政治家の先生方も、もっと他国へ対して本当の日本、現実の日本を知ってもらうための努力をしなければならないのではないか。
 このようなことを言うと、多くの政治家の先生方は、これだけ努力しているのに、あとどのようなことをしたら気が済むというのか、と言われる。確かに、日本が軍国主義を復活させるということはないとわかっていながら、他国が外交交渉カードとしてそのようなことを盾にしているということも実際にはある。しかし、同時に、多くの外国人、とりわけアジアの近隣諸国の人々の中には、日本の「平和憲法」さえ知らない人々が多くいることも事実である。これは、ある意味、過去の日本政府ならびに政治家の先生方の怠慢としか言いようがない。
 日本の「憲法」すなわち俗に言われる「平和憲法」は、世界に例をみない「憲法」である。世界的には、さまざまな戦争廃絶の努力がなされ、フランス、イタリア、ドイツ、韓国など多くの国々の「憲法」でも、戦争放棄の規定が設けられている。しかし、これらは全て、侵略戦争の制限や放棄にとどまっている。そのような他国の「憲法」に比較すると、「個人の尊厳」を基本原理とする「日本国憲法」では、戦争への深い反省の下、二度と戦争を起こさないよう、平和主義を基本原理とし、9条1項において「戦争の放棄」を唱っている。このことは、世界的にも稀に見る平和を希求する「憲法」として、国際的にも高い評価を受けている。
 にもかかわらず、多くの外国人はそのような日本の「平和憲法」自体を知らないというのが現実である。日本国憲法9条では、形式・実質を問わず一切の戦争行為を放棄し、戦争の誘引たる武力による威嚇をも放棄しているのである。このような日本の「平和憲法」を知っていれば、「小泉首相による靖国参拝は、軍国主義の復活だ」などと理不尽なこじつけ自体が起こるはずもないことは、一目瞭然である。
 確かに、外交交渉カードとして、他国は「靖国参拝問題」を無理矢理引き合いにだしているのであるかもしれない。しかし、過去の日本政府ならびに政治家の先生方、勿論現役の政治家の先生方もが、もっとこの日本の「平和憲法」を内外問わずアピールすれば、他国がこのように「靖国参拝問題」などを外交交渉カードに使うこともできないはずである。日本人でさえ、自国の「憲法」を理解していない人間が非常に多い現在、他国にアピールしないで、どのように外国人に「日本国憲法」は戦争放棄を謳った「平和憲法」なのだと知らしめることができるであろうか。「憲法」で戦争放棄を謳っているにもかかわらず、何故靖国を参拝しただけで軍国主義復活へと結びついてしまうのか、そのことの方が不自然でありこじつけとしか思えない。そして、隣国の中国や韓国で、この日本の「平和憲法」のことがあまりに知られていないこと自体、今までの日本政府ならびに日本の政治家達の怠慢であり、大きな問題ではないのか。
by seizaikai_club | 2005-06-29 21:13
<< 次なるテロのターゲットはカナダ... 主張できない日本人から主張でき... >>

「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
by seizaikai_club
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

検索
カテゴリ
タグ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧