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政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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自衛隊でクーデター?懸念すべき動きと噂

自衛隊でクーデター?懸念すべき動きと噂
2010年10月17日

 一昨日10月16日土曜日、東京の中国大使館の周囲を、民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)を先頭に、約2800人の反中市民運動家たちが包囲デモ行進をし、抗議文を中国大使館のポストに入れた。老若男女、色々な人々が集った。必ずしも思想的に同じ方向を向いている人間ばかりが集まったわけではない。だが、人海戦術という意味では多くの人々が集まった。近年稀にみる大きなデモ行進の一つとなった。

 これに対し、中国国内では、四川省成都市、陝西省西安市、河南省鄭州市などで大規模な反日デモが同日起こり、在中邦人に対し日本大使館や各地の日本領事館は注意を呼びかけた。こちらの様子を見てみると、圧倒的に若年層、学生世代の参加が多かった。現在、中国は、胡錦濤氏の後継を巡って権力闘争が水面下ではあったり、少数民族が独立運動へ向かっての暴動を画策したりしている。必ずしも中国国内は安定しているとはいえない。胡錦濤氏と温家宝氏は、中国史上を振り返ってみても、非常に優れた政治家である。しかし、この体制後、ポスト胡錦濤が、この路線を必ず継承するとは限らない。北朝鮮のような先軍政治路線を突き進む人間が継承する可能性さえある。昨今の中国海軍の動きをみていると、尖閣諸島の問題だけではなく多くの問題を抱えており懸念せずにはいられない。

 このような状況下、昨日の中国大使館包囲デモは、間違いなく中国側の活動家や政府、そして、現政権の足を引っ張りたい権力闘争かの反対勢力を刺激し、色々な意味で次のステージへ中国を動かしてしまう可能性が高い。だが、ここで問題なのは、昨日の中国大使館包囲デモ行動を煽動した人たちは、そうなることを意図的に狙っていた可能性があるということだ。中国が理不尽で暴力的な行動を起こすことを、期待しているのかもしれない。中国側が、何らかの強硬策に出た際、こちら側も強硬策を実行しようとしていると考えることもできなくはない。

 昨日の中国大使館包囲デモ行進を煽動した民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」は、あの退官に追い込まれた田母神俊雄元航空幕僚長が会長を務め2010年2月2日結成された。田母神俊雄氏は、トークも面白く自衛隊内でも人気は非常に高かった。彼を支持する自衛官は今でも多い。筋金入りの軍国主義者ではないであろうが、愛国者であることは間違いない。現在の日本の在り様に、色々な意味で強い憂慮を抱いていることは、彼の言動から読み取れる。そんな強い思いが、今回の抗議行動に繋がったのであろう。彼自身は、「中国側の抗議行動は暴力行為をもって為されているが、自分たちの行動は紳士的に行われている」と昨日の抗議行動後発言している。

 だが、ここで少々怖い噂話が聞こえてきた。自衛隊内で、226のようなクーデター計画が隠密裏に進行しているというものだ。誰が煽動しているかは定かではないが、あまりにもタイミングが良すぎる気がしないでもない。少なくとも、クーデターを画策する自衛隊青年将校たちが、田母神俊雄氏の考え方に影響されている可能性は高い。田母神俊雄氏は、誰よりも愛国心の強い方なので、非合法な方法で何かをされるような方ではないと私は信じている。だが、もし、そんな兆候が現実的に自衛隊内にあるのであれば、逆に逸る青年将校たちを、田母神俊雄氏は宥めて欲しい。

 確かに、今の日本の外交政策や政治を見ていると、尖閣諸島のことも勿論含め、決起する人々が出る気持ちはよくわかる。その上、事業仕訳で、防衛省や自衛隊でも、大きな削減がなされ、現場では精神論に頼らざるを得ないほどの人員削減が為されている。防衛大学病院でさえ専門医が大幅に解任されてしまい、患者や医務官の先生たちが大いに困っているという。自衛隊内での不満は、非常に高まっている。そのことはよく理解できる。だが、もし、クーデターを起こしてしまえば、戦後60年、日本人が築いてきた国際社会での信用が、一瞬にして失われてしまう。それでなくとも、アジア諸国は、ずっと日本人が再び軍国主義化することを懸念し続けてきた。そんなアジア諸国の件に対し、多くの日本人は、「絶対にあり得ないこと」と一蹴してきた。だが、もし逸る人々がことを起こせば、もう何も言えなくなってしまう。そのことが、日本にとって、日本人にとって、決してプラスにはならない。そんなことは、冷静に考えれば一目瞭然だ。

 いずれにしても、もし万が一、そんな動きが本当に自衛隊内であるのならば、このことが表面化する前に、国際的に報道される前に、隠密裏に沈静化する必要がある。日本政府、民主党、特に仙谷氏は、意固地にならず、肩を張らず、背伸びをせずに、余計なところで出しゃばるばかりでなく、もっと頭と心を柔軟にしなければ、結局足を掬われ取り返しのつかない大事態になりかねない。引き締めることばかりでなく、追い詰めるばかりでなく、不満を抱く人々のガス抜きをすることも、官房長官の大事な仕事の一つではないか。

 本来であれば、こういうことは、きちっとした形で記事にするべきであるが、ことは急を要するので、敢えてブログに記載することとした。何卒ご理解ください。根も葉もない噂であってくれることを心底より祈るばかりだ。
by seizaikai_club | 2010-10-17 11:54 | 自衛隊と防衛問題
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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