サイゾー8月号「ヤクザが書いた本の“本音と建前”」
2010年8月20日
今日床屋で、
月刊誌「サイゾー8月号」を読んでいたら、
「ヤクザが書いた本の“本音と建前”」という記事で、
私が昔、
担当し出版した本が評価されていた。
自分が産み落とした本が、
評価されるというのは、
我が子が褒められるようで、
なかなか嬉しいものだ。
本のタイトルは「警鐘」会津小鉄四代目 高山登久太郎著である。
暴対法が発布された当時に出した本だが、
ただのヤクザ本ではなく、
非常に内容のある本を作ることができた。
高山氏は、
既に他界されてしまったが、
なかなかの論客であり、
驚かされた。
取材のため、
京都の会津小鉄本部の図越会館や大津の高山氏の自宅に
何度も何度も足を運んだものだ。
非常に気配りの利く素敵な紳士であった。
よく本を読まれ、
勉強されていることに驚かされた。
色々なことがあった。
道中の新幹線やトイレで怖い思いもした。
だが、
今から考えると良い想い出だ。
ただ、
残念ながら、
色々な圧力により、
直ぐに絶版にしなければならなくなった。
少々理不尽であったが仕方がない。
しかし、
負けじと、
続いて、
二冊目「警鐘PartII」を出版した。
こちらは、
差別問題を取り上げた一冊だ。
残念ながら、
一冊目ほど売れなかった。
一冊目の「警鐘」は、
我ながらなかなか良いできであった。
懐かしい想い出だ。