果たして国民は知っているのか郵政改革法案の意味
2010年6月9日
亀井静香が、郵政改革法案をゴリ押しで今国会を延期してでも通そうとしている。だが、この意味を有権者は本当に知っているのであろうか? 何でもかんでも小泉憎し、小泉改革は悪のようにいうが、果たしてそうだろうか。私は、そうは思わない。
この郵政改革法案を通そうとする亀井の真意は、恨みである。小泉に対する恨み。そして、二番目が、特定郵便局の組織票を小沢一郎は手に入れたい。大きな票田であるのと、この票田は小沢の親分田中角栄が構築したものだからだ。だが、多くの有権者の皆さんは、ご存知だろうか? 特定郵便局の局長は、正式な公務員ではないのだ。そのことを逆手にとり、郵政民営化以前は、それぞれの特定郵便局の売上があろうがなかろうが、税金から多額の家賃を払っていたのだ。公務員ではないので、税金から給料はでていないというが、費目が違うだけで、実際には税金から支出していたということをご存知だろうか。
亀井は、郵政改革法案に関し、綺麗事の部分だけを公言し、重要な部分を有権者には知らせようとしない。しかも、120日以上かけて審議した郵政民営化法案を、たった半日、数時間で郵政改革法案として強行可決し、国会へと持ち込もうとしている。こんな暴挙が許されれば、もう日本の国はお終いだ。誰が、本気でこの国の未来を考えているか、誰が我欲で自分勝手な思惑で動いているか、今こそ有権者である我々国民が、目を見開いて判断しなければならないのだ。