政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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シンガポールと華人パワー

シンガポールと華人パワー
2011年5月31日

 28日土曜日昼に日本を経ち、30日夕方に帰国という強行軍でシンガポールを訪問した。訪問の理由は、アメリカ時代のルームメートで以来30年以上兄弟のように親しくしている華人、中国系インドネシア人の一番上の兄の70歳の誕生パーティーに招待されたためである。パーティーは、シンガポールのリッツカールトン1階にあるグランド・バルーン・ルームで700人以上の招待客を招き催された。

 彼のファミリーが、インドネシアでは有名なファミリーで、インドネシア経済の要を握っていることは知っていた。18年前に、スラバヤにゴルフ場をオープンした際に行ったパーティーにも招待して頂き参加したが、その際には5000人以上の招待客が列席していて驚かされたものである。今回は、700人強であったが、彼のファミリーに極めて近い人々のみが招かれたようで、世界中から華人・華僑の仲間が集まっていたという印象であった。

 18年前のパーティーでは、当時シンガポール首相であった李光耀を紹介してもらった。だが、まだ青二才であった私は、その意味の大きさを理解していなかった。今回は、李光耀元首相、吴作栋(呉作棟)前首相、李显龙(李顯龍)現首相、セラパン・ラーマ・ナザン現大統領、在シンガポール中国大使、在シンガポールインドネシア大使など名立たる人々が列席していた。それも、顔だけ出すという参加ではなく、午後7時より開始されたパーティーの終わり午後11時半過ぎまで、全員中座せずに残っていた。彼のファイミリーとの親密さを感じた。私は、1テーブル10席ずつ70テーブル以上ある会場の中、左側二列目前列から二つ目の来賓席より二つ横の非常に良い席に座らせて頂いた。お陰で、彼らVIPの様子をよく観察することができた。だが、生憎日本で言うSPが私と同じ席に着いたので、彼らの写真を撮ることは制止され叶わなかった。

 私の隣に座った、ベトナムから来たビジネス新聞社と海産物関係会社を数社経営するという華人の女社長と色々と話しをさせてもらった。彼女曰く、世界中の華人仲間の中でも、このパーティーの主催者である私の友人のファミリーは、人望的にも、経済的にも指折りだということであった。私は、今まで友人として、兄弟のように学生時代と変わらず彼とはバカをやって30年間を過ごしてきたが、どうもその様子を見た彼女たちは驚いていたようだ。知らぬが仏とは、よくいったものだ。インドネシアでは、指折り企業であり、証券取引所の株までかなりの数を持っていることは知っていた。だが、そんなに凄いとは知らなかった。

 それには理由がある。彼も、彼の兄弟たちも、まったく鼻高ではなく、いつも笑顔でスノブなところがまったくないのだ。億万長者のいやらしさが30年お付き合いしているがまったくない。それは、やはり彼等の両親も、彼らの両親が亡くなった後は、このパーティーの主賓である長男も、どん底から這い上がり家族を支えてきた立派な人たちだからであると私は思っている。頭が低く、正直で、謙虚で、非常に家族想いで、誰に対しても差別なく非常に優しいからだ。インドネシアの社会環境は、少々複雑で、経済的に恵まれ経済を動かす彼等中国系インドネシア人は、ネイティブ・インドネシアより差別されることが多く、嫉妬心から危害を加えられることさえある。よって彼等華人にとって、シンガポールは非常に安全でリラックスできる地であるとのことだ。

 私の友人も、アメリカ時代、ネイティブ・インドネシアンよりナイフで太腿を刺されたことがあった。生憎、その際彼はロスで私はサンフランシスコにいたので彼を守ることができなかった。だが、一緒に住んでいた頃は、空手などの武道をやっていた私は、彼を守るような役目も自然な中で果たしていた。彼から言われた訳でも、私からそう言ったわけでもなかったが、大学内で少林寺拳法のデモンストレーションをやったりしたことがあり、皆私が武道をしていることを知っていたので、彼と一緒にいるだけで、多少の効果はあったのかもしれない。

 話しが少々横道に逸れた。元に戻す。彼の兄が、お礼のスピーチでこんな話をしていた。「私の人生哲学は一つ、人間は独りでは生きられない。だから、皆仲良く手を合わせて、今この時を一生懸命に生きる。血が繋がっていても、繋がっていなくとも、一度ファミリーになったら、ずっとファミリー。そして、いつも笑顔を忘れない」素敵な言葉だ。私が常々思っていることと同じことを仰っていたので、非常に感激した。娘のスピーチでは、「世界中で一番優しいお父さんは、何時でも、どんな時でも、どんなことがあっても、自分たち子供は勿論、ファミリー全体を大切に思い守り、誰よりも努力して私たち皆を支えてくれる、こんなに素敵で偉大な人はいない」と涙ながらに言っていた。それは社交辞令ではなく、彼を見ていれば良く理解できることなので、こちらまでもらい泣きしてしまった。私の友人にとって、このお兄さんは、22歳上で正に父親同然である。アメリカ大学卒業式にも、父親が既に他界していたのでこのお兄さん夫妻が参加していた。私も亡父のことを思いだしてしまい、涙が止まらなかった。

 彼らの特徴は、非常に家族を大切にするということだ。これは、もう並外れている。人目を憚ることなく家族を守る。傍から見ていても素敵なことだ。それが、とってつけたような様子ではなく、心からの言動なのでこちらの心にも響く。華人や華僑の強さは、ここのところにあるのかもしれない。親を大切にし、家族を大切にする。素敵なことだ。

 これは私の私感だが、華人や華僑の人々と日系人の人々には、多くの共通点を見いだせるように思う。皆、古き良き時代である意味時計が止まっている。それは勿論良い意味である。中国人の良い部分を大切にして、華人・華僑の人々は国境なく世界中を母国としながら一生懸命生きている。日系人の人々も、古き日本人の良い部分を大切に、母国日本を離れても、日本人としての誇りを忘れず一生懸命生きている。そして、どちらも、皆謙虚で正直であるということだ。

 アメリカ時代、私は、日系人の方々と日本から来た日本人とは違うという思いで見ていたし、お付き合いしていた。日系人は、真面目で同胞である我々日本人を守ってくれる。ところが、日本から来た日本人は、日本人同士で足の引っ張り合いをする。そのことは、帰国後戦争経験のある老人と話した際に、同じようなことが軍隊の中でもあったことを聞き納得した。だが、どうも華人や華僑の彼らの中にも、同じような感情がメインランドの中国の人々へ対してはあるように今回感じた。決して誹謗中傷や悪口は言わない。だが、こんな一言にそんなことを感じた。「メインランドの人々は、国のお金だと思い、湯水のようにお金を無駄遣いする」この一言に、彼らの思いが集約されているように思えた。彼等は、やはり外国で苦労し、努力して今の地位を手に入れている。よって、謙虚なのだ。そこに彼らの強さがあるように思う。

 そんな彼らが安心して滞在できる場所がシンガポールであるそうだ。差別なく、皆優しく、襲われることもない。そして、そんなシンガポールの変容ぶりは、目を見張るものがある。マーライオンは、今や大都市に埋もれ目立たない。小さな国だが大都会だ。市民の声に耳を傾けると、色々なことがわかってきた。昔は、工事などは日本企業が中心であった。ところが、現在は、中国の企業が占める比率が圧倒的に高くなったそうだ。その理由は、格段に費用が安いとのことだ。地下鉄工事現場を見て見たが、日本企業名は清水建設の名前があった。だが、その他は全て中国企業名であった。そういう現場での労働人口比率の80%以上が、外国人だということだ。シンガポール全体に占める中国系の比率は圧倒的だが、3Kと言われるような仕事現場では、インド系の人々が多いように感じた。マーライオン前の湾は海と遮断され、湾内の水を淡水化して、水不足解消策が施されているとのことであった。また、その周囲は埋め立てられ、新しい高層ビルが乱立しカジノには多くの人々が溢れていた。カジノには、メインランド・チャイナからとインドからの人々が圧倒的に多いように感じた。一言で言えば、開発ラッシュという感じである。また、街の様子も非常に恵まれている感じであり、日本と全く変わらない。ブランドショップが乱立し、伊勢丹、高島屋などの日本系デパートもあり、日本食は超人気料理らしい。街中には、なんと牛丼の吉野家まである。北朝鮮と変わらない独裁国であるのに、こちらは非常に明るい自由経済独裁国という印象である。

 最後に、今回の旅で一番驚かされたことは、お互いバカをやっていた友が、別人のように子供や家族に対して全てを傾注し優しく、思い遣りを持って接している姿であった。非常に嬉しく思った。同時に、子供や家族の意味の大きさを実感させられた。昔の彼からは、想像がつかぬ姿であった。彼も、私に対し、まったく同じことを感じていた。数年前、彼は息子と奥さんを伴い、アメリカで彼が学んだ場所を案内して歩いたといっていた。実は、私も6年前、まったく同じことをした。

 そして、その彼の息子は20歳。私の息子は18歳、お互いに彼らが私たち同様の仲になれることを思いつつ別れた。彼の息子は、非常に素直で、好奇心旺盛で、なかなか良い息子であった。「お父さんの兄弟は、自分にとって親同然」と言って、パーティー準備に忙しい私の友人に代わって、私の面倒をよくみてくれた。またよく懐いてくれ、私も自分の息子のように感じ、非常に親しみを感じた。同時に、人の歴史を感じ、感慨深い思いがした。私たちの想い出は、息子たちへ引き継がれていくのだなと思うと胸が熱くなった。シンガポール滞在時間は36時間程度であったが、非常に意味ある素敵な時間であった。感謝、感謝、感謝。
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by seizaikai_club | 2011-05-31 10:00 | 中国関係

東電の危機管理意識今昔物語

東電の危機管理意識今昔物語
2011年5月28日

 東電の危機管理意識に大きな疑問を感じる。今の東電は人命優先という危機管理ではなく、会社存続優先の危機管理に変容してしまった。嘗て、総務が主流を務めていたころ、私は東電に出入りしていたが、あの当時の総務の危機管理意識は、日本の企業とは思えぬほど高く、実際に危機管理を多方面に渡って行っていた。ところが、今の東電、技術畑である企画室が主流の東電の対応には、昔の東電とはまったく違い、人命よりも会社存続が優先されている危機管理であることが、言動の端々に露呈している。これでは、国民を納得も説得もできない。

 嘗ては、良い意味でも、悪い意味でも、広く平等に危機管理として政治家や霞が関の役人たちとの繋がりを持っていた。そうすることで、万が一が起こった時に、初対面ではなく顔見知りということで、対応が変わってくるという楔を打っていた。ところが、現状を見ていると、今まで一心同体で同じ穴の貉であった通商産業省に帰属する原子力監視委員会とさえも、ギクシャクとした状況が露呈している。もう見るに堪えない。原子力監視委員会の面々と東電の面々の罪のなすり合い、ここにきての確執は、国民にとってはまったく意味がなく、何の生産性もない。原子力監視委員会の面々も、偉そうにいっているが鼻薬をかがされているではないか。今になって手の裏を返しても、その罪は拭えない。立入検査と言いながら、ゴルフ三昧で判を押すだけの馴れ合い体質が、こういう事態を招いた一因でもあるにもかかわらず、自分たちの責任ではないという姿勢は、言葉は悪いが胸糞悪くなる。こういう時だからこそ、的確な指導をするのが役目ではないのか。多分、それだけの実力が、実際にはないということであると私は思っている。大きな疑問を感じる。

 東電は、事故に対する危機管理よりも、会社存続のための危機管理を優先している。これは、トップの人柄に起因するところが非常に大きいように思う。人命を最優先にしないようなトップだから、こんな時期に逃げ出すことばかり考え国民を犠牲にするのだ。山一証券最後の社長の涙を思い出す。これは、日本の企業の悪い体質だ。何と責任感のないことだ。呆れ果てる。

 東電は、歴代総理大臣からはじまり、党派を超えて隈なく政治家たちや霞が関の官僚たちに鼻薬をかがせ続けてきた。メディアも例外ではない。多くの広告を出稿し、各週刊誌の編集長クラスをも接待し鼻薬をかがせている。そんな危機管理が、国民にとってはマイナスに働いている。正しい情報を得ることができず、苦しんでいる被災地の人々。結局は、一部の特権階級が良い思いをし、庶民に皺寄せがいっている。その罪は非常に重い。自らも深く反省し、関係した各界諸氏には国民の側にたつことをお願いしたい。今こそ、過ちを正し日本のシステム全てを立て直す時である。特に、電気事業行政は、一旦白紙にして建て替えるチャンスであり、そのことが全ての業界にある旧態依然とした体制を改革する切っ掛けになることを期待する。
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by seizaikai_club | 2011-05-27 08:38 | 核関連

ウェストバンクに関してのオバマ大統領の勇気ある声明

ウェストバンクに関してのオバマ大統領の勇気ある声明
2011年5月20日

 オサマ・ビンラディン掃討作戦の際のオバマ大統領の決断には、近年の歴代大統領にない勇気とリーダーシップを感じた。しかし、世間では、ビンラディンを殺害したことで批判の声が高まっていた。表面的なことだけを見ると、確かに殺害したことに問題があるように見えるが、その決断にいたる経緯を注意深くみれば、如何に勇気ある決断でありその正当性が理解できる。そのことを今回のイスラエルに対する声明で、オバマ大統領は見せ掛けでないリーダーシップであることを証明した。

 今回のウェストバンクに関しての声明でも、ただの茶番ではなくオバマ大統領が本気で、また勇気ある決断ができるリーダーであることを我々に見せてくれた。イスラエルに対して、今回の声明のような物言いをできる大統領は近年一人もいなかった。それは、アメリカの社会構造や政治構造を理解すれば理解できることだ。ピラミッドの頂点を牛耳るユダヤ系アメリカ人が、大きな影響力を持つアメリカ社会で、イスラエルを批判することは非常に勇気のいることだ。日本人が想像する以上に、これは経済的にも政治的にも大きなことだ。間違いなく、イスラエルのこれまでのパレスチニアンへ対しての言動には問題があった。戦後、イギリスが主導で、無理やりあの場所に割り込んでイスラエルという国を創設したにも関わらず、ずっと住んでいたパレスチニアンを限られた場所ウェストバンクやガザ地区に追いやり、それでも足りずに壁を立てたり無差別ミサイル攻撃をしたり、諸々の理不尽をやってきた。ユダヤ人はナチスに理不尽な行為を強いられた民族であるにも関わらず、そのことを轍とするのではなく、同じようなことをパレスチニアンに対してしてきたことは大いに問題である。そして、そのことは、中東の平和を崩している大きな原因の一つである。

 そのような状況であるにも関わらず、アメリカ社会が実質ユダヤ系アメリカ人によって動いているといっても過言でない状況にあるため、歴代の大統領はイスラエルに対し揉み手状態で、今回のようなことを言えた大統領は一人もいなかった。オバマ大統領の大統領として、国のリーダーとして資質が非常に高いことを、今回の声明は証明した。大いに評価したい。立派な大統領である。私はそう思う。
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by seizaikai_club | 2011-05-21 00:40 | アメリカ関係

メルトダウン情報隠蔽の罪の重さ

メルトダウン情報隠蔽の罪の重さ
2011年5月16日

 東京電力が、3.11津波に福島原発が襲われ電源が落ちた直後、震災16時間後より、第一原子炉がメルトダウンしていたと発表した。発表の様子を見ていると腹が立つ。政府も東京電力も、あれほど「大丈夫だ」、風評にまどわされるな、と声を荒げていたにも関わらず、2ヶ月経過し蓋を開けてみれば、政府や東京電力が発表していたことの方が嘘であったということだ。大して深刻な様子もなく、本当のことを発表しているという態度での記者会見であったが、これは国民を欺き、国益の第一義であるはずの国民の生命と財産を守るという政府の義務を著しく怠ったことになる。

 メルトダウンしている可能性が高いことは、原発関係者、政府関係者、そして、米軍の中では言われていたことだ。米軍以外では箝口令が敷かれ漏れないように故意に情報隠蔽されていた。この罪は非常に重い。当初から、盛んに言っているが、メルトダウンを米軍は日本側よりも早くに察知していた。それは、原子力空母「ロナルドレーガン」が当初福島県沖16キロ地点に停泊したにも関わらず、間髪を入れずして80キロ地点に後退した。原子力空母には、平均20名の原発専門技官が乗船している。余談だが、これは日本全体の原発専門科学者とほぼ同じ数である。勿論日本にも、放射能や原子核の専門家は沢山いる。だが、それは放射能に関する専門家という意味で原発の専門家ではないということだ。話が逸れたが、原子力空母「ロナルドレーガン」に乗船している原発専門技官が、原子力空母「ロナルドレーガン」の原発を監視している中で、福島原発のメルトダウンと臨界の危険性を早い段階で感知しての後退であった。

 だが、日本政府はアメリカ側の話に耳を傾けることもなく、マスコミもそれら日本政府の言葉ばかりを信じた。このことに関し記事で警鐘をならしたところ、心無い俄か専門家気取りの訳の分からない人々は、「何も知らないくせにバカなことをいうな。放射能を心配して空母は後退しただけだ」と言って罵倒した。だが、2ヶ月経ってみれば、東電がメルトダウンの事実を認めた。しかも、津波被害を受けた16時間後に既にメルトダウンしていたという。

 これは、大分原発ニュースが当初に比べると静かな状況になりだしている今、反応を最小限にするための作戦であったとしか思えない。そして、この罪は非常に重い。何故か? それは、3.11から約2週間、被災地や関東圏の教育施設は、正確な情報がつかめずに開校し続ける学校も多かった。中には、臨時休校にしても、子供たちが登校させたりすることもあった。だが、あの魔の2週間の空気中、地表の放射線量はどれだけ大きかったかということだ。そして、この放射線量の健康的被害を最も受けるのは子供たちである。この国の未来を背負う子供たちを危険に晒した政府ならびに東電の罪は非常に重い。「重い」という言葉ではおさまらないほどに大きい。震災から16時間後のメルトダウンを今になって発表するなどと、悪魔の仕業としか思えない。これは天災ではなく、間違いなく故意の犯罪に相当する。何故か?それは、メルトダウンした燃料棒が発生した放射能は、我々が吸っている空気に拡散されていたということだ。その後、ご丁寧に爆発までして、空気中に拡散したのだ。これは、1号機のみではなく他の原子炉でも同じことが起きている可能性が高い。現場で働く人間だけでなく、これらの空気が拡散する東日本全土に生きる全ての国民に対しての健康被害の可能性を考えると、悪夢としか思えない。このことは、国際的にも、今後大きな問題になるはずだ。危機管理意識の低さだけではなく、情報隠蔽の罪は、国内だけでなく国際的にみても非常に重い。
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by seizaikai_club | 2011-05-16 08:23 | 核関連

政府関係者も東電役員も御用学者も政治家たちも「学問のすすめ」読むべし

政府関係者も東電役員も御用学者も政治家たちも「学問のすすめ」読むべし
2011年5月13日

文字は学問をするための道具にて、例えば家を建てるに槌・鋸の入用なるがごとし。槌・鋸は普請に欠くべからざる道具なれども、その道具の名前を知るのみにて家を建つることを知らざるものはこれを大工と言うべからず。まさしくこのわけにて、文字を読むことのみを知りて物事の道理をわきまえざる者はこれを学者というべからず。いわゆる「論語よみの論語しらず」とはすなわちこれなり。(福沢諭吉著「学問のすすめ」二編 端書より)

福島原発事故以来、多くの御用学者たちがメディアに登場し、安心だ安心だと連呼している。これまさに、「原発本よみの原発しらず」なり。そう思えてならぬのは私だけか。
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by seizaikai_club | 2011-05-13 12:14 | 今日の独り言

太陽の力、太陽の思い

太陽の力、太陽の思い
2011年5月13日

 太陽の活動には複数の周期が存在するそうだ。その最も顕著なものだが、十一年周期と呼ばれる磁場反転だ。だが、最も大きな影響を地球が受ける周期は、五十年周期だと言われている。この五十周年周期の際にも、十一年周期と同じように強い太陽嵐が地球を襲う。そして、地球全域で天変地異が繰り返される。前回の一九五八年には、今回と同じような三陸地震と口永良部島で大噴火が頻発した。また、激しい太陽フレアとコロナ質量放出が発生し、アラスカのフェアバンクス市では、まるで宇宙が爆発してしまうのではなかろうかと思うほどに明るいオーロラが観測された。赤道直下の国メキシコでも、三度に渡ってオーロラが観測されたという。翌年一九五九年には室戸台風が猛威を振るい四天王寺の塔が倒壊した。翌々年の一九六○年には、静岡地震があった。実は、今年二○一一年と来年二○一二年は、正にこの五十年周期の真っただ中なのだ。五十年前とは、生活様式も社会構造も違い、地球上で人類は目を見張る進化を遂げている。コンピューターによるネットワークは、地球を細かい網の目で覆い、電子機器なくして生活は成り立たなくなった。このような状況下、NASAは五十年周期に伴う最大の太陽嵐が到来するのは二○一三年五月と予測している。一番NASAが懸念していることが、地球の周りを周回する無数の人工衛星への影響だ。電子部品の多くが太陽嵐の影響を受け破損すれば、地球規模での大パニックが起きかねないという。

 こうやって見てみると、やはり地球は太陽の影響を受けて生き続けているということだ。宗教の多くが太陽神を祀っていることも、人々が自然に地球に生きる者にとっての太陽の重要性を体得してきたからであろう。ギリシャ神話やエジプト神話、日本神話の天照大神、そして、仏教における大日如来が太陽神である。地球が悲鳴を上げているということは、太陽神が怒っているということだ。もっと単刀直入に言えば、太陽と共に生きなければならないにもかかわらず、人間がエゴで太陽の営みに逆らったために起こった震災であったのかもしれない。物質文明に翻弄され、贅沢三昧で自分勝手な個人主義を生きる私たち人間に対し、太陽神が警鐘をならしたと思えて仕方がない。
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by seizaikai_club | 2011-05-13 06:55 | 今日の独り言

東日本大震災に思うこと

 震災後、取材のため被災地に入った。言葉がないというのが正直な印象だ。涙が止まらなかった。地震の被災地というよりも戦場のようであった。想定外、予想外という言葉が盛んに紙面を踊っていたが、正に読んで字の如くである。石原慎太郎が、「天罰」という言葉を使いバッシングされていた。しかし、彼が何を言わんとしていたかは理解できる。被災者の心情を考えれば適切な言葉ではなかったかもしれない。だが、天が日本人に対し警鐘を鳴らしたように私も思う。

人工衛星から地球を眺めると、世界中で一番日本が明るく輝いている。初めて私が渡米した際一番驚かされたことは、三十五年も前のことだが、アメリカ人が電気や水を大切にしていたことだ。無駄遣いを絶対にしない。夜になると間接照明が主役で、日本の家庭のように明るくすることはない。停電も時々あった。だが、停電になっても、彼等は停電を楽しんでいた。ロウソクを立てロマンチックな一時を過ごす。文句を言うのではなく、何が起きても前向きに生活を楽しんでいた。アメリカ人のそんなところに私は驚かされた。

東日本大震災に思うこと
2011年5月13日

 そんなアメリカ人の面白い話がある。偶然ロスに出張していた時のことだ。ロス大震災に遭遇した。ホテルの部屋にいたのだが、揺れが止まり部屋の扉を開けてみると、一糸纏わぬアメリカ人男女たちが非常口に向かって走っていた。服より命ということだ。何とも解り易い。あまり後先を考えず、その場を生き抜く。それがアメリカ人の強さだ。だから、どんな苦難をも乗り越えることができる。我々が思うほど、彼らは狡賢くはない。ただ、間違いなく言えることは、感覚的に今必要なことは何かということを瞬時に判断し対応する危機管理能力がずば抜けて優れている。そんな彼らの能力が、今回の震災でも発揮された。

 震災直後、オバマ大統領の命令が下り、第七艦隊が日本列島に集結した。彼らは直ぐに状況を分析し、日本政府の許可を取らず行動に移せる三沢基地の滑走路整備を開始した。同時に、仙台空港滑走路整備を日本政府に提案し兵士三十六名を現場に待機させた。被災地への玄関口確保だ。ところが、菅総理からの許可がでない。ここが日本人の問題だ。あまりにも型にはまり過ぎ、例外的に臨機応変な行動をとることができない。その結果、後手になってしまう。原発対処に関しても同じことが言える。決まり事よりも人命最優先。そこがアメリカ人の強さだ。

 被災地を見聞しても同じことを感じた。多くの自衛官や消防隊員や警察官たちが、救援活動をしている。命令通り皆一生懸命だ。だが、その場の状況に応じ臨機応変に対応することが必要な時もある。日本人の弱点が露呈した震災でもあった。
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by seizaikai_club | 2011-05-13 06:38 | 今日の独り言

ある民主党議員の発言に唖然!!!

ある民主党議員の発言に唖然!!!
2011年5月9日

 一昨日、昨日と、ある医療系の震災チャリティーコンベンションに参加してきた。アメリカ時代より30年来の付き合いである友が、その会で講演をするのでお手伝いで同道した。

 この会で主催者のドクターを中心に、パネルディスカッションが行われた。全部で6人のパネラーが色々と議論をしていた。勿論、今回の大震災に関してだ。お二方は、整体師の方々で、医師ではないが震災直後よりボランティアとして被災地に入っていらっしゃる方々であった。さすがに、被災地で汗水流していらっしゃるだけあり、説得力のある内容であった。私も10日ごとに被災地に入っているが、被災地の様子、感情の変化を整体師という立場からの視線で、語っておられた。避難所での厳しい環境の中で、被災者たちの体調は限界を迎えているという話が、非常に印象的であった。

 その反面、非常に驚かされたのは、一人参加していた政治家、民主党のO.K.議員の話だ。パネラーの一人福島中通り地域出身の元野球選手中畑清氏が、単刀直入に政府の動きに関しての疑問を質問した。その問いに返ってきた答えに驚かされたと同時に、憤りさえ感じた。要約すると、国会の場で福島原発の問題や浜岡原発停止問題を取り上げると、直ぐに東電の幹部社員たちがそれぞれの議員に圧力を掛けてくる。故に、国会の場でなかなか原発問題を本音で議論できないと仰ったのだ。驚いた。

 我々国民は、自民党の金権体質や天下り体質、そして、企業や業界との癒着体質に辟易として、民主党を選挙で選んだ。にも関わらず、この国家の一大事に当たり、一企業である東電からの圧力があるため、皆議員たちは国会の場で議論をできないというのだ。耳を疑った。自民党時代と何ら変わらないではないか。そもそも、政治家の役目は、言論の府国会で議論を闘わせることではないか。そして、国益の第一義は、国民の生命と財産を守ることではないか。民主党議員というのは、政治の基本中の基本であるこういう当たり前のことをまったく理解していないのだなと実感させられた。

 政治は、飯事や茶番ではない。政治家は、職業でもない。多分、この議員は、そういうことがあるのだということを我々に内部告発したつもりなのかもしれない。まあ、その勇気は認めるとしても、それであっても政治家としての資質を疑う。その証拠に、彼はその後一生懸命医療問題の矛盾点を論じていたが、場違いであり、票稼ぎにしか思えず、呆れて開いた口が塞がらなかった。お笑いだ。

 そもそも、中畑の質問の導入内容は、郡山市内の全ての学校の校庭の土を除去した問題に関してであった。その答えとして、この議員は、行政と政府と足並みがそろっていないので、というような発言から上記の内容の呆れた言い訳になった。だが、考えて頂きたい。前にも書いたが、汚染された土を校庭から剥ぎ取り、その校庭の片隅に積み上げブルーシートをかぶせておくなどということは、これ以上バカげたことはない。雨が降ったら集めた汚染土は校庭に流れ出て、削ぎ取る前より濃度の高い汚染土となることは、専門家でなくとも理解できる。放射能というのは花粉のようなもので、地表に蓄積されるのであるから。自治体が、子供たちのことを考えやったことは想像がつく。実際にそうだ。だが郡山市は、その汚染土の処理に困った。私は、福島原発へ持って行けばよいとある民主党代議士に提案した。だが、一蹴された。その理由が、まったくの他人事である。運んでくれるトラックがないというのだ。そうではないだろう。運んでくれるトラックがいなければ、危険手当を支払い、作業後に使用したトラックは買い替えるぐらいのことをすれば、必ずやってくれる業者は現れる。政府が率先してするべきである。何故なら、国の未来を託す子供たちの健康に関わる問題だからだ。それこそが、リーダーシップであり政府のするべきことではないか。自治体は、県民、市民の健康を考え、迷うことなく動いた。にも関わらず、政府の受け皿がないがために、全てが二の足を踏み茶番と化している。パフォーマンスとまで言われてしまう。足を引っ張る心無いコメンテーターまでいる。本当に、この政府は末期的ではなく、既に破綻していると言いたい。ビンラディン掃討作戦におけるオバマ大統領の言動と比較すると、リーダーシップのレベルの違いを実感させられる。ここのところに、この国の不幸がある。

 東電から圧力を掛けられるという言い訳をするということは、そもそも東電に食べられない菓子箱を貰っている民主党議員が多いということを言っているようなものだ。自民党時代とまったく変わらないではないか。それどころか、決断力、判断力が劣っている分、国民にとっては不幸この上ない。政治は、見掛けだけのパフォーマンスだけではダメなのだ。本気で掛からなければ。特に、今回の大震災のような大きな危機にあたっては、本気で対処しなければ。そして、国民の生命と財産を守るということを最優先にしなければ。国民は、この国を信用しなくなってしまうだけではなく、絶望感に突き落とされ、経済までもを衰退させてしまう。結局は、総理に強いリーダーシップが有るや否やで、国の在り様を左右することになる。そうやって考えると、どうも絶望感しか感じられない。私利私欲を捨て、捨て身でことにあたる姿こそが、人々の心に響き、人を動かし国を動かす。今いる政治家たちの政治家としての資質自体に大きな疑問を感じざるを得ない。国民は、これだけ一丸となり震災を前向きに捉え頑張っているのに、政治は真逆としか思えない。本当に、いい加減にして頂きたい。
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by seizaikai_club | 2011-05-09 09:05 | 政治

河野太郎「ごまめの歯ぎしり」 浜岡原発

......ごまめの歯ぎしり メールマガジン版......
       衆議院議員 河野太郎の国会日記
===========================================================
河野太郎のツィッターはこちらから! @konotarogomame

ようやく浜岡原発の停止を政府が要請した。残りの原発に関して
もきちんとしたストレステストをすべきだ。そして自民党として
も、今回の政府の要請を評価し、後押しをしなければならない。


経産省のいわば主流の課長から、報道されている東電救済案は、
税金投入をしたくない財務省主導の案で、経産省としては東電を
何が何でも守る気持ちはないとの打ち明け話。ただ、このままい
けば、民主党対東京電力の戦いは東京電力が勝つだろうと、彼は
個人的には思っているらしい。

財務省は、一義的に東電の責任にして、交付国債で逃げておいて
百年かけてもそれを返却させるということで、財政出動を避けよ
うとしている。

財務省は当然に、金融機関に対して、これまでの貸し手責任は問
わないから東電を支援しろと要請しているはずで、その担保とし
て、株主責任は問わないことにするだろう(株主でさえ責任を問
われないのに、金融機関が責任を問われることはないだろう)。

財務省は、損害賠償を財政で負担することにさえならなければな
んでもよい。電力料金が値上げされようが、電力会社がこれから
つくる「保険」で、既に起こってしまった事故の賠償を、後出し
じゃんけんで払うことにしようがどうでもいいのだ。

財務省からしてみれば、監査法人がどう対応するかだろう。いや
いや、監査法人にどう対応させるかだと思っているかもしれない
が。

りそなやJALと同じようなあやまちが繰り返されることになる
のだろうか。またしても監査法人のありかたが問われる。


そもそも賠償金どころか廃炉費用もわからない状況で、決算を出
せるのだろうか。当然に、決算はまず、3ヶ月延期されるべきだ
ろうし、その時点でも上場廃止はまぬがれないだろう。野田大臣
が監査法人に圧力をかけますというならば別だが。

廃炉に10兆円ちかく、損害賠償にも少なくとも同じぐらいの費
用がかかるかもしれないが、確定的なことはなにもわからないと
いう企業が、上場を継続する意味があるだろうか。

上場廃止になったとしても、東電が市場で資金調達ができなくな
り、株主が株を容易に売買できなくなるというだけだ。上場を継
続したからといって、今の状況で、市場で資金調達ができるとは
思えない。

東電は、JALと違って顧客が逃げないのだから、上場廃止にな
っても国が資金調達を保証して、電力供給を続けさせればよい。

いずれにしろ廃炉費用と賠償を考えると、東電をカラにしてもお
金は足りそうもなく、国民負担は避けられないが、東電救済、株
主と金融機関の責任も問わない現在の政府案ではだめだ。

◆河野太郎「ごまめの歯ぎしり」より転載◆
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by seizaikai_club | 2011-05-06 22:06 | 核関連

ビンラディン暗殺作戦「ジェロニモ」の全容が見えてきた

ビンラディン暗殺作戦「ジェロニモ」の全容が見えてきた
2011年5月5日

 近年CIAの不必要論が盛んになり、そもそもCIAを手足のように使える大統領は少なかった。ここ暫くの大統領の中では、パパブッシュぐらいであった。今回の作戦状況を注視してみると、オバマ大統領もCIAを手足のごとく、独走させることなく、軍やFBIなど他の機関と協力して行動させることを成功させた稀有な大統領であるように思う。

 今回の作戦が、ブッシュ・ジュニア時代のビンラディン掃討作戦と一番の違うところは、CIAを手足のごとく使いこなし、大統領がCIAに翻弄されずに作戦を総掛かりで一丸となり実行できたということだ。歴史的に、今回の作戦と非常に類似している作戦は、パパブッシュ時代に成功した、ノリエガ将軍逮捕劇である。俗にいうパナマ侵攻だ。これは、この俗名を見てもわかるように、軍事行動に近い位置づけがされた作戦であった。国際法を完全に無視し、作戦は決行されノリエガ逮捕に成功した。

 余談だが、私の学友が逮捕劇に参加していた。ペルーから留学していた私の学友が、ノリエガ逮捕の映像にCIAエージェントとして写っていたことが、私や大学時代の仲間内では衝撃的であった。何故なら、会計学専攻だった彼は財務省のスペシャルエージェントすなわちシークレットサービスに卒業と同時にスカウトされて成ったのは知っていた。だが、CIAのエージェントに転属していたとは知らされていなかったからだ。実際にはCIAとの二足の草鞋を履いていたようだ。何故なら、彼はノリエガが喋る言語を母国としていたので、また財務省スペシャルエージェントとして、麻薬や通貨に関する逮捕権を有していたという二つの理由で、極秘エージェントとしてノリエガの近辺に入り込み潜伏捜査をしていたのだ。その後、身の安全を考慮したアメリカ政府は、彼を含め逮捕劇に関わった人々とその家族を、保護プログラム下においた。以来、彼とは音信不通である。話を戻すことにする。

 ノリエガ将軍逮捕劇は、パナマ侵攻と名付けられた通り、軍事行動の色合いが非常に濃い作戦だ。勿論、軍が動いた。また、今回と類似している点は、CIAがトップに立ち総司令役を演じていた。何故ならば、彼らが情報収集活動をパナマ国内でしており、縄張り争いではないが早い者勝ちということで、ノリエガ情報の確証を得たのがCIAであったからだ。また、パパブッシュは、CIAを完全に掌握し手足のように使用することができた大統領の一人で、大統領との間にも信頼関係が成り立っていたからだ。この作戦の特徴的なことは、CIAが主導権をとっただけに、非合法なこともお構いなしで行われた作戦であったということだ。国際法を無視しての、奇襲攻撃であった。勿論、事前通告はなく、急襲での作戦だ。

 今回のビンラディン掃討作戦「ジェロニモ」も、パナマ侵攻に酷似している。パキスタンには事前通告せず、国際法をも無視している。勿論、大統領はそういう作戦であることを知っていて承認している。だが、成功させることを最優先にした。その最大の理由は、人命優先である。そのためには、ターゲットの生死にはこだわらないという作戦であったということだ。

 今回、何故内陸部の作戦なのにシールズであったかという疑問を持つ人がいるが、イランはデルタフォース、アフガンはシールズと縄張りをつくっているからという声も聞こえるが、私はそうではないと思う。何故シールズになったかの理由は二つあり、一つは、作戦現場本部、拠点が陸上ではなく公海に停泊する空母カールビンソンに置かれたこと、それと軍部総司令官が海軍大将であったことだと思う。

 最後に、CIAが主導権をとると、何故非合法作戦になるのであろうか? その答えは簡単だ。CIA自体が非合法組織であるからだ。法的には、彼らに逮捕権や武器携帯権は与えられておらず、非合法活動が可能な諜報機関として成立しているからに他ならない。故に、彼らに合法か否かという意識は薄い。作戦を成功させるか否か、結果を得られるか否かしかないからである。こうやってみていくと、今回の作戦は、パナマ侵攻同様軍事作戦色の非常に強い作戦であったということが言える。アメリカ軍の基本では、軍の存在定義の一番にサバイバルがあるので、拘束よりも自分と味方の命を最優先することとなってしまう。結果、生死を問わぬ作戦成功が命令されている場合、殺害してしまう可能性は自然と高くなるのだ。また、CIAは、パキスタンとビンラディン側との関係について公表できない核心情報を入手していた可能性が高く、パキスタンを追い込まないという意識が、強く働いたことが推測できる。いずれにしても、驚きの奇襲作戦であった。

 ただ、私の中で一つだけ疑問がある。それは、本当にビンラディンを殺害したのであろうかということだ。殺害したということにして、身柄を確保しているのではないかと思えて仕方がない。その理由は、アメリカ政府としては、アルカイダの情報を得るには、ビンラディン以上の人物はいない。その宝を、簡単に殺害してしまったであろうかということだ。傍にいた妻が生きているということなので、目撃者を残しているというのは不自然な気もするが、今は暴動制圧弾のようなものもあり、マシンがのマガジンにテープで印をつけて、現場の状況に応じてマガジンごと入れ替え、実弾と制圧弾を使い分ける訓練は、シールズなどの特殊部隊は受けている。また制圧弾の威力は強く、あの距離で当たれば卒倒する。死んだように見える。当然打撲も起こし、15分程度は気絶した状態が続く。制圧弾によっては赤い血と同じような色を使用しているものもあるので、死んだように見せ身柄を確保することは物理的には充分可能だ。ノリエガの場合は、行き着くところ、結局は麻薬であった。故に、裁判に掛けられ今でもアメリカ国内の収容所に収監されている。案件としては単純な案件であった。しかし、ビンラディンはテロリストだ。人命を理不尽に奪うことで、多くの自分勝手な益を得ていた。そう簡単に殺さない気がしてならない。
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by seizaikai_club | 2011-05-05 17:42 | テロリズム

「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
by seizaikai_club
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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