政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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校長が教え子を脅迫: 大人が子供をダメにする時代

校長が教え子を脅迫: 大人が子供をダメにする時代
2008年3月13日

 嘗て、大人は子供達の手本となり、尊敬される存在であった。しかし、既に、それも過去のこと。聖職といわれ、地域からも、親からも、そして、子供達からも尊敬され手本となっていた教師までもが、煩悩に明け暮れる魑魅魍魎と化してしまった。世も末である。

 埼玉県警捜査1課は、今月8日、交際していた20代の元教え子の女性に対し、「人を殺すことは平気だよ」などとメールを送っていたとして、同県川口市立川口高校市川和夫校長(56歳)を、脅迫容疑で逮捕した。卒業式当日の出来事であった。

 まるで携帯電話を使うこと自体が悪いことのように吹聴し、使用禁止にする教師や学校が多い。しかし、携帯電話には、優れた機能も多くある。例えば、GPS機能などは、誘拐にあったり、遭難したり、迷子になったりした場合、役に立つ機能である。その反面、出会い系サイトやエッチ系サイトなどの氾濫により、子供達に悪影響を与える可能性が高いことも否めない。各学校で、携帯電話の使用に関しては賛否両論あり、意見が分かれている。対応策も学校によって異なる。だが、基本は、携帯電話を使う人間のモラルの問題だ。そのことを忘れてはならない。まったく問題なく、人にも迷惑を掛けずに使っている人間の方が、圧倒的に多いのも事実だ。

 個人的な嫉妬心にまかせ、被害者の母校の校長が、携帯電話で脅迫していたというのだから呆れ返る。しかも、晴れの卒業式当日に逮捕されるという前代未聞の事件だ。

 この事件から、一つ分かったことがある。何故、あれだけ学校や教師達が、携帯電話の使用を制限しようとするのかという理由だ。自分達が、後ろ指指されるようなことを、携帯電話を使用してやっているから、必死に禁止するのだということに違いない。また、携帯電話を使うことで、自分達の教え子達が、違う男のモノになってしまうことに嫉妬してのことかもしれない。今回の事件は、そう世間から思われても仕方がないような、破廉恥な事件だ。

 大体、教職にある人間が、冗談でも「人を殺すのは平気だよ」などと言ってはならない。校長どころか教員としての資格もない。それは、男と女である。恋愛感情が起こることもあるであろう。だが、普通の場合、当然のことながら、教師の方が生徒より優位な立場にたっている。そのような威圧的な立場にある大人が、まだ経験もない子供である生徒を誑かすなど、もってのほかである。教師としてだけではなく、人として最低な行為である。こんなことが起こるようでは、保護者は何を信じて大事な子供達を学校に預けたらよいのやら、まったく分からなくなってしまう。この事件は、実は世紀末的な大きな出来事である。日本の教育現場がここまで荒廃しているということは、日本の未来自体が危ういということになるからだ。

 子供達は、太古の昔から、大人達の立ち居振る舞いを真似て成長していく。大人の立ち居振る舞いが素敵であれば、何も押し付けなくとも、子供達はそんな素敵な大人の立ち居振る舞いを真似し身に付ける。嘗て、日本人の大人達は、粋でいなせな姿を子供達に晒すことで、自分の子供達だけでなく、日本中の子供達を魅了しながら子供達を守り、成長させていた。ところが、現代は、まったく逆である。子供達は、教職員をも含め大人達の姿を模範にすることなどない。それどころか、大人の立ち居振る舞いを見聞し、絶望感を抱き、生きる目標さえ失っている場合が多いように思う。その結果、自己中心的になり、他人や周囲を慮る気遣いさえ知らず、多くの人々を傷付け、自分も傷付く。それが、日本の子供達の現状である。悲しいことだ。

 しかし、それも、我々大人の責任だ。よく、「今の子供達は・・・」と分かったようなことをのたまう大人がいる。だが、実は、大間違いである。分かってないのは大人の方で、行儀が悪いのも大人の方だ。大人の行儀が悪ければ、子供の行儀が悪くなって当たり前。子供達の言動を見て子供達を批判するのではなく、我が身を見ているように思い反省しなければならないのは多くの大人の方である。「今の大人達は・・・」といわれぬよう、我々大人達こそが、褌の紐を締めなおさなければならない。

 今がきっと、不良大人の多さがピークに達している時期のような気がする。団塊の世代である。確かに、日本の高度経済成長を支え、今の日本を作る一助になってくれたことは間違いない。だが、体制批判に明け暮れた学生運動を封印し、バナナを食べることを目標に、形振り構わず金儲けに奔走した団塊の世代。彼らの頑張りのお陰で、バナナは手に入れた。世界第2位の経済大国という勲章も手にした。しかし、その代償として、日本人としての精神性を捨ててしまったような気がしてならない。その延長線上に、今の子供達がいる。私には、そんな風に思える。やはり、一番の犠牲者は子供達なのである。そのことは、いつの時代も不変である。だからこそ、我々大人は、今こそ、この国の未来を見据え、肝を据える必要があるように思う。
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by seizaikai_club | 2008-03-13 15:34 | 教育
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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