政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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有権者置き去りの大阪府知事選挙に思うこと

有権者置き去りの大阪府知事選挙に思うこと
2007年12月14日

 来年1月10日公示1月27日投開票の大阪府知事選挙に、テレビで人気の橋下徹(はしもと・とおる)弁護士(38歳)が出馬する意向を表明した。彼が現在作成しているマニフェストを検討した後、自民党が公認するということだ。しかし、それは形式的なことで、事実上自民党公認での出馬表明だ。

 少し前まで出馬はないとマスコミに言っていたにも関わらず一転した理由は、テレビ出演ならびに弁護士活動の調整ということであった。それはそれで構わない。テレビ出演を続ける、ということもそれで知事の仕事にプラスになるのならば一向に構わない。ただ、今回の大阪府知事選挙に於いて、自民党、民主党、公明党、共産党が推薦する候補者の顔ぶれを見て、少々疑問を感じる。何故ならば、皆、大学教授だの弁護士ばかりだからだ。

 民主党は、大阪大大学院工学研究科の熊谷貞俊(くまがい・さだとし)教授(62歳)を推薦し、本人も出馬表明をした。共産党は、弁護士の梅田章二(うめだ・しょうじ)氏(57)の推薦を早くから決めていた。いずれも、教授だの弁護士である。彼らが悪いと言っているのではない。ただ、知事としての資質が本当にあるのか、ということに疑問を感じているだけだ。

 知事とは、同じ政治家でも、代議士や参議院議員など国会議員とは少々職務内容が違う。日本の地方自治体は、大統領制のようなものである。即ち、知事には政治家としての資質だけでなく、経営者としての資質も望まれるのだ。知事とは、それぞれの都道府県の最高責任者でありながら、同時に都庁、道庁、府庁、県庁職員を司る経営者、会社でいえば社長のような立場でもある。実は、この経営者としての力量が、知事の仕事にとっては非常に大きな割合になる。自社の社員を統率できずして、よい業務を為せるわけがない。そこが非常に難しいところである。

 有権者から選ばれ付託をうける知事でありながら、半分は有権者、半分は都道府県庁職員へ向いていなければならない、という複雑な立場にあるのだ。有権者にばかり顔が向いていれば、実務の部分で職員が言うことをきかない。そうなれば、どんなに良いことを為そうとしても実行できないことになる。逆に、職員の方にばかり顔が向いていれば、有権者を裏切ることになってしまう。このような難しい状況であるのだから、本来、議会が有権者の代表者として、もっと発言権も含めた権限や役割を果たすべきである。だが、現状、どこの自治体においても、議会や議長は、非常に形式的なものになってしまっている。ここのところに、今の日本の地方自治制度に問題があるように思う。

 少々話が横道にそれてしまったが、ということで、知事には、政治家としての資質のみならず経営者としての資質が望まれる。だとすると、経営経験のない学者や弁護士に知事の仕事が務まるのであろうか? 非常に大きな疑問を感じざるを得ない。

 大体、今回の大阪府知事選挙における各政党の体制を見ていると、有権者のことなど何も考えていない。兎に角、勝つことだけを考えて推薦候補を選んでいるようにしか思えない。知名度や人気のある人間を推薦し、何としても勝とうという思惑が余りにも露骨である。わかっていても腹立たしい。何故なら、知事を選ぶということは、その後のその地域の在り方を左右する大切な選挙だからだ。大阪府を立ち直らせるも、ダメにするも知事の手腕に掛かっている。にもかかわらず、どの政党も自分達の思惑だけで全てを進めているようにしか思えない。知事とは、地味だが遣り甲斐のある大きな仕事である。それだけに、人気だけではどうにもならないところがある。

 確かに、宮崎の東国原知事もタレントである。知事就任後も、テレビ等に多々出演している。しかし、彼は、立候補するに当たって、二束の草鞋ではなく政治家を目指すことに専念していた。そして、知事に就任してからも、宮崎の発展のためにテレビ出演等はしているが、きっちりと線引きをしてそのような活動をしているように見受けられる。ここのとことろが、非常に大切なところである。

 橋下弁護士も真面目な努力家だと聞き及ぶ。だが、今回の仕事調整のため立候補表明を隠していた様子をみると、少々違うような気がする。大阪府のために、広告マンとしてテレビなどのメディアへの出演もキープしようとしているのであろうが、誰の目にも東国原知事とは違い、二束の草鞋を履こうとしていることは一目瞭然である。ここのところが、実は非常に大きな問題である。そして、このことが選挙にも大きく影響することは、間違いない。苦戦を強いられることになるであろう。ただ、対抗馬も、ある意味似たり寄ったりである。そのような状況を考えると、橋下弁護士が優位に立てるのかもしれない。だが、その場合、投票率は低くなる可能性が高い。どちらにしても、これからの各候補者の立ち居振る舞いを見守る必要があることは間違いない。
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by seizaikai_club | 2007-12-14 18:42 | 政治
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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