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政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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野球のオリンピック地区予選大会を観て思ったこと

野球のオリンピック地区予選大会を観て思ったこと
2007年12月13日

 先日、星野監督率いる野球のオリンピック日本代表チームが、北京オリンピック・アジア予選で無事勝ち残り優勝を決め、北京オリンピックへの出場を決めた。喜ばしいことだ。一時は、瞬間視聴率が40%を超えたということで、国民の期待も大きいことが窺える。

 ただ、気になることが幾つかある。一つは、その出場資格の獲得方法である。前回のオリンピックを思い出してみると、オリンピック自体で、色々な国々と対戦していたように思う。ところが、今回の北京オリンピックでは、予選の段階で地区ごとの代表が決まってしまうという。単純に考えると、オリンピックでは決勝戦だけをするのではないかという風に感じてしまう。記憶が正しければ、前回のオリンピックでは、オリンピック自体で同地域の韓国やオーストラリアとも対戦していた。だが、今回は、もう同地区のチームとの対戦はないということのように思える。どうも腑に落ちず、調べてみた。すると、必ずしもそうでないことがわかった。

 北京オリンピック出場枠は、8カ国だそうだ。予選7カ国と開催国中国の枠で、合計8カ国ということになっている。

 まず、アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アジアの三地域で、それぞれの地区予選を開催し、それらの地区予選で優勝したチームが北京オリンピックへの出場権を獲得する。アメリカ大陸は、北と南に分かれているからか、何故か1位と2位が出場権を獲得できることになっている。それなら、北米、南米に分けたらよさそうな気がするが、野球母国アメリカは、優位にチャンスを持てるということなのかもしれない。少々不公平な気もするが。どちらにしても、これら地区予選によって、4チームが出場権を獲得することになる。ここまでが、既に終わっている。結果として、アメリカ、キューバ、オランダ、日本が、北京オリンピック出場権を逸早く獲得した。

 それでは、中国を除いた残りの三枠は、どのようにして決めるのかということが、次なる疑問である。それは、アメリカ大陸地区予選での3位4位、それ以外の地区予選で2位3位のチームの6チームに加え、オセアニアから1カ国、アフリカから1カ国を加えた合計8カ国の8チームによって、世界最終予選が行われる。事実上の地区予選における敗者復活戦的な意味合いが濃い。この世界最終予選の上位1位2位3位が、残りの出場権を得るということのようだ。よって、北京オリンピックに於いても、前回のオリンピック同様、同地区同士の対決ということも有り得るということになる。

 もう一つ、私には気になったことがあった。それは、ユニホームに貼られたパッチのことだ。日本のチームは、前回のオリンピックでも感じたのだが、ずば抜けて素敵なユニホームを身に着けている。デザインもさることながら、素材も、機能性も抜群である。ある意味、浮き立っている。だが、それだけではなく、日本代表チームのユニホームが浮き立っていることがある。それは、ユニホームのあちらこちらに貼られたスポンサーのパッチだ。確かに、国家の威信にかけ闘う日本代表チームを、スポンサー企業は資金的に支えているのであろう。だから、多少の宣伝になるパッチは当然といえば当然なのかもしれない。全日本野球会議も、支援企業獲得のためにパッチを商品にしているのかもしれない。

 しかし、オリンピックはプロ野球ではない。また、他の国々のチームが同じように企業広告パッチを貼っているであろうか? 私が見ていた限りでは、他国のチームが企業広告パッチを貼っていることは確認できなかった。確かに、ロス・オリンピック以来、民営化されたオリンピックは、それまでのオリンピックとは異なる変貌を遂げてきた。それでも、やはり行儀よく、ということは参加する全ての国々が心掛けるべきことではないか。

 球場に広告を出すのはよい。テレビの宣伝で、オリンピック代表チームの映像を出すのも構わない。また、スポンサーをしていることを大々的に宣伝するのも構わない。だが、アマチュア・スポーツの祭典、オリンピックの代表チームのユニホームに、企業広告パッチを貼るのは如何なものか? お金を出せば、その代価として宣伝が許されることは、資本主義社会では当たり前のことである。だが、大きな利益を得ている大企業が、社会還元の一貫として、国の代表チームに資金援助するのは日本国に帰属する企業として当たり前のことである。どうも、品がない。折角、スポンサーをしているのなら、企業広告パッチなど貼らなくともよい。そんなことをしなくとも、そのことを国民には他の手段で認識させることはできる。その方がスマートであるし、より効果的であると私は思う。今の日本代表チームのユニホームは、どんなに高価で最先端の素材であっても、格好良さでは泥臭い他のチームのユニホームに負けている。モノが溢れる物質文明を文字通り突き進む日本らしい、という印象である。

 お金を出せば、良いものが作れるのは当たり前。だからといって、その豊かな資金力を見せびらかすようなパッチ広告は、国際試合においては余りにも品がないような気がしてならない。皆さんは、どのようにお考えか。
by seizaikai_club | 2007-12-13 12:25 | 今日の独り言
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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