政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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秘書の力量・才覚が政治家の運気をも左右

秘書の力量・才覚が政治家の運気をも左右
2006年12月14日

 郵政造反議員復党以来、安倍政権と自民党の支持率が急減している。自民党執行部の多くの古株議員は、「支持率の上下は世の常、気にすることではない」また、「今までが、良過ぎただけ」などと負け惜しみを言っている。しかし、本当にそうであろうか。非常に大きな疑問が残る。

 一昔前であれば、そういうことも言えたかもしれない。しかし、小泉前政権によって、国民は目を覚ました。そのことを忘れると、手痛いしっぺ返しを被ることにもなりかねない。先の郵政解散総選挙では、今までの自民党的選挙戦とは違い、政策論争に根ざした選挙戦へと変革した。それは、選挙方法というテクニカルな部分も多少はあるが、国民の意識を変革させたということの方が大きかった。そのことは目に見えないことなので、多くの自民党古参議員達は、その辺の見識を誤っている。言い方を変えれば、国民を馬鹿にしていると言っても過言ではない。もう、自民党が戦後60年繰り返してきた政治手法は通用しない。有権者は、組織の言いなりになり、操り人形に成り下がったりはしない。そのことを見誤れば、来年の参議員選挙で自民党は大敗するであろう。有権者である国民の政治に対する意識の変化が、郵政造反議員復党以後の安倍政権と自民党への支持率に表れていることは間違いない。

 安倍政権の支持率低下には、もう一つ原因がある。それは、秘書である。小泉前首相と安倍首相の大きな違い、それは性格やら人間性も当然のことながらある。また、それぞれが育った環境や政治家としてのこれまでに積み重ねてきた歴史や彼らの背景や環境に寄るところも大きい。だが、一番大きな違いは、秘書である。

 確かに、小泉前首相は、非常に勇気があり、ある意味独裁者的な強さを持っていた戦後政治の中でも際立った特異な存在であった。ああいう性質の政治家は、大抵の場合、永田町という魑魅魍魎が巣喰う魔界では、異端児として窓際に追いやられてしまうものだ。ところが、首相の座を手にした小泉氏は、彼の特異な性質を、一転効果的に作用させ人々の支持を得ることに成功した。非常に稀なケースであった。

 安倍首相の政治家としての資質も、勿論劣ってはいない。安倍首相も優れた政治家だ。ただ、大分、小泉氏とは違う。安倍首相は、強さも持ち、強運も持ち、強い支持基盤も持っている。だが、根底の部分で良識人であり、ある意味紳士なのである。悪い言い方をすれば、お坊ちゃんであり、シガラミを多く背負ってしまっている。しかし、そういうことは、普通永田町ではプラスに働くことが多い。安倍首相の場合も、今まではそうであった。ところが、首相に就任したと同時に、そのようなシガラミが足枷になり暗転してしまった感が否めない。

 当初は、非常に良かった。北朝鮮の核実験、訪中、訪韓等チャンスを手にし、予想以上に強運であるように思えた。しかし、時が経つにつれ、そのメッキが剥がれてきてしまった気がする。メッキが剥がれたといっても、安倍氏がまがい物という意味ではない。安倍氏は、本物の良い政治家であると私は思っている。ただ、政治家というのは、一人ではどうにもならないのだ。小泉前首相以上にシガラミがあるのであれば、それを周囲の人間すなわち秘書が、調整し露払いをすれば良いだけのことである。簡単なことのように聞こえるが、実はこの裏舞台が政治の本舞台なのである。裏を上手く調整できる政治家が、大物政治家として世間から認知されることになることは、歴史が証明している。そして、その裏舞台を仕切るのが、縁の下の力持ちである秘書の仕事なのだ。

 政治家の運命は、秘書次第と言っても過言ではない。小泉前首相の強さは、やはり飯島秘書官の存在にあった。そのことは、誰もが認める事実である。勿論、小泉前首相の力量や勇気も素晴らしかった。しかし、その小泉前首相の思いを遂げさせるために、どれだけ水面下で飯島秘書官が調整や根回しをしていたことか。それは、腕力や強引さだけではダメなのだ。緻密な計算と、人をたらしこむ才覚がなければならないのだ。そういう意味では、小泉-飯島コンビは、戦後の日本政治に於いて、最高の二人三脚であったように思う。故田中角栄氏と早坂秘書とのコンビなども有名であるし、故竹下登氏と青木秘書(現参議院議員)とのコンビも名コンビであることは間違いない。日本の戦後政治を動かしてきた。しかし、小泉氏と飯島秘書とのコンビには、どのコンビも敵わない。私は、そう思う。

 残念ながら、安倍首相は、この部分で小泉氏に敵わない。安倍首相の井上義行秘書官も立派な方であろう。しかし、やはり飯島氏には敵わない。そして、安倍氏と秘書の関係も、小泉氏と飯島氏の関係には敵わない。小泉氏と飯島氏があれだけ緊密な関係を築けた大きな要因の一つに、小泉氏が男鰥夫(おとこやもめ)であったことがあると私は思っている。小泉氏が独り身だからこそ、飯島氏との連携を緊密に築き続けることができたのだ。という意味では、小泉-飯島コンビに敵うコンビはないということになる。

 政権下、いくら閣僚達が総理の仲間であり配下であると言っても、所詮身内ではなく連合軍でしかない。100%の信頼をもつことはできない。そうなれば、水面下での調整を任せても、必ずしも総理の思惑通りにことが運ぶとは限らない確立もでてくるといえる。だが、秘書が、水面下での調整をし、露払いをしてくれれば、それは限りなく100%に近い状態で、総理の思惑を現実のものとすることも可能になる。ここのところが、小泉首相と安倍首相の大きな違いであり、国民の支持率が低下しだした原因の一つであると思う。当然のことながら、国民は、そんなことは知らない。しかし、上記したような小泉体制と安倍体制の違いが、結果として支持率に表れていることは間違いない。これからが、安倍氏の首相としての正念場である。今後の、井上義行秘書官による水面下での活躍に期待したい。
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by seizaikai_club | 2006-12-14 11:13 | 政治
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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