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政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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参議院選挙前の陰謀と橋下市長慰安婦問題発言

参議院選挙前の陰謀と橋下市長慰安婦問題発言

 五月十三日、突然橋下大阪市長が慰安婦問題発言をぶら下がり会見で行い、波紋を呼び騒然となった。
 最初から、この報道は陰謀だと解っていた。何故なら選挙前のこの時期である。橋下人気や維新人気を崩そうとする、反橋本、反維新の会の者達の仕業であることは明白だ。維新の会の一人勝ちにしたくないのだ。
  彼らの意に反し、選挙は自民党が参議院でも議席数を大幅に増やすだろう。
  残念なのは、アジェンダで判断せず、思想信条で結論をだし、結局選挙を優先したみんなの党だ。
  歴史を繙いてみると、例外なくマスコミが火付け役で、巨大勢力に反発し選挙の流れを変える。そこには、国益を守るという正義感など微塵もない。
  ただの反骨精神で大勢批判し、追い落とすという理不尽なジャーナリズムだけが存在する。
  古今東西万国共通今昔を問わず、陰謀には方程式がある。その方程式を解いてみれば、陰謀の黒幕が解明できる。今回のケースも、例外ではない。
  だが一旦人の口に火が点いてしまうと、その火消しは容易でない。そうなると、白のモノも黒ということになってしまう。そういう理不尽な報道が、どれだけ日本国民の国益を損なうか、強い憤りを覚える。
  そもそも今回の橋下発言の一字一句を逃さず読み返せば、彼が一つも間違ったことを言っていないことは一目瞭然だ。
  敢えて問題と言うならば、米軍に対しての風俗利用発言ぐらいだ。
  長年、建前論ばかりを繰り返した政治家たちに一石を投じたと私は思った。
 だが、予想外な反応が世間を駆け巡った。似非フェミニストを上手に刺激して、反橋本のジャーナリストと政治家たちが火の手を上げたのだ。
そして、彼らにとって都合のよい部分だけを切り取り、まるで橋下氏が男尊女卑や人権侵害をしているかのように報道し、世界に広めてしまった。
 多くのジャーナリストが、まるで鬼の首でもとったように攻撃体制に入った。まあ、選挙前ということを考えると、そこまでは想定内と言ってもいいだろう。
しかし、橋下氏が米軍について言及してしまったことが、問題を国外にまで広げてしまう結果となった。
  結局、外国人記者クラブで、謝罪会見をする羽目になった。
  発言後は何を弁解してもまったく通らず、人々も訳がわからぬまま橋下批判を鵜呑みにした。
  ここで幾つか押さえなければいけないことがある。
  まず、アメリカ人は、人権問題を本音で語れないことを理解しなければならない。何故なら、人種差別の歴史があるからだ。
特に現オバマ大統領は、マイノリティーからの最初の大統領だ。必要以上に気を付けなければならない。そのことを理解しなければならない。
  男女平等や人権問題は、アメリカ人が、最も気遣う問題であることも理解しなければだ。
  だからといって、全てアメリカが正しいことをしてきた訳ではない。実際ネバタ州などでは、売春を未だに合法化している。
  二番目に、慰安婦をセクシャル・スレイブと訳したことにも、非常に意図的なモノと感じた。
 スレイブ=奴隷という印象が、アメリカ人に対しては、刺激的すぎる。
  だが実際に、アメリカ軍にだって、橋下氏が言及した通りの事実がある。
慰安所ではなくても、敗戦国の女性をレイプしたり略奪したりした事実もハッキリと残っている。エリザベス・サンダース・ホームなどはその証拠だ。
  もう一つ理解しなければいけないことは、アメリカ軍は、ベトナム戦争以前と以後で、まるで別組織のように変革された。
  例えば、ベトナム戦争までは、白人部隊と有色人種部隊とにハッキリと差別化されていた。正に、白人至上主義を実践していたのだ。
  ところがベトナム戦争から、初めて混成部隊となり、人権だの差別の問題などは根絶され、平等の精神にのっとり運営されたことになっている。
  だが実際には、ベトナム戦争時戦地では、白人と黒人の兵士間での確執が、混成部隊になったが故に、戦争犯罪として露呈した。
  映画「地獄の黙示録」や「プラトーン」などは、戦地での理不尽を訴えた映画だ。
  平気でレイプが行われ、殺人が行われるが、軍法会議にならないという現状を訴えていた。
  そういう歴史を経て、今の米軍がある。
  だが、当然のことながら、前戦に配属された兵士の緊張感や恐怖感によるアドレナリンの異常発生を考慮して、前戦部隊の部隊長クラスは、ある程度のことは黙認する傾向にある。勿論、士官たち一人ひとりの人間性に寄るところも大きいのだが。
  そして、知っておかなければならないことは、沖縄に配属された海兵隊は前戦部隊なのだ。
海兵隊は、四軍の中でも精鋭揃いの猛者集団である一方、行儀が一番悪いことでも知られている。
  アメリカに限らず、戦争に於いて、各国の軍人は、多かれ少なかれ慰安所や慰安婦たちの恩恵に預かるというような橋下氏の発言があったが、それも事実だ。建前では認めないが、間違いない事実である。
  だから、日本もやって良いという理論は当てはまらない。だが、事実は事実として認めるべきだ。
  もう九十歳を超えるロシアでの抑留経験がある弊社の元副社長は、よく言っていた。
  慰安婦たちは可哀想だったと。休む暇なく兵士たちの相手をさせられていた。可哀想だから俺は遠慮するといって行列に並ばなければ、部隊の中で自分がイジメに合うどころか、前戦で後ろの味方から鉄砲玉が飛んでくる。それが軍隊だ。
  強制連行に関しては、彼ら現場の兵隊たちには解らない。だが、韓国人女性たちは、韓国人女衒によって、日本軍に売られていたように聞き及んだと言っていた。
  当時は、貧乏に耐えかね娘たちを親が売っていたそうだ。
  色々なケースがあったに違いない。だが、間違いないことは、どうであれ人間は大きな過ちを犯したということだ。そのことだけは、肝に銘じなければだ。
  そして私たちは、先人の屍の上を踏み越えて、今の平和な日本に生きているのだということも忘れてはならない。
by seizaikai_club | 2013-06-07 23:02 | 政治
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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