政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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2006年1月18日発売
『リボン』
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SNCC-86913
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東日本大震災に思うこと

 震災後、取材のため被災地に入った。言葉がないというのが正直な印象だ。涙が止まらなかった。地震の被災地というよりも戦場のようであった。想定外、予想外という言葉が盛んに紙面を踊っていたが、正に読んで字の如くである。石原慎太郎が、「天罰」という言葉を使いバッシングされていた。しかし、彼が何を言わんとしていたかは理解できる。被災者の心情を考えれば適切な言葉ではなかったかもしれない。だが、天が日本人に対し警鐘を鳴らしたように私も思う。

人工衛星から地球を眺めると、世界中で一番日本が明るく輝いている。初めて私が渡米した際一番驚かされたことは、三十五年も前のことだが、アメリカ人が電気や水を大切にしていたことだ。無駄遣いを絶対にしない。夜になると間接照明が主役で、日本の家庭のように明るくすることはない。停電も時々あった。だが、停電になっても、彼等は停電を楽しんでいた。ロウソクを立てロマンチックな一時を過ごす。文句を言うのではなく、何が起きても前向きに生活を楽しんでいた。アメリカ人のそんなところに私は驚かされた。

東日本大震災に思うこと
2011年5月13日

 そんなアメリカ人の面白い話がある。偶然ロスに出張していた時のことだ。ロス大震災に遭遇した。ホテルの部屋にいたのだが、揺れが止まり部屋の扉を開けてみると、一糸纏わぬアメリカ人男女たちが非常口に向かって走っていた。服より命ということだ。何とも解り易い。あまり後先を考えず、その場を生き抜く。それがアメリカ人の強さだ。だから、どんな苦難をも乗り越えることができる。我々が思うほど、彼らは狡賢くはない。ただ、間違いなく言えることは、感覚的に今必要なことは何かということを瞬時に判断し対応する危機管理能力がずば抜けて優れている。そんな彼らの能力が、今回の震災でも発揮された。

 震災直後、オバマ大統領の命令が下り、第七艦隊が日本列島に集結した。彼らは直ぐに状況を分析し、日本政府の許可を取らず行動に移せる三沢基地の滑走路整備を開始した。同時に、仙台空港滑走路整備を日本政府に提案し兵士三十六名を現場に待機させた。被災地への玄関口確保だ。ところが、菅総理からの許可がでない。ここが日本人の問題だ。あまりにも型にはまり過ぎ、例外的に臨機応変な行動をとることができない。その結果、後手になってしまう。原発対処に関しても同じことが言える。決まり事よりも人命最優先。そこがアメリカ人の強さだ。

 被災地を見聞しても同じことを感じた。多くの自衛官や消防隊員や警察官たちが、救援活動をしている。命令通り皆一生懸命だ。だが、その場の状況に応じ臨機応変に対応することが必要な時もある。日本人の弱点が露呈した震災でもあった。
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by seizaikai_club | 2011-05-13 06:38 | 今日の独り言
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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