政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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ビンラディン暗殺作戦「ジェロニモ」の全容が見えてきた

ビンラディン暗殺作戦「ジェロニモ」の全容が見えてきた
2011年5月5日

 近年CIAの不必要論が盛んになり、そもそもCIAを手足のように使える大統領は少なかった。ここ暫くの大統領の中では、パパブッシュぐらいであった。今回の作戦状況を注視してみると、オバマ大統領もCIAを手足のごとく、独走させることなく、軍やFBIなど他の機関と協力して行動させることを成功させた稀有な大統領であるように思う。

 今回の作戦が、ブッシュ・ジュニア時代のビンラディン掃討作戦と一番の違うところは、CIAを手足のごとく使いこなし、大統領がCIAに翻弄されずに作戦を総掛かりで一丸となり実行できたということだ。歴史的に、今回の作戦と非常に類似している作戦は、パパブッシュ時代に成功した、ノリエガ将軍逮捕劇である。俗にいうパナマ侵攻だ。これは、この俗名を見てもわかるように、軍事行動に近い位置づけがされた作戦であった。国際法を完全に無視し、作戦は決行されノリエガ逮捕に成功した。

 余談だが、私の学友が逮捕劇に参加していた。ペルーから留学していた私の学友が、ノリエガ逮捕の映像にCIAエージェントとして写っていたことが、私や大学時代の仲間内では衝撃的であった。何故なら、会計学専攻だった彼は財務省のスペシャルエージェントすなわちシークレットサービスに卒業と同時にスカウトされて成ったのは知っていた。だが、CIAのエージェントに転属していたとは知らされていなかったからだ。実際にはCIAとの二足の草鞋を履いていたようだ。何故なら、彼はノリエガが喋る言語を母国としていたので、また財務省スペシャルエージェントとして、麻薬や通貨に関する逮捕権を有していたという二つの理由で、極秘エージェントとしてノリエガの近辺に入り込み潜伏捜査をしていたのだ。その後、身の安全を考慮したアメリカ政府は、彼を含め逮捕劇に関わった人々とその家族を、保護プログラム下においた。以来、彼とは音信不通である。話を戻すことにする。

 ノリエガ将軍逮捕劇は、パナマ侵攻と名付けられた通り、軍事行動の色合いが非常に濃い作戦だ。勿論、軍が動いた。また、今回と類似している点は、CIAがトップに立ち総司令役を演じていた。何故ならば、彼らが情報収集活動をパナマ国内でしており、縄張り争いではないが早い者勝ちということで、ノリエガ情報の確証を得たのがCIAであったからだ。また、パパブッシュは、CIAを完全に掌握し手足のように使用することができた大統領の一人で、大統領との間にも信頼関係が成り立っていたからだ。この作戦の特徴的なことは、CIAが主導権をとっただけに、非合法なこともお構いなしで行われた作戦であったということだ。国際法を無視しての、奇襲攻撃であった。勿論、事前通告はなく、急襲での作戦だ。

 今回のビンラディン掃討作戦「ジェロニモ」も、パナマ侵攻に酷似している。パキスタンには事前通告せず、国際法をも無視している。勿論、大統領はそういう作戦であることを知っていて承認している。だが、成功させることを最優先にした。その最大の理由は、人命優先である。そのためには、ターゲットの生死にはこだわらないという作戦であったということだ。

 今回、何故内陸部の作戦なのにシールズであったかという疑問を持つ人がいるが、イランはデルタフォース、アフガンはシールズと縄張りをつくっているからという声も聞こえるが、私はそうではないと思う。何故シールズになったかの理由は二つあり、一つは、作戦現場本部、拠点が陸上ではなく公海に停泊する空母カールビンソンに置かれたこと、それと軍部総司令官が海軍大将であったことだと思う。

 最後に、CIAが主導権をとると、何故非合法作戦になるのであろうか? その答えは簡単だ。CIA自体が非合法組織であるからだ。法的には、彼らに逮捕権や武器携帯権は与えられておらず、非合法活動が可能な諜報機関として成立しているからに他ならない。故に、彼らに合法か否かという意識は薄い。作戦を成功させるか否か、結果を得られるか否かしかないからである。こうやってみていくと、今回の作戦は、パナマ侵攻同様軍事作戦色の非常に強い作戦であったということが言える。アメリカ軍の基本では、軍の存在定義の一番にサバイバルがあるので、拘束よりも自分と味方の命を最優先することとなってしまう。結果、生死を問わぬ作戦成功が命令されている場合、殺害してしまう可能性は自然と高くなるのだ。また、CIAは、パキスタンとビンラディン側との関係について公表できない核心情報を入手していた可能性が高く、パキスタンを追い込まないという意識が、強く働いたことが推測できる。いずれにしても、驚きの奇襲作戦であった。

 ただ、私の中で一つだけ疑問がある。それは、本当にビンラディンを殺害したのであろうかということだ。殺害したということにして、身柄を確保しているのではないかと思えて仕方がない。その理由は、アメリカ政府としては、アルカイダの情報を得るには、ビンラディン以上の人物はいない。その宝を、簡単に殺害してしまったであろうかということだ。傍にいた妻が生きているということなので、目撃者を残しているというのは不自然な気もするが、今は暴動制圧弾のようなものもあり、マシンがのマガジンにテープで印をつけて、現場の状況に応じてマガジンごと入れ替え、実弾と制圧弾を使い分ける訓練は、シールズなどの特殊部隊は受けている。また制圧弾の威力は強く、あの距離で当たれば卒倒する。死んだように見える。当然打撲も起こし、15分程度は気絶した状態が続く。制圧弾によっては赤い血と同じような色を使用しているものもあるので、死んだように見せ身柄を確保することは物理的には充分可能だ。ノリエガの場合は、行き着くところ、結局は麻薬であった。故に、裁判に掛けられ今でもアメリカ国内の収容所に収監されている。案件としては単純な案件であった。しかし、ビンラディンはテロリストだ。人命を理不尽に奪うことで、多くの自分勝手な益を得ていた。そう簡単に殺さない気がしてならない。
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by seizaikai_club | 2011-05-05 17:42 | テロリズム
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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