沖永良部の山林を中国人へ売却 第二弾
2010年10月19日
先日、沖永良部の山林が中国人へ売却されようとしている、というニュースをテレビ朝日の日曜日朝の番組で放送していた旨、問題定義しながらこの場で紹介した。その話の詳細が、独自の取材で少しわかってきた。
場所は、島南部の航空自衛隊通信基地に隣接する知名町、3㎞四方強の地目山林の土地のようだ。島で商売をしているM氏が所有している土地と見られる。永良部台風の際、復興に当たって大量受注を得たが、災害時の島民同士での貸借ということで、その代金の多くが未回収のため莫大な負債を抱えてしまった。その後、M氏は亡くなったが、その負債が長男に継承されてしまった。負債に苦しんだ長男は、島を出て神戸に住んでいるらしいが、その後ダム計画がその土地を含め起こり、負債返済の方向でM氏長男は動いた。だが、民主党政権に代わり、ダム計画自体が頓挫してしまった。鹿児島県が、ダム計画に伴いその土地を買い上げることになっていたが、棚上げにされてしまい二進も三進もいかなくなった。追い詰められたM氏長男は、土地の売却を希望したが、離島の山林ということで日本人では買手が見つからず四苦八苦していたところに、中国人投資家がキャッシュで買ってもいいと名乗りでたらしい。
いずれにしても、沖永良部は沖縄本島と本土の間に位置し、防衛戦略上も、非常に大切な位置に存在する島だ。西郷隆盛が政治犯として流刑されていた島ということで、日本の歴史にとっても、欠かせない大切な島だ。間違っても中国による実効支配だなどということにならぬよう、日本政府は離島の土地売買に関しての法律を一日も早く改正し、日本人以外には売却してはいけないことにするべきである。また、地権者が土地維持できなくなり買手も見つからない場合は、国が買い取り国有地にするという新たな法律を制定するべきである。これは、等閑にしてはならない大切な、日本の国益に関する最優先課題であることは間違いない。