人気ブログランキング | 話題のタグを見る

政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

INFORMATION
New Album
2006年1月18日発売
『リボン』
[初回盤]
[初回盤]
価格:3,150円(税込)
SNCC-86913
(CD+DVD/2枚組)
この商品を購入する
[通常盤]
[通常盤]
価格:2,800円(税込)
SNCC-86914 
この商品を購入する
LINK
ゆずOFFICIAL SITE
ARTIST DATA
ツアーブログ 総動員DEいきまっしょい!!
excite MUSIC

今朝のゲゲゲ

今朝のゲゲゲ
2010年8月18日

NHK朝の連ドラ、
涙を流さずにはいられなかった。
涙もろいにもほどがあるな。
自分で思う。
最近何だか
今まで以上に涙もろくなった。

水木茂のラバウルでの悲惨な体験の回想シーン、
何度見ても泣けてしまう。
7時半のハイビジョン、
BS2、
そして、
地上波、
今日は続けて三回観てしまった。

先日、
BSで、
水木茂も含め、
ラバウルで生き残った兵士たちの回想録をやっていた。
悲惨な内容であった。
敵は内にありとよくいうが、
正にその通りであったようだ。
生きて本隊に戻った兵士たちを待ち構えていたのは、
手前勝手で心ない上官たちであった。
玉砕したはずの兵たちが、
生きて帰ったら、
大本営に嘘を報告したことになるので、
死ねと言われた兵士たちは、
その理不尽に身が震えたといっていた。
経験のない28歳の大佐である大隊長が、
早まって玉砕を本部に報告し、
玉砕してしまった。
しかし、
その下の中隊長は実戦経験豊富な中尉で、
まだ玉砕の時ではなく、
戦うべきと進言したそうだ。
結局、
中隊は中尉の指示に従うということで、
28歳の大隊長とその取り巻きの一部が、
玉砕したそうだ。
兵士たちは玉砕命令もだされていなかったので、
キツネに摘ままれたような、
悲惨な状況に追い込まれたといっていた。
ところが、
不運なことに、
中隊長はマラリアにかかって、
足手まといにならぬよう、
自決してしまったそうだ。
半数近くの兵が、
本隊に戻ったところ、
玉砕しているはずの兵士たちが戻ったので、
ラバウルの本隊は、
彼らに死を迫ったというのだ。

多分、
こういう命を粗末にした結果が、
敗戦につながったのではないか。
マラリアで命を落とした中尉は、
兵士たちにいっていたそうだ。
死ぬよりこの現実を生き抜くことのほうが地獄だ。
だが、
生き抜いて戦い抜くことの方が、
玉砕するよりも陛下の御心に従うことになると。

以前も書いたが、
日本人とアメリカ人のメンタリティーの違いである。
アメリカの軍隊では、
第二次世界大戦の時代から、
軍隊の第一義はサバイバル、
生き残ることと叩きこまれる。
そのための殺し合い術である。
ところが、
精神論を重んじる日本では、
生き残ることは恥であり、
死ぬことが美徳とされてきた。
これが、
勝敗を決した一番の理由ではないか。
だが、
死んで誰も残らなければ、
勝つこともできなくなってしまうのだ。
悲しいことだ。

そうはいっても、
戦争で命を落とされた方々には、
何の罪もない。
一番の被害者であり、
犠牲者であると私は思う。
彼らは、
純粋に日本の国のことを思い、
日本を信じて、
自らの命を捧げたられたのだ。
そんな彼らの魂に、
手を合わせるのは、
我々日本人に課せられた義務である。
何故なら、
彼らの犠牲の上に、
今の日本は成り立っているのだから。

話がそれたが、
水木茂の崖から落ちかけ、
心の中で両親に別れを告げたら、
両親が自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
また両親も、
夢で水木茂が断崖で絶命しようとしているシーンを見て、
彼の名前を呼び続けたという逸話。
そっくりの話を、
私は体験者から直接聞いたことがある。
残念ながら、
その方はもう亡くなられてしまったが。

その方は、
伊勢の大きな神社の宮司さんでいらした。
私がアメリカへ渡るチャンスを与えてくださった方だ。
サンフランシスコのホテルの一室で、
その話をしてくれた。
奇しくも誕生日が、
三回り違いで一緒で、
血液型まで一緒だったことから、
私のことを非常に可愛がってくれていた。
彼曰く、
彼には双子の兄がいたそうだ。
その双子の兄が、
戦争で亡くなる時のことである。
彼自身は、
その時、
南方にいたそうだ。
ある夜、
寝ていると夢を見たそうだ。
双子の兄が、
大きな木の根元で、
敵に撃たれて絶命しようとしている画像が、
ハッキリと見えたそうだ。
兄貴とお別れだと、
ハッキリと思ったそうだ。
そのことを日記に書き留め、
敗戦後帰国した際、
その日時と夢の話を、
父親にしたそうだ。
すると、
父親から、
双子の兄は、
正にその夢を見た日に、
見たとおりの状況で、
絶命したと報告を受けていたという話を聞いたそうだ。
その宮司さんは、
自分たちは双子であったので、
きっと遠く離れていても、
以心伝心で絶命の瞬間映像が、
自分に送られたものと思っていらっしゃったようだ。

だが、
今日の水木茂のエピソードを観てみると、
どうもそうではないのかもしれないと思った。
愛が深ければ、
距離はどうあれ、
人の思いは届くのかもしれない。
色々な思いがこみ上げてきて、
涙が止まらなかった。

宮司さんには、
改めて感謝、感謝、感謝。
今の自分があるのは、
宮司さんのお陰です。
ありがとうございます。
by seizaikai_club | 2010-08-18 09:23 | 今日の独り言
<< 蒲田行進曲の松坂慶子 私の死生観 >>

「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
by seizaikai_club
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

検索
カテゴリ
タグ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧