政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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トイレと日本人

トイレと日本人
2010年6月8日

 今日、「日本新華僑報」の蒋豊編集長が、「日本人のトイレに対する考え方」を紹介する記事を掲載していた。非常に興味深い記事であった。何故なら、私自身、渡米二日目にして、トイレに纏わるカルチャーショックを受けた経験があったからだ。また、私が親しくする中国人や韓国人の友人たちも、皆日本にいる一番の理由は、トイレが清潔で綺麗だからと口を揃えるからだ。

 そもそも、日本人は、他国人とは少々違ったトイレに対しての想いを持っているのかもしれない。日本では、最近ウォシュレットさえ当たり前になってきている。だが、外国人が日本を訪れ、最初に驚くのは、日本のトイレの清潔さと綺麗さ、それと利便性である。ウォシュレットを目の当たりにした西洋人は、感嘆の声を挙げる。実際、私も、アメリカ大陸に約10年間住んでいた頃、ウォシュレットがあったらどれだけ便利かと思ったものだ。同時に、イスラミックの人々は紙を使わないので、彼らへ対してウォシュレット商売が成り立つのではないかとも思った。彼らにとって、左手は不浄の手だが、ウォシュレットが歴史を変え、不浄の手がなくなるのではないかとさえ思ったものだ。

 冗談はさておき、日本人は、排便や排尿行為を、単なる自然の摂理、生理現象と割り切らず、神聖なものと捉えている。だが、それは、トイレを綺麗に保つための、文化的知恵ではないかと私は思っている。トイレに神が宿っているなどという言い伝えは、皆が使うトイレを綺麗に保つための生活の知恵であったに違いない。

 渡米二日目に、こんな出来事があった。それは、アダルトスクールと呼ばれる、公立語学学校でのことであった。大便用のトイレに、ドアがなかったのだ。低い仕切りは左右に付いているが、前方のドアはなく丸見え状態。これには驚いた。中国のトイレは、囲いが無いと聞いてはいたが、まさか先進国アメリカのトイレもそうだとは思わなかった。困った私は、授業時間中に、用をたすことにした。何故なら、授業時間中なら人がいないと思ったからだ。ところが、人がいないはずのトイレに人がいたのだ。黒人の用務員が、トイレを誰かが使ったそばから掃除しているようであった。私が便座に座ると、私の前にきてバケツを引っ繰り返し、そのバケツの上に腰を下ろしたのだ。さすがの私も、困ってしまった。出るものも出なくなってしまう。すると彼は一言、「Go ahead! I don’t care.」(遠慮するな、俺に構うな)。冗談じゃない、あんたは構わなくとも、私が大いに構うよと内心思った。だが、するしかない。私は、観念して、用をたした。私が用をたしている間中、彼は自分のことを話したり、日本のことを訊いたりしていた。渡米二日目で、まだ友達もいない私にとって、生の英語を学ぶチャンスであった。だが、さすがにそんな余裕はなかった。だが、このことがキッカケで、全てが吹っ切れてしまい、以後約10年間のアメリカ生活は、自由奔放で楽しいものになった。一度もホームシックになることもなく、人生最良の時を過ごすことができた。そうやって思うと、あの黒人の用務員に感謝しなければかもしれない。

 これは小さなエピソードだが、どうも日本人はトイレでの行為を難しく考えすぎているのかもしれない。中国人なども、ドアなしトイレで、用を足しながら世間話をすると聞いた。また、親しい中国人によると、上海のどんなに高級ホテルでも、高級レストランでも、日本のトイレに比較したら、中国のトイレは汚いと言っていた。韓国でも、公共トイレは汚い。もしかすると、日本人以外の人々にとってトイレは、ただ生理現象を処理する場所でしかないのかもしれない。トレイに閉じ籠って、思案するなどという発想はないのかもしれない。そんなことを思った。そうはいっても、トイレは大切な場所である。他人も使うのだから、汚さぬよう綺麗に使うのは、大切なマナーであるはずだ。私も日本人なので、そんな風に思う。同時に、その国の民度を表すのが、トイレなのかなとも思ってしまう。

 幼き頃を思い起こしてみると、日本の公共トイレもお世辞にも綺麗だとは言えなかった。だが、スリランカやネパールのように、紙もなく、他人のモノを踏まぬようにしなければならないほど酷いトイレではなかった。そうはいっても、未だに日本式トイレで、便器の外側に便が落ちていることはよくある。結局は、マナーということなのだろう。その国の文化的発展度と民度に、最も顕著に繁栄される事柄が、トイレ事情なのかもしれない。いずれにしても、間違っても運を落とさないように気を付けよう。

※アメリカの一部トイレに仕切りやドアがないのは、防犯上の理由からです。今では、ほとんどの公共トイレでも、仕切りもドアもあります。ですが、上方と下方は開いていて、密室にならないように配慮されています。
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by seizaikai_club | 2010-06-08 21:44 | 今日の独り言
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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