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政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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幕末の尊皇攘夷のような沖縄基地反対運動

幕末の尊皇攘夷のような沖縄基地反対運動
2010年4月26日

先週の日曜日、
徳之島で行われた島民1万5000人による、
基地移設反対運動に続き、
昨日は沖縄本島で、
9万人を超える人々によって、
反対集会が行われた。
傍観していると、
さながら幕末の尊皇攘夷運動のように見えてくる。
果たしてただ遮二無二、
アメリカ軍を追い払うことが、
本当に日本の国のためになるのであろうか?
私は大きな疑問を感じる。

確かに、
沖縄県民にとって、
差別的で不公平さを感じることはよく理解できる。
沖縄の日本全土の比率に対し、
基地の集中率があまりに高すぎる。
そのことで、
差別意識を沖縄県民が感じるのは当然だ。
また、
反対を唱える多くの日本人が、
それでは自分の土地にくることを歓迎できるのか、
ということを考えると、
大抵の場合、
答えは「NO!」であろう。
そのことに
沖縄県民が大きな不信感を抱いていることも理解できる。
ただ、
ここで冷静に考えなければいけないことは、
日本の国益ということだ。
まず日米安保の問題。
そして、
次に抑止力という問題だ。

日米安保が崩れることは、
明らかに日本にとっては不利益だ。
日米関係があるからこそ、
今の平和日本はある。
そのことは、
素直に認めるべきである。
もし、
アメリカが、
先の戦争直後、
日本を植民地化してしまっていたならば、
こんな議論も成り立たない。
日本は間違いなくアメリカの一部になっていたはずだ。
日本とアメリカは、
他国とは違う運命共同体として、
この世に存在しているように、
私は感じている。
歴史を振り返って頂きたい。
黒船が来航する以前、
運命の歯車はすでに動いていた。
中浜万次郎(ジョン・万次郎)は、
漁の最中難破し、
孤島に流された。
その万次郎を救ったのは、
アメリカの捕鯨船であった。
それから10年、
彼はアメリカを見聞し日本に帰国した。
そして、
黒船が来航し開国を迫った。
ジョン万次郎の存在ほど、
歴史上運命的な存在はないと私は思う。
彼の見聞が、
語学力が、
開国への一つの大きな歯車になったことは間違いない。
これほど運命的なことはないのではないか。
そして、
あの頃、
アメリカを見聞して帰国したジョン万次郎が、
帰国してやろうとしたことが、
勝海舟や坂本龍馬や幕府、
薩摩藩などを巻き込んでの日本海軍創設だ。
これは、
何も戦争をするためではない。
武士道の原点である、
抑止力をつけるためであったのだ。
武士道を極めれば、
いかに剣を抜かずして、
相手を制するかということに至る。
その剣の極意を、
彼は海軍という力に委ねようとしたのだ。
なぜなら、
彼はアメリカの力を目の当たりにしたからだ。
その頃のアメリカ軍には、
抑止力という発想はまだなかった。
抑止力という発想は、
正に日本の武士道に由来するのだ。
ところが、
今の日本では、
抑止力ということが等閑にされようとしている。
剣を抜かずして相手を制する。
これは究極の剣術の極意だ。
平和のための極意ということだ。

もし、
アメリカ軍を沖縄から追い出したら、
何が起こるであろうか。
台湾海峡での紛争、
朝鮮半島での紛争、
北朝鮮による拉致など諜報活動の激化、
沖ノ鳥島の破壊活動による排他的経済水域の損出。
尖閣列島への侵略。
台湾への中国の侵略。
1949年から1959年にかけての
中国人民解放軍によってなされた侵略が、
再びアジアを席巻する可能性は高い。
だが、直接的なことではないので、
日本も他国も、
内政干渉はできないという理由から、
見守ることしかできない。
だが、その経済的な影響は非常に高い。
これらのことをも考えながら、
結論をだすべきである。

アメリカ軍が沖縄にいる意味は、
単純な理由ではないのだ。
物理的な理由も大きい。
給油せずにターゲット地域に急行できるのは、
沖縄しかない。
だとしても、
海兵隊が沖縄にいる必要はない、
と一部の人たちはいう。
だがそれは違う。
海兵隊は、
上陸部隊が中心だ。
大量の人間を救出するにあたっては、
海兵隊の存在は必要不可欠だ。
アメリカ軍は、
台湾と朝鮮半島での有事を想定し、
海兵隊を万が一に備え、
沖縄に駐留させているのだ。
韓国にも駐留軍はいる。
だが、当事者である韓国にいる軍は、
防衛に専念するしかなく、
救出ならびに援護のための後備は、
沖縄なのだ。
これらのことは、
アジアの平和を維持するためにも、
非常に重要である。

今の反対運動を見ていると、
そんなことは関係なく、
ただ自己中心的な発想のもと、
沖縄基地反対が唱えられているような気がしてならない。
また、
鳩山政権は、
あまりにも無責任すぎる。
なぜ、ここまで騒動が大きくなるようなことをしたのか。
まったく理解できない。
国益とは何か。
それは、
国民の生命と財産を守ることだ。
そして、
国土を守ることだ。
自分さえよければというものではない。
そこには差別とか不公平という発想はない。
いかにして守るかということのみなのだ。
確かに、
沖縄の方々にとって、
基地の存在が不愉快であることは理解できる。
申し訳ないと思う。
だが、
国民として、
敢えて甘んじなければならないこともあるように思う。
私自身も、
米軍基地のある土地に住む人間として、
もう一度、
冷静にこの問題を考えて頂きたいと強く思う。
by seizaikai_club | 2010-04-26 15:23 | 自衛隊と防衛問題
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
by seizaikai_club
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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