政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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舛添要一厚生労働大臣のプロパガンダ戦略を感じさせる新型インフルエンザへの対応パフォーマンス

舛添要一厚生労働大臣のプロパガンダ戦略を感じさせる新型インフルエンザへの対応パフォーマンス
2009年5月29日

 最初に、この原稿は2週間ほど前に、ある印刷物に掲載された私が執筆した記事です。そのことをご理解頂き、ご一読頂ければ幸いです。

 昨年秋頃から、盛んに鳥インフルエンザが騒がれていた。ところが、ここにきて、鳥にとどまらず豚インフルエンザなるものがメキシコから発症し、パンデミックス(世界的感染)しだしていると大騒ぎになりだした。鳥インフルエンザに比べると豚インフルエンザの方が、死に至る確率はずっと低いらしい。だが、それでも感染すれば通常の香港型インフルエンザなどと同様、それなりに高熱を発し苦しむことになる。死に至る確率も皆無ということではない。対処を間違えたり、予防を怠ったりすれば、予想外の結果になりかねない。そして、老人や幼児にとっては、命を脅かす病気であることは間違いない。

 ただ、今回の舛添要一厚生労働大臣率いる厚生労働省の対応は、あまりにもマスコミを意識したパフォーマンスが多すぎるように感じる。当然、やっていることは間違いない。危機管理という観点からいっても、感染が広がる前に、未然収拾に努めることは、担当省庁としての役目を果たしている。だが、外国からの渡航者からしたら、まるで映画のワン・シーンのようで驚いているに違いない。到着した飛行機の中に、完全防護の職員が複数乗り込み、一人残らず感染検査をする。この光景は、諸外国からしたら、一種異様というか尋常ではない様子に映っているはずだ。

 このような、国民がパニックになる可能性がある事案の場合は、まず関係機関が騒がず落ち着いた対応をすることが、パニックに至らないために一番大切なことである。ところが、今回の厚生労働省の対応は、逆をいっているような気がしてならない。自分達はここまでしていますよ。これだけちゃんとやっていますよ、とアピールする部分が非常に大きく、実際に効果的なことをやってくれているにも関わらず、逆に国民の危機感を煽っているようにしか見えない。検査官の安全を確保するという意味で、防護服を装着することまで否定はしない。当然のことであると思う。しかし、そんな防護服を完全装着した検査官が、到着便の中で乗客一人一人に隈なく検査をしている場面まで報道する必要があるのか否かということだ。あんなシーンを見たら、少なからず心配になる人々がでる。そうなれば、そこから国民の間にパニックが起こらないとも限らない。そこまで配慮した姿勢が必要な気がしてならない。

 確かに、あのような報道をすれば、日本の厚生労働省は、どこの国よりも万全の態勢を早い段階から実践したという宣伝効果は絶大である。だが、本来、そんな宣伝効果よりも、国民の不安を煽らず、ちゃんと感染を未然に防ぐため最善を尽くすということが大切なのではないか。パニックが起これば、予期せぬ出来事も起こる。起こらなくてもよい事態まで引き起こす可能性だって高くなる。一概に否定することはできない難しい問題ではなるが、ちょっと過剰報道であるような気がしてならない。あのように過剰報道することによって、国民がこれはただ事ではないという意識を持ち、日常生活のなかでそれぞれが新型インフルエンザに対処する姿勢を導き出すという効果も確かにあるかもしれない。だが、それにしても、少々過剰報道が過ぎているような気がしてならない。マスコミも、報道するにあたって、そこまで考慮して露出画面の選定をするべきである。例え民放だとしても、公共電波を使って放送しているのである。面白可笑しくセンセーショナルに何でも取り上げ、視聴率を確保しようなどという浅はかな考えではなく、ニュース報道の場合、国民の安全、国益を最優先して放送内容を決めるべきであると強く思う。

 どちらにしても、今年の秋から冬にかけて、新型インフルエンザといわれる、鳥インフルエンザや豚インフルエンザの感染が広がらないことを強く願う。聞くところによると、これら新型インフルエンザのウィルスは、摂氏20度より温度が高くなると、急激に活動が弱まるという。だとすれば、これから夏場にかけては、それほど感染を心配しなくとも済む。だが、秋口から冬にかけてが、これら新型インフルエンザの感染が拡大する本番になるような気がしてならない。なぜなら、今はメキシコから発症し、一時的に大騒ぎになっている。だが、温度の変化により終息に向かうと、マスコミも担当省庁の関心も下火になる。それで夏を過ぎたところで、潜伏していた新型インフルエンザのウィルスが、温度が20度を切り出す頃より、急に活動を活発化し一気に感染が広がる。我々の意識の中から新型インフルエンザのことが忘れ去られた頃、新型インフルエンザ・ウィルスは、薄ら笑を浮かべながら、日本を席巻するのではないかと私は思う。一時のパフォーマンスよりも、長期的な視野での対処を、舛添要一厚生労働大臣ならびに関係機関にはお願いしたい。来る総選挙後、混沌とした日本経済と政治の改革どころか、新政権の最初の大仕事が、新型インフルエンザ・ウィルスに翻弄され、その対策に終始するということにならぬことを心底より祈る。
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by seizaikai_club | 2009-05-29 08:25 | 政治
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「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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