政財界倶楽部         (恩田将葉見聞録)

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2006年1月18日発売
『リボン』
[初回盤]
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価格:3,150円(税込)
SNCC-86913
(CD+DVD/2枚組)
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「万国布武」信長の世界統一を見たくないか。

本日よりiBook(https://itun.es/i6Bx5Dr)
kindle, YONDMILLなど複数の電子書店で発売開始されました。
もた、近々続編発刊シリーズ化も予定しております。
現在執筆中です。
乞うご期待。
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# by seizaikai_club | 2014-11-17 01:06 | 歴史

海乱鬼王 信長

現在16位です。無料期間中に皆様に勝手頂けると、順位があがります。宜しくお願い致します。明日まで無料キャンペーンです。コメント、リビュー書き込んでいただけると幸いです。【信長ファン必見! 2日間限定無料ダウンロード】
ブクリパ出版記念として電子書籍「海乱鬼王 信長 」を以下の2日間限定で無料になります。
日時:2014年9月12日17時頃~13日17時頃まで
書籍URL:http://www.amazon.co.jp/dp/B00NGANBCU

【書籍内容】
明智光秀の謀反で本能寺で死んだはずの織田信長が、実は本能寺から脱出し、日本から出奔していた。
淀川を下って堺の港に停泊していたポルトガルの貿易船に乗せられ、日本をおいだされたのだ。
デウスを唯一の神と信じるバテレンたちは、自分のことを神と呼び人々を従わせる信長の存在が、邪魔になった耶蘇会は、陰謀を巡らせ明智光秀や諸将を誑かし陰謀に加担させたのだ。
バテレンたちは、キリシタン大名を増やすことで、当時宗教鎖国されていたシナへの布教の足が掛かりに日本をしようと企んでいたのだ。
そして、まず信長を排除しようと追いだした。
だが、七転び八起きの信長は、これは天命だと、この機会に世界を見てみようぞ、と災を転じさせ福となしたのだ。
乗せられたポルトガル貿易船は、実は奴隷貿易船だったことに怒った信長は、まずその船をシージャックした。
そして、新たな冒険時代巨編はスタートするのであった。
<作品紹介動画>
https://www.youtube.com/watch?v=4ERMaBBHPTY
<作品の一部はこちら>
http://www.bookrepublic.jp/gemstone/22
あなたの「応援」が電子書籍になるブクリパ
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# by seizaikai_club | 2014-09-13 20:17 | 歴史

明日まで無料キャンペーン開催中です。宜しくお願い致します。

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日時:2014年9月12日17時頃~13日17時頃まで
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【書籍内容】
明智光秀の謀反で本能寺で死んだはずの織田信長が、実は本能寺から脱出し、日本から出奔していた。
淀川を下って堺の港に停泊していたポルトガルの貿易船に乗せられ、日本をおいだされたのだ。
デウスを唯一の神と信じるバテレンたちは、自分のことを神と呼び人々を従わせる信長の存在が、邪魔になった耶蘇会は、陰謀を巡らせ明智光秀や諸将を誑かし陰謀に加担させたのだ。
バテレンたちは、キリシタン大名を増やすことで、当時宗教鎖国されていたシナへの布教の足が掛かりに日本をしようと企んでいたのだ。
そして、まず信長を排除しようと追いだした。
だが、七転び八起きの信長は、これは天命だと、この機会に世界を見てみようぞ、と災を転じさせ福となしたのだ。
乗せられたポルトガル貿易船は、実は奴隷貿易船だったことに怒った信長は、まずその船をシージャックした。
そして、新たな冒険時代巨編はスタートするのであった。
<作品紹介動画>
https://www.youtube.com/watch?v=4ERMaBBHPTY
<作品の一部はこちら>
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# by seizaikai_club | 2014-09-13 07:35 | 歴史

「海乱鬼王 信長  織田信長外遊見聞録」CM改訂版

https://www.youtube.com/watch?v=4ERMaBBHPTY
「海乱鬼王 信長  織田信長外遊見聞録」発刊にあたってのCM改定修正版
恩田将葉著  BookRepublic刊

私は、
次に漫画化し、
映画化したい。
その後、
この作品を翻訳化し、
ハリウッドに売り込み
「THE PIRATE NOBUNAGA」
実写版の映画化をハリウッドで実現したい。
この夢を現実化したい。
皆様応援してください。
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# by seizaikai_club | 2014-08-12 16:38 | 歴史

「海乱鬼王 信長  織田信長外遊見聞録」が出版されることになりました。

「海乱鬼王 信長  織田信長外遊見聞録」が出版されることになりました。
http://youtu.be/QVcHK3rlvHA
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# by seizaikai_club | 2014-08-11 12:52 | 歴史

Kindle連載「総理大臣のお仕事」

http://www.amazon.co.jp/Kindle%E9%80%A3%E8%BC%89-%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3%E3%81%AE%E3%81%8A%E4%BB%95%E4%BA%8B-%E6%81%A9%E7%94%B0%E5%B0%86%E8%91%89-ebook/dp/B00ITKD53M/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1394119166&sr=8-1&keywords=%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3%E3%81%AE%E3%81%8A%E4%BB%95%E4%BA%8B

kindle連載「総理大臣のお仕事」 恩田将葉著

 世界中には、二○○ヶ国弱の国が存在する。それらの国々には元首がいる。元首は、その国のシステムや成り立ちによって異なる。例えば、アメリカであれば大統領だ。お隣韓国では、大統領がおり、その下に首相がいる。イギリスは、女王陛下がおり、その下に首相がいる。日本の場合は、戦後、天皇陛下は象徴天皇になったので、総理大臣が元首ということになる。

 そんな総理大臣は、言わずと知れた日本の最高権力者である。勿論、国民にとっても大切な存在なのだ。その割に私たち有権者は、総理大臣とは何をし、何を考えているか、どんな行動をしているのか、ほとんど知らない。総理大臣がいる首相官邸はどんなところか、総理大臣の周囲には、どんな人たちがいて、どんな仕組みで政治が行われているのか、何も知らない。

 また、総理大臣の私生活はどんなものか、どういう人たちと友達で、どういう人たちと親しくしているのか、知っているという国民の方が少ないはずだ。そんな状況下、本来であれば、この国の最高権力者であり、我々の代表である総理大臣の表の顔だけでなく、裏の顔も知る必要があるのではなかろうか。

 莫大なカネをどんな方法で集め、どうばらまくのか。テレビのニュースなどでも頻繁に目にする身近な存在であるはずの総理大臣のことを、我々有権者は、案外何も知らない。身近でありながら、実は一番遠い存在であることに気付かされる。

 文字通り、血みどろの権力闘争を勝ち抜き手に入れた総理大臣の座を射止めた最高権力者とそれを取り巻く人々をよく観察してみると、案外、意外なほどに人間臭く、弱みや醜さなどがそこ此処に見え隠れする。

 いずれにしても、総理大臣と官邸を舞台にしたドラマが、永田町では日々演じられている。二十四時間眠らずに繰り広げられるそんな「政治」というドラマの主人公は、紛れもなく総理大臣だ。このドラマを十分に理解するためには、総理大臣という役柄を、十分に知っておく必要がある。総理大臣の本質を理解できていなければ、この「政治」というドラマ事態の本質を理解することさえ難しくなる。

 そんな思いから、複雑怪奇で秘密のベールに包まれた最高権力者の実態に、少しでもメスをいれようと思い立ち、本書を出版させて頂くことになった。
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# by seizaikai_club | 2014-03-07 00:30 | 政治

歴史小説「海乱鬼王 信長」  本能寺の変外伝  織田信長外遊見聞録


http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=node%3D2275256051&field-keywords=%E6%B5%B7%E4%B9%B1%E9%AC%BC%E7%8E%8B%E3%80%80%E4%BF%A1%E9%95%B7
Amazon kindle Books 「海乱鬼王 信長」(カラギオウ ノブナガ) 

 織田信長は、本能寺の変で、明智光秀に殺されたと言われている。だが、実際には、信長の亡骸はどこにも残っていない。本能寺と共に、信長の亡骸も灰となったのだろう、とずっと言い伝えられてきた。しかし、それは本当だろうか。明智光秀は実行犯ではあるが、主犯ではなかったのではないか? 数々の疑問が残る。

 実は、信長は本能寺の変から生き延びていた。だから亡骸も見つからなかった。必至に光秀は亡骸を探した。だが、見つかるはずがない。光秀が本能寺を急襲した時に、本能寺にいるはずの信長は既に本能寺にはいなかった。それでは、誰が信長を救い出したのか。

 決して救いだしたのではない。信長は、究極の選択を迫られていた。その選択を迫ったのは、他でもない。イエズス会のルイス・フロイスだ。

 フロイスは、私と一緒に逃げなければ、間もなく明智光秀によって謀反によって急襲され殺される。信長は、「何故明智が?」とフロイスに問い返した。するとフロイスは、「私が諸将に謀反の協力を申し入れ、明智様をそそのかしたのです」と答えた。多くの武将は、信長を良く思っていなかった。そんな状況下、光秀は朝廷を大切に思っていた。そんなそれぞれの思いを理解した上で、フロイスは陰謀を企て実現することができた。

しかし、どの諸将より狡賢く立ち回ったのは秀吉であった。朝廷も、秀吉も、自ら手は下さなかった。だが、明智の謀反を黙認した。なのに、秀吉は、諸将に恩を着せ、その恩を後に払わせた。

 フロイスは信長に続けた。「それだけではありません。光秀だけでなく他の武将たちもそそのかし、陰謀を企てました」皆、それぞれの利害を考慮して、私の企てに「否」は言いませんでした。秀吉様も、例外ではありません。
 信長は続けてフロイスに問い質した。「何故そなたは、ワシを殺そうと思ったのだ」間髪を入れずフロイスは答えた。「ゼウス様のためにです」。信長は、「ゼウスのためと
な?」とすかさず問い返した。するとフロイスも、すかさず返した。「信長様が、ご自分を唯一神だとおっしゃったからです。神様は、唯一ゼウス様だけだからです」。「だが、それではな何故ワシを助ける?」「ゼウス様は、何人も殺めることを望まないからです。それと、私は信長様が好きです。殺したくはありません。ですが、イエズス会は違います」。豪放磊落な信長は、迷うことなく、「よしわかった。ワシはそなたに従うとする」「はい、信長様」「そのかわり、ワシを楽しませるのだぞ。よいな」。フロイスは、「かしこまりました。それでは、この上ない楽しい旅を用意します」と言った。

 フロイスに連れ出された信長は、フロイスが用意した小舟に乗り込み、鴨川を下った。そして、堺へと辿り着いた。そして、堺に辿り着いた信長は、大きい帆船に乗り換え、一路長崎を経て外洋へと出立した。

 その頃、世間は大騒ぎだった。明智光秀が本能寺を急襲し、信長の首を取ったとの噂が日本中を駆け巡った。毛利軍と対峙していた秀吉にもその知らせは届いた。しかし、秀吉は、既にそのことをフロイスより知らされていた。既に京都へ向かって大軍を率いて上る手筈もできていた。秀吉は、親代わりのような信長を殺めることには加担したくない。だが、信長様を生かして日本より追放するのなら、加担して良いとイエズス会の陰謀を受け入れた。しかし、その後のことは、秀吉自身で切り開くと付け加えた。イエズス会も、秀吉の案を許諾した。

 今後は、誰が信長の跡を取るかという戦になることは必至であった。その有力候補が秀吉であった。フロイスは、徳川家康へも話を持ちかけていた。だが、用心深い家康は、話にのってこなかった。もとよりフロイスは家康の人柄を承知していた。だが、家康は、必ず京都の側でその様子を確かめるであろうと踏んだ。

 案の定、京都にいた家康は、一目散に京都を後にし逃げ出した。フロイスは、西洋人の得意とする陰謀を企てたのだ。一人で行うのではなく、複数の利害が関わる人間を巻き込み陰謀を行うことで、誰が主犯かを煙に巻く方法だ。だが、皆利害関係で、参加する。だが、部分ごとに関わるので、全容を把握している人間はフロイスとイエズス会しかいない。信長暗殺の陰謀は、フロイスではなくイエズス会が主犯で企てた陰謀であった。

 勿論、陰謀の被害者である信長にも、利害を生まなければならない。信長にとっては、もう狭い日本で天下を取っているような小さなことは、面白くなかった。そんな信長を納得させる術は一つ。日本以外の世界を見聞させることだ。案の定、迷うことなく信長は、フロイスの提案にのってきた。迷わず、フロイスに唆され日本を出奔した。

 京都から堺へ移動した信長は、大きな帆船に乗り換え、平戸へ向かった。平戸では、マカオ、ゴア経由でヨーロッパへ帰るポルトガル奴隷貿易船に乗せられた。信長が乗船しているなど、誰も知る由もなかった。そして、マニラ経由で香港マカオに向かうはずの信長一行は、難破してマナドへ辿り着いた。

 マナドに辿り着いた信長一行は、既にポルトガル貿易船を手中に治めていた。だが、このままでは水も食料もなく困っていたところ、夢の楽園のようなマナドに辿り着いた。

 マナドには、温厚なマナド人が住んでいた。だが、金脈を探しにポルトガル人たちが、土足でマナドの人たちの生活を踏み荒らしていた。女達は、無理やり犯され子供を産まされ、マナドの人たちの主食のトウモロコシもほとんどポルトガル人に盗られてしまっていた。困り果てていたマナドの人たちは、信長一行に、金を探しにジャングルの奥地に出掛けているポルトガル人を、マナドから追い出して欲しいと懇願した。

 最初は、マカオやヨーロッパを見聞しなければならない信長は、二の足を踏んだ。しかし、心優しいマナド人たちへの恩返しと、コブラに?まれ命を落とした小姓の森三兄弟の一人の菩提を弔ってもらいたいために、ポルトガル人をマナドから追い出すことをマナドの人たちと約束する信長であった。
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# by seizaikai_club | 2014-03-06 01:23 | 歴史

狡賢い自民党、馬鹿正直で戦略のない民主党

安倍政権発足以来、
結果も残しているし、
怯まず問題を解決し、
改革しようという心意気も感じられるので
期待していた。
だが、
昨日の問責で意図的に廃案し、
それを民主党の所為にしたやりかたは、
久々に狡賢い自民党を見せつけられた。
民主党も馬鹿正直すぎるというか、
戦略がなさすぎる。
先読みがまったくできていない。
こんなことでは、
国民はたまったものではない。
結果、
来る参議院選挙で投票率が下がれば、
自公はほくそ笑むだろう。
結局は、
自民党も増税後の混乱のことなど何も考えていない。
考えているのは目の前の選挙ばかりとしか思えない。
嗚呼嘆かわしい。
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# by seizaikai_club | 2013-06-27 09:21 | 安倍新政権

CIA元職員による情報収集機密暴露問題

CIA元職員による情報収集機密暴露問題
 
 英紙ガーディアン(電子版)は9日、米国家安全保障局(NSA)が通信大手と協力して個人の通信情報を収集していた問題をスクープした。これは、コンピューター技術の専門家として米中央情報局(CIA)に採用された元職員のエドワード・スノーデン氏(29)が暴露したことで一気に注目を浴び全米を揺るがしている。
 ひとつこの事件で基礎知識として理解して置かなければならないのは、個人情報収集はオバマ大統領によって始められたことではなく、継続的に関係部署によって為され続けてきたことであるということだ。特に、マイノリティーからの初の大統領ということで、就任当初から暗殺の可能性が懸念されていた状況下、情報収集は不可欠であった。
 この秘密漏洩ニュースには、故意にオバマ人気を貶める意図が見て取れる。正に陰謀の方程式に当てはまる。
 そもそも理解しておかなければならないことは、CIAは政府機関であるが非合法組織であるということだ。日本では理解しにくいことだが、CIAには国内外を問わず如何なる逮捕権も捜査権も与えられていない。しかし、諜報活動、捜査活動等、あらゆる活動が為されている。それは、合法的にでは為しきれない非合法な捜査、諜報活動が国益を守るという目的で、黙認されている組織であるということだ。そこのところを、多くのアメリカ人も日本人を始めとした外国人も理解していない。
 スパイ映画でみる、スペシャル・エージェント的な活動が、CIAの仕事であるということだ。ここを理解し間違えると、大きな誤解を生じてしまう。ブッシュ政権でCIAの活動が顕著であったのは、パパブッシュは第41代大統領(1989年~1993年)に就任する以前に、CIA長官であったからだ。パパブッシュがCIA長官だった時代に、故フセイン大統領も、イラクに傀儡政権大統領として就任させた。中東に数々の影響を与えた人物としても知られていたのだ。
 話を戻すが、FBIは、アメリカ人が被害者か加害者、もしくは事件が起こった場所がアメリカの領有地域である限り、全世界レベルでの捜査権と逮捕権が認めてられている。だが、FBIと比較すると、CIAはまったく違う性質の組織であるということだ。如何なる逮捕権も捜査権も認められていないのだ。
 例えば、CIAのスペシャル・エージェントが、アメリカ国内で捜査のため盗聴をしたとする。これが、公にされれば、盗聴を行ったエージェントが逮捕される可能性だってあるのだ。
 それでは、CIAのエージェントが、捜査のために盗聴をしないかというと、FBIより膨大な件数の盗聴を行なっている。もっといえば、CIAには、捜査などないのだ。何故なら、CIAは、捜査機関ではなく、情報収集機関(インテリジェンス組織)だからだ。CIA局員は、そのことを理解して、逮捕されればトカゲの尻尾きりされることは覚悟で働いている。
 そうはいっても、そういう作業に関わるエージェントは、CIA全体の3%に過ぎない人数だ。この3%が、映画などに登場する俗にいうスパイという人々だ。
 そのことを理解して、今回の問題を捉えないと、大きな誤解を生じかねない。間違いなくアメリカのメディア、ジャーナリストは、そのことを承知している。にもかかわらず、この問題を取り上げている意味は、「陰謀」しかないのだ。そもそも英紙から報道されたのはその証拠だ。
 今回の情報を暴露したエドワード・スノーデンは、当然そのことを知りながら暴露したのだ。そこには、思惑、意図があったに違いない。このことで損をするのは、オバマ大統領だ。陰謀の方程式を解けば、自ずとその答えが理解できる。
 間違いなく複数の反オバマ勢力の利害が合致し、この陰謀が為されたことは一目瞭然である。エドワード・スノーデンという浅はかな若者は、正義を振りかざし、国益を損なう行動をしたとしか思われない。下手をしたら、闇から闇へ証拠隠滅のために葬り去られてしまうことにもなりかねない。そういう意味でも、彼は派手にメディアに登場し、身を守ろうとしているのであろう。
NSAがエシュロンなどを使って世界中の電信電話通信インフラから情報を収集していることは、ある意味暗黙の了解で為されている。アメリカ・メディアもそのことは承知している。勿論、悪事に使うのではなく、テロリズムへの危機管理という意味で、電話、ファックス、インターネットなどから、何億ワードを設定し、世界中の通信網から通話などを傍受して、情報を収拾し危機を回避している。そのことは、ある意味非合法でありながら合法として黙認されている事実である。
 実際、それらの情報収集活動により、未然にテロを防げているケースは山ほどある。ビン・ラディンの掃討作戦なども、この情報収集がなければ現実にならなかった。この問題に触れることは、国益に反し、下手をしたら国家反逆罪に問われかねない問題だ。
 このエドワード・スノーデンという男は、嘗て米国家安全保障局(NSA)に帰属する三沢基地のエシュロン管理部門にも帰属していたという。本来であれば、配属される段階で守秘義務が徹底され、未来永劫死ぬまで守秘しなければならないコントラクトが為されているはずである。
にもかかわらず、今回のような事件になったことは、アメリカ政府としては、国益に関わる大きな問題で、等閑にはしておけないはずだ。
 ある意味、この情報収集活動が制限されてしまえば、アメリカの調査機関であるFBIやCIAの活動範囲が大きく制限されかねない事態だ。当然、FBIは合法組織であるから、捜査に必要な場合に限ってこのような情報収集活動を行うが、CIAやNSAはそもそも非合法組織なので、存在意味さえ揺るがされかねないことになる。
 そうやって考えると、今回の暴露事件の真相は自ずと解ってくる。このままこの問題を追及しすぎれば、国家安全保障の根幹を揺るがしかねない問題だ。そのことを理解した上で、同盟国日本のメディアも、よくアメリカのシステム、組織を理解した上で報道してほしい。さもないと、敵対するテロリストたちを間接的に喜ばせるだけのことになりかねないのだ。そうなれば、アメリカだけでなく日本の国益にも影響を及ぼしかねないことになりかねない。
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# by seizaikai_club | 2013-06-12 15:58 | アメリカ関係

日本の三大革命

「日本の三大革命」

 日本には、大きな改革の時、革命期が三回あった。
その一つが平安時代末期、昨年の大河ドラマで注目を浴びた平清盛により、公家から武士へ権力委譲された時代である。これは、非常に前近代的で、独裁的かつ封建的な時代との決別といえる。正に日本に於ける黎明期からの脱却といっても過言ではないだろう。 
 二つ目は、天皇制を単に利用して形骸化し「天下布武」を旗印に乱世から天下統一を目差した織田信長の時代である。
 そして、三つ目が、主役が複数登場し近代化を象徴する民主主義への改革すなわち明治維新である。
 何処の時代を境に、近代とするかは研究者や歴史家の視点が、マクロかミクロかで大いに違ってくる。私は、織田信長の時代を境に、日本は近代化への道を歩み出したと信じている。
 日本人としてのアイデンティティーを確たるものにしたのが、徳川家康による江戸幕府であったと思っている。
 明治維新が、名実共に日本を近代化し民主化し形作った。そういう意味では、ヨーロッパをはじめとする世界史の中で、孤立しながらも日本は世界の潮流に乗り併走してきたと言っても過言ではない。
 織田信長の時代は短かった。だが、日本にとって非常に意味深い時代であった。立花京子博士という信長の研究者が興味深い信長論を展開している。私は彼女の説を一番自分が感じている信長像や信長論に近いように思う。

 何故ここまで信長に惹かれるのか、それには理由がある。多分それは、信長が、私が留学した当時と同じような視線で世の中を見ていたような気がするからだ。信長は留学などしていない。日本から出たこともない。
 だが、彼は他人の目を通して、世界を見ていた男であることを感じるからだ。彼の感覚の中には、出身だの、肌の色だの、そんなつまらないことは関係なかった。それよりも彼の探究心の方が遥かに勝っていた。彼は、他人の目を通じ、世界を見ようとしていたし、実際に見ていた。
 そのことは、ルイス・フロイスなどとの接点を見ても理解することができる。また、最終的には彼を死に導いた明智光秀との関係も、信長には見られなかった世界を明智光秀の目を通し見ていたからに他ならないと私は思っている。
 明智光秀は、浪人中商いで成功し、諸国を巡業していた。種子島や薩摩を、信長は明智光秀の目を通して見ていた。信長が金平糖を好物にしていたことからもそのことはわかる。
 記録によると、天文十八年頃、即ち信長十六歳の頃、既に鉄砲の稽古に励んでいた。同天文二十三年には、今川勢が立て籠る村木砦攻めで、鉄砲を次々に取り替え撃ち放つ戦法により勝利した。これは、武田勝頼を打ち負かした長篠の合戦の戦法だ。だが、信長は、これを既にこの頃実戦で使っていた。
 そんな信長の姿を、丁度織田家の人質になっていた家康は、驚きの眼差しで見聞した。信長は、唯者でないと直感し一目置いていたはずだ。ある意味、家康は、信長の目を通じ世界を見ていた。同時に、同じ轍を踏まぬように、家康は信長の弱点を己の戒めにしていたように私は思っている。
 だが、その気性や魂まで取り込むことはできない。そこで、家康は、一番信長と似ていると思っていたお市の方の三女江を二代将軍秀忠の嫁に迎え入れたのだ。真似るだけではなく、信長の魂まで徳川家に取り込もうと思ったに違いない。裏を返せば、そこまで家康は信長の怖さを知っていたということだ。敵に回すのではなく、味方につけなければ徳川家の繁栄はないと思ったのであろう。例え、それが亡霊であっても。

 一番興味深い立花京子博士の信長論は、ヨーロッパのグローバリゼーションと信長の「天下布武」が酷似しており、時代も同じで、アジアに於けるグローバリゼーションであったのではないかという説だ。
 このことは、非常に興味深く、何故信長がルイス・フロイス率いる耶蘇会を庇護したかに大いに関係があるように思う。そして、その架け橋になっていたのが、明智光秀であったのではないかと私は思っている。
 ご存知のように、明智光秀は細川ガラシャの実父である。明智光秀の生まれながらの性格自体が、ある意味キリスト教的であり、そのことをルイス・フロイスは逸早く察知し、娘ガラシャをキリシタンにすることで、明智を利用したのではないかと推察できる。
彼の実直さは、ある意味武器になる。その上、信頼に値する。だが、その実直さを利用すれば、裏切りをも成し遂げさせることができると、西洋人であるルイス・フロイスは客観的に感じ取ったのではないか。
 そして、ルイス・フロイスの目には、信長は唯一封建的な旧態依然とした日本社会を、改革できる力と能力を持っていた日本人であると映ったに違いない。
 だが信長は、ある瞬間、その期待を裏切ってしまった。それは、ルイス・フロイスを始め耶蘇会の人々が信じる絶対の神、イエスへの冒涜であった。
 悲しいかな、信長自体は、そのことに気付いてもいなかった。ただ、信長は、ルイス・フロイスをはじめとする耶蘇会への当てつけを意図したのではなく、単に、ナルシシストとしての傲慢さからきた、己を神格かすることへと暴走したのであった。
 しかし、ルイス・フロイス率いる耶蘇会は、そのことをイエスへの冒涜と捉えたのであろう。皮肉なことに、そのことが原因で革命家であった信長は命を絶たれ生贄にされた。
 その代償として、耶蘇会は家康によって封印された。一部始終を見聞していた徳川家康により、日本は黎明期を脱し、近代期へと突入した。それは、戦のない太平の世であった。
 そして、そんな家康にとっての一番の脅威は、耶蘇会をはじめとする外国からの風であった。ある意味、家康のメンタリティーの中に、耶蘇会イコール危険という方程式がインプットされてしまったのであろう。その結果、鎖国こそが太平の世への近道という選択をしたのだ。
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# by seizaikai_club | 2013-06-11 18:59 | 歴史

秀吉と琉球と尖閣諸島

「秀吉と琉球と尖閣諸島」

 まず尖閣問題の現状に触れ秀吉の時代に移行する。
 現在中国と台湾により領土問題を主張されているが、日本政府は一貫して尖閣諸島に領土問題は存在しないと主張している。その根拠は、歴史を繙くと理解できる。
 明治維新後の一八七二年(明治五年)に琉球王国は琉球藩となり、一八七四年(明治七年)に内務省の直轄地となり、一八七九年(明治十二年)に琉球藩が廃止となって沖縄県となった。
 同年三月に英文発刊された「大日本全図」は柳田赳によって編纂され松井忠兵衛という私人が英文で刊行し内務省の版権免許を得た。この地図に、「琉球諸島」の中に「尖閣列島」として記載されている。
 時を同じくして、一八八四年(明治十七年)、福岡県八女郡山田村出身の古賀辰四郎が絶海の無人島である尖閣列島に調査団を派遣し、その後、自ら漁業、鼈甲の捕獲、貝類、アホウ鳥の羽毛の採取を行っていた。
 そのような状況下、一八八四年(明治十八年)九月二十二日、沖縄県知事は、尖閣諸島の実態調査を行うに当たって、尖閣諸島に国標を建立することを上申したところ、内務省は「沖縄県が実態調査の上、国標を建立することは差しつかえない」との見解を示した。 
 当時、中国からも、台湾からも、他のどこの国からも、領土権を主張されておらず、未だ無主地であると内務卿も考えていた。その後日本政府は、沖縄県当局を通じ、数々の尖閣諸島実地調査を経て、「この諸島が清国に所属する証拠がない」と判断した後、一八九五年(明治二十八年)占有論によって、尖閣諸島を日本国の領土として閣議決定した。
 そして、この時以来、国際的にも、国際法上も、海洋法上も、正式に尖閣諸島の各島々は日本国領土となった。
その後、諸々の歴史を経て、最初に尖閣諸島に調査団を送った古賀辰四郎氏に、一九三二年(昭和七年)三月三十一日、日本政府は尖閣諸島の内四島を有料で払い下げた。古賀氏は、尖閣諸島開拓への功績が認められ一九○二年(明治四十二年)藍綬褒賞を授与された。そして現在に至っている。
しかし、一九六八年(昭和四十三年)十月十二日より同年十一月二十九日までの間、国連海洋調査団がこの海域の海洋調査をおこなった。その結果が一九六九年(昭和四十四年)五月に国連アジア極東経済委員会(ECAFE)によって公表され、この地域に眠っている海底資源が一躍脚光を浴びた。
 その直後、中国と台湾が、尖閣諸島の領有権を主張しだしたのだ。この時、アメリカ合衆国は沖縄返還前の故佐藤栄作元総理に対し、この地域の海底資源共同開発を提案したが、故佐藤元総理はアメリカの申し出を足蹴にした。その腹癒せに、アメリカのガルフ・オイルの子会社パシフィック・ガルフ社は、一九七○年(昭和四十五年)七月、台湾政府に対し、尖閣諸島を含む台湾北東海域の深海調査権を許可した。このことが発端で、中国、台湾が領有権を日本に対し主張するようになった。
 歴史に仮説はあり得ないが、結局日本独自で全くこの海域の開発を行わなかったのだから、アメリカの提案をこの時受け入れ開発していれば、アメリカ人が日本領土である尖閣諸島で働いているということで、尖閣列島を明確に日本領土として第三国アメリカが証人となり、しかも領土防衛という意味で、台湾も、中国も問答無用で手出しができない状態になっていたことは明らかだ。これらの事実関係を踏まえた上で、豊臣秀吉の時代に話を戻すこととする。

 一五八九年、関白秀吉は、琉球に対し入貢を要請した。当時秀吉は、既に朝鮮出兵のことで頭が一杯であった。そのために、一五九一年には、軍役、兵糧米などを琉球に要求した。
ところが琉球は、要求の半分のみを満たした。その結果、秀吉は、琉球を快く思わなくなり、結果として、島津家による琉球征服を認めた。
 結局一五九二年、秀吉は、琉球を島津家の「与力」として、その軍事指揮下に附属させることを認めた。以来、薩摩島津家では、当時アジア全域の貿易拠点として成り立っていた琉球を支配することになり、砂糖などの豊富な財源を得る事になった。

 琉球王国は当時既に、東アジア地域における大切な貿易拠点となっていた。だが、貿易に好立地な琉球であったが、反面、中国、台湾、日本と大きな力に翻弄されながら生き残りを掛けて成り立っていた。そんな生き残りの知恵が、琉球を三分割して王を別々に立てていたことなどにも見て取ることができる。
 そんな状況下、尖閣諸島と琉球の関係は、歴史的にも非常に長い。それは、琉球と中国の外交歴史の中にもハッキリと登場し、冊封使が残した冊封使録の「中山傳信録」「順風相送「使琉球録」などにも登場する。
この冊封使とは、琉球の国王であることを中国の皇帝から承認してもらうことを「冊封」といい、中国から派遣される使節のことを冊封使といった。
 その中で、「朝貢」、外国からの遣いに対し、その要求に応えて貢物を差し出すことをいい、琉球が行った「朝貢貿易」とは、中国が中華思想に基づいて行った貿易形態で、中国が指定した内容に従って行う貿易の形態をいっていた。
 このことに、秀吉は目を付け、琉球を中国との板挟みにし「入貢」を迫ったのだ。困った琉球は、半分だけ応じたということだ。

 この冊封使の行き来に当たって、尖閣諸島は琉球と中国の間の目印として記録されている。だが、これらの資料から読み取れる尖閣諸島の領有権には賛否両論があり、其々の学者の立場により意見が分かれる。
 特に、久米島を挟んで以南か以北か琉球領と中国領を分けて解釈される場合が多いようだ。しかし、その根拠は明確でない。「琉球に戻ってきた」「中国に戻ってきた」というような記述だけだ。明確なことは、当時から無人島であり、中国は石高のないこれらの島々に海底資源があることを知るまで関心がなかったということだ。
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# by seizaikai_club | 2013-06-11 18:34 | 歴史

参議院選挙前の陰謀と橋下市長慰安婦問題発言

参議院選挙前の陰謀と橋下市長慰安婦問題発言

 五月十三日、突然橋下大阪市長が慰安婦問題発言をぶら下がり会見で行い、波紋を呼び騒然となった。
 最初から、この報道は陰謀だと解っていた。何故なら選挙前のこの時期である。橋下人気や維新人気を崩そうとする、反橋本、反維新の会の者達の仕業であることは明白だ。維新の会の一人勝ちにしたくないのだ。
  彼らの意に反し、選挙は自民党が参議院でも議席数を大幅に増やすだろう。
  残念なのは、アジェンダで判断せず、思想信条で結論をだし、結局選挙を優先したみんなの党だ。
  歴史を繙いてみると、例外なくマスコミが火付け役で、巨大勢力に反発し選挙の流れを変える。そこには、国益を守るという正義感など微塵もない。
  ただの反骨精神で大勢批判し、追い落とすという理不尽なジャーナリズムだけが存在する。
  古今東西万国共通今昔を問わず、陰謀には方程式がある。その方程式を解いてみれば、陰謀の黒幕が解明できる。今回のケースも、例外ではない。
  だが一旦人の口に火が点いてしまうと、その火消しは容易でない。そうなると、白のモノも黒ということになってしまう。そういう理不尽な報道が、どれだけ日本国民の国益を損なうか、強い憤りを覚える。
  そもそも今回の橋下発言の一字一句を逃さず読み返せば、彼が一つも間違ったことを言っていないことは一目瞭然だ。
  敢えて問題と言うならば、米軍に対しての風俗利用発言ぐらいだ。
  長年、建前論ばかりを繰り返した政治家たちに一石を投じたと私は思った。
 だが、予想外な反応が世間を駆け巡った。似非フェミニストを上手に刺激して、反橋本のジャーナリストと政治家たちが火の手を上げたのだ。
そして、彼らにとって都合のよい部分だけを切り取り、まるで橋下氏が男尊女卑や人権侵害をしているかのように報道し、世界に広めてしまった。
 多くのジャーナリストが、まるで鬼の首でもとったように攻撃体制に入った。まあ、選挙前ということを考えると、そこまでは想定内と言ってもいいだろう。
しかし、橋下氏が米軍について言及してしまったことが、問題を国外にまで広げてしまう結果となった。
  結局、外国人記者クラブで、謝罪会見をする羽目になった。
  発言後は何を弁解してもまったく通らず、人々も訳がわからぬまま橋下批判を鵜呑みにした。
  ここで幾つか押さえなければいけないことがある。
  まず、アメリカ人は、人権問題を本音で語れないことを理解しなければならない。何故なら、人種差別の歴史があるからだ。
特に現オバマ大統領は、マイノリティーからの最初の大統領だ。必要以上に気を付けなければならない。そのことを理解しなければならない。
  男女平等や人権問題は、アメリカ人が、最も気遣う問題であることも理解しなければだ。
  だからといって、全てアメリカが正しいことをしてきた訳ではない。実際ネバタ州などでは、売春を未だに合法化している。
  二番目に、慰安婦をセクシャル・スレイブと訳したことにも、非常に意図的なモノと感じた。
 スレイブ=奴隷という印象が、アメリカ人に対しては、刺激的すぎる。
  だが実際に、アメリカ軍にだって、橋下氏が言及した通りの事実がある。
慰安所ではなくても、敗戦国の女性をレイプしたり略奪したりした事実もハッキリと残っている。エリザベス・サンダース・ホームなどはその証拠だ。
  もう一つ理解しなければいけないことは、アメリカ軍は、ベトナム戦争以前と以後で、まるで別組織のように変革された。
  例えば、ベトナム戦争までは、白人部隊と有色人種部隊とにハッキリと差別化されていた。正に、白人至上主義を実践していたのだ。
  ところがベトナム戦争から、初めて混成部隊となり、人権だの差別の問題などは根絶され、平等の精神にのっとり運営されたことになっている。
  だが実際には、ベトナム戦争時戦地では、白人と黒人の兵士間での確執が、混成部隊になったが故に、戦争犯罪として露呈した。
  映画「地獄の黙示録」や「プラトーン」などは、戦地での理不尽を訴えた映画だ。
  平気でレイプが行われ、殺人が行われるが、軍法会議にならないという現状を訴えていた。
  そういう歴史を経て、今の米軍がある。
  だが、当然のことながら、前戦に配属された兵士の緊張感や恐怖感によるアドレナリンの異常発生を考慮して、前戦部隊の部隊長クラスは、ある程度のことは黙認する傾向にある。勿論、士官たち一人ひとりの人間性に寄るところも大きいのだが。
  そして、知っておかなければならないことは、沖縄に配属された海兵隊は前戦部隊なのだ。
海兵隊は、四軍の中でも精鋭揃いの猛者集団である一方、行儀が一番悪いことでも知られている。
  アメリカに限らず、戦争に於いて、各国の軍人は、多かれ少なかれ慰安所や慰安婦たちの恩恵に預かるというような橋下氏の発言があったが、それも事実だ。建前では認めないが、間違いない事実である。
  だから、日本もやって良いという理論は当てはまらない。だが、事実は事実として認めるべきだ。
  もう九十歳を超えるロシアでの抑留経験がある弊社の元副社長は、よく言っていた。
  慰安婦たちは可哀想だったと。休む暇なく兵士たちの相手をさせられていた。可哀想だから俺は遠慮するといって行列に並ばなければ、部隊の中で自分がイジメに合うどころか、前戦で後ろの味方から鉄砲玉が飛んでくる。それが軍隊だ。
  強制連行に関しては、彼ら現場の兵隊たちには解らない。だが、韓国人女性たちは、韓国人女衒によって、日本軍に売られていたように聞き及んだと言っていた。
  当時は、貧乏に耐えかね娘たちを親が売っていたそうだ。
  色々なケースがあったに違いない。だが、間違いないことは、どうであれ人間は大きな過ちを犯したということだ。そのことだけは、肝に銘じなければだ。
  そして私たちは、先人の屍の上を踏み越えて、今の平和な日本に生きているのだということも忘れてはならない。
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# by seizaikai_club | 2013-06-07 23:02 | 政治

幕府が恐れたキリシタン

「幕府が恐れたキリシタン」
文:恩田将葉  

 支倉常長と伊達政宗の思惑ということを中心に筆を進めることにする。

 そもそもこの流れは、元を正すと「本能寺の変」から始まった。いや、織田信長がイエズス会の目と耳を通し世界を知り、実際に世界を見聞したいという夢を膨らませた時から始まったと私は思っている。

 そして、「本能寺の変」で日本中を震撼させたイエズス会が、この頃の「陰謀の方程式」を解く鍵となっていることをまず理解しなければならない。
 
 あの時代、そのことは巷でも噂された。だが、長い年月に埋もれてしまい。その事実を検証することは難しくなってしまった。

 ただ間違いなく、全てを見聞していた家康をはじめ日本の諸将たちは、ある者はイエズス会を利用し、またある者は距離をおいて見守った。

 だが、徳川幕府は、一六三七年に起こった「島原の乱」を利用して、キリシタンを弾圧することになった。過去に起こった事象を検証すれば、幕府としては当然といえば当然の措置であった。しかし、歴史という大河の流れの中では、川面に映る建前だけが残ってしまい、悲劇の青年天草四郎という名前のみが一人歩きした。全ての真実は、歴史の汚泥として埋もれてしまったのだ。私はそう考えている。
 
 そういうことを理解した上で、支倉常長と伊達政宗の野望を繙くことにする。支倉常長とは、伊達政宗の家臣で、慶長遣欧使節団を率いてヨーロッパまで渡航した人物である。

 ローマでは貴族として認められ、ドン・フィリッポ・フランシスコという洗礼名まである人物だ。常長は、伊達政宗の夢と野望を一身に担いヨーロッパへと旅立った。

 そもそも、政宗十六歳の春に、「本能寺の変」が起こった。誰も予期せぬ大事件であった。あの織田信長が謀られたのだ。多感な政宗は、世間では何が起こっているのだ、と興味をそそられた。信長を謀った明智光秀は、謀反を企てるような人物ではない。だが、間違いなく実行犯である。その背後には、一体何があったのか政宗は知りたがった。

 そして、政宗は、明智光秀に近い位置にいたイエズス会に鍵があるのではと疑念を抱いた。複数の人間の利害を合わせて陰謀を企てるのは、西洋人のやり方である。信長に心中異を唱える者が多いこと、信長が自分を神としてイエスを冒涜したことにより、「本能寺の変」を企てたのではないかと陰謀の方程式を政宗なりに繙いた。

 そんな理由から、西洋に興味をそそられもっと西洋のことを知りたい、西洋との交易を仙台の地で行いたいと政宗の夢は広がった。そして、支倉常長を慶長遣欧使節団としてヨーロッパに旅立たせたのであった。

 伊達政宗が、「本能寺の変」をキッカケにイエズス会やキリシタンのことに興味を惹かれたのと同じように、徳川家康もイエズス会やキリシタンを油断ならぬ存在と注視した。付かず離れずの距離感を保った家康は、開幕以来、キリシタンとイエズス会が要注意であることを秀忠や家光に伝承した。

 人一倍用心深い家康は、幕府が安泰であるためには手段を選ばなかった。参勤交代制度をはじめ譜代の大名たちが大きくなり過ぎないように賦役をかけ、必要以上に財を貯めこまないようにしていた。

 それどころか、徳川家の人々以外には動物性タンパク質をとらないようにして、日本人の体型まで変化させてしまった。安土桃山時代までの鎧と徳川幕府時代の鎧の大きさを比較すれば、日本人の体型がいかに短期間で変わったかということは一目瞭然である。

 ウサギを一羽二羽と数えるのは、その頃の名残である。四足の生き物を食べてはいけなかったので、人々は知恵を絞って動物性タンパク質を摂ろうとした。ウサギの耳を羽と見立てて、ウサギは二本足の生き物として、世間の人々はウサギを食そうとしたのだ。

 話が横道に逸れたが、そのような幕府の政策と農作物の不作によって、人々や諸大名の生活は苦しくなった。そして、そんな状況の中で民主化を唱えるイエズス会のキリシタンたちは、農民や一般市民を扇動し一揆を企てたのである。これは、まさしく西洋人的な陰謀の方程式にあてはまる。

 そして、危機感を募らせた幕府は、島原の乱で、一気にキリシタンを一掃してしまおうと企てたのである。島原の乱を抑えこみ、キリシタンを一掃すること自体を宣伝し、日本国中にある不穏な動きを封じ込めようとしたのだ。そして、そのことは功を奏した。

 理不尽にも、キリシタンは弾圧され一掃された。ある意味、本能寺以来家康が懸念していたイエズス会による数々の陰謀が遂に一掃されたのだ。だが、同時に、徳川幕府による封建制度が幅を広げ、十五代将軍徳川慶喜による大政奉還まで民主化という道は遠のいた。

 しかし、ある意味、徳川幕府時代を経たことで、明治維新をキッカケに民主化の道へと進んでいくことができた。

 最後に夢を抱いて渡欧した支倉常長のその後を記しておく。奇しくも帰国後は、徳川幕藩体制にあり、幕府がキリシタン弾圧を推し進めようとしている頃で、常長没後十五年で島原の乱が起こった。ある意味不遇な人生を送らなければならないことになってしまった。

 しかし、ヨーロッパという別世界を見聞した常長にとっては、帰国後ではなく、ヨーロッパ滞在中が、彼の人生で最も輝いた時代であったのかもしれない。

 常長同様、西洋への憧れと夢を無残にも打ち崩された政宗の人生も、仙台という地の利を得ない境遇とでも言おうか、伊達者と言われた派手さとは反比例して、実際には花開かない人生であった。

 勿論、多大の功績を残した。だが、自分の思い通りにならなかったことも多く、人一倍気性が激しく正義感が強かった分、心残りも多かった。そのことは、彼の辞世の句にも表れている。「曇りなき 心の月を 先だてて 浮世の闇を 照してぞ行く」
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# by seizaikai_club | 2013-06-07 22:53 | 世界の中の日本

心の声

「心の声」

 今般の橋下市長による慰安婦発言に於いて、感じることがある。それは、自分の「心の声」に耳を傾けるべきということだ。
昨今人々は、このことを忘れている。多分平和過ぎ、恵まれ過ぎて、素直に自分や他人の心の声に耳を傾けられなくなっているのだろう。
橋下氏の発言を一字一句逃さず読んでみれば、世間で今騒がれている問題など一つもないことが解る。彼は、男尊女卑的な発言はしていない、女性を蔑視していることもない、歴史を偏向して発言してもいない。ただ、発言を部分的に切り取って読めば、確かに報道されているような印象を受ける。だが、彼の発言の本質とは全く違う発言が報道され、捏造されている。
 そもそも、参議院選挙の直前だ。最初から、維新の会と橋下氏を陥れるための陰謀だと思っていた。だが、陰謀だとしても、日本以外の国々に於いても取沙汰され批評されれば、陰謀も成功だ。実際外国人記者クラブで、橋下氏は不本意ながらアメリカや慰安婦の女性たちに謝罪した。
私は、陰謀が為されるには「陰謀の方程式」があると、かねてから主張している。一個人が為す陰謀は、絶対に成就しない。だが、複数の人間の利害が合い起こった陰謀は成功し、時として歴史をも動かすことがある。アメリカで言えば「ケネディー大統領暗殺事件」、日本でいえば「本能寺の変」などはその代表的な事件だ。「陰謀の方程式」に関しては、別の機会に触れることとする。
 橋下発言報道に関しても冷静に見聞すれば、自ずと橋下氏が無茶苦茶なことを言っているのではないことが理解できる。ただ彼の長所でもあり短所でもある、本音で発言してしまったということが唯一の問題点だ。アメリカは、人権や差別に敏感に反応する国だ。それは、嘗て彼ら自身が大変な時代を経験しているからに他ならない。特に、オバマ大統領は、マイノリティーから初の大統領だ。綺麗事の建前論でしか発言できない。
 今回の発言は、今まで建前論でしか触れてこなかった慰安婦問題を、橋下氏が本音で発言したことで、大きな一石を投じたと私は発言直後に称賛した。ところが、反橋下を標榜するジャーナリストとメディアが、フェミニストと結託して鬼の首を取ったかのごとくに報道撹拌し、彼らに踊らされた人々が、橋下発言の一字一句を全て読むこともなしに、男尊女卑だ、人権蹂躙だと騒ぎ立てた。メディアの影響力を、今回ほど感じたことはない。
 一人ひとりが、偏向せず彼の発言を一字一句逃さず読み、自分の良心、心の声に耳を傾け道徳心を呼び覚ませば、こんな事態にはならなかった。
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# by seizaikai_club | 2013-06-07 22:46 | 政治

安倍総理の外遊と総理の資質

安倍総理の外遊と総理の資質
2013年5月4日

 安倍総理が2012年12月26日に就任してから半年が過ぎた。ハッキリ言って、ここまでは期待通りだ。小泉総理以来、日本にはいないアメリカ的な行動力と決断力のある総理として、着実に実績を積み重ねてきた。このままいけば、長期政権も夢ではない。
一番の評価点は、有言実行ということではないか。理屈は言わず黙って実行する。その姿に、国民は少なからず満足感を得ている。本来、一国の元首というものは、こうあるべきである。
しかし、今までの日本政治という土壌では、こんな総理が生まれなかった。勿論、形は違うが田中角栄のような行動力のある総理も存在した。だが、アメリカを始めとした欧米諸国からも、理解されるような総理大臣は残念ながら小泉元総理をおいて他にはなかった。
 先日起こった猪瀬東京都知事によるニューヨーク・タイムズ紙での失言問題も、外遊先のイスタンブールでナイス・フォローした安倍総理の機転。正に、波に乗っており、全てが上げ潮という感じがする。このまま調子よく進んで行ければ、憲法改正、九十六条問題も、乗り越え成就するのではないか。
 外交問題でも、迷わず不言実行を貫き通している。尖閣問題にしろ、北方領土問題にしろ、安倍政権下で、ある程度の方向性がでてくるのではないかと思う。
 政治はタイミングが非常に大切だ。タイミングを逸しては、成ることも成らなくなる。政治家の大きな資質の一つに、チャンスを掴む力がある。逃さずチャンスを掴み、間髪を入れずに行動することで、結果を導き出すということだ。熟考することも大切だ。だが、熟考し過ぎてタイミングを逸してはダメなのだ。そういう意味でも、安倍総理は総理としての資質、チャンスを掴む力を持っている。そして、行動する力も兼ね備えている。
 これが、第一次安倍内閣では、同じことは為せなかったであろう。二度目の覚悟が、安倍総理を一回りも二回りも大きくしているように思う。そして、そのことが日本にとっても、良い方向に働いている。
 今回の外遊で、そのことを見て取ることができた。そもそも、他国の元首特にアメリカの大統領と比較すると、日本の総理は今まで手枷足枷で、トップ・セールスを為せた首相がいなかった。一つには、日本人独特の変な柵と遠慮が、そうさせていた。だが、今回の外遊では違う。これは、大いに評価すべき点である。
 そして、水面下では、武田二十四将よろしく、閣僚陣を世界中に派遣して二の手、三の手を打っている。この戦略は非常に有効であり、その結果は後に必ずでる。大いに期待したい。
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# by seizaikai_club | 2013-05-04 12:00 | 安倍新政権

緊迫する北朝鮮情勢

現代視点 2013年3月号(3月10日発行)
緊迫する朝鮮半島情勢

北朝鮮が、三度目の核実験を行い、その上、「アメリカが北朝鮮に対し核への導火線を点ければ、我々もアメリカ本土を攻撃するだろう」と金正恩は息巻いた。また、韓国との不可侵合意を全面的かつ一方的に破棄し無効にすると挑発してきた。これに対し、中国、ロシアも含め、朝鮮半島の非核化を求め、国連安保理に於いて制裁決議案が全会一致で可決された。このとこは、金正恩の存在自体が、首の皮一枚で繋がったとさえいえる。
確かに、過去にも北朝鮮のこのような挑発行為は数限りなくあった。しかし、実際に、実行されることはなかった、と多くの評論家は楽観的なコメントをしている。
だが、今回はちょっと状況が違うように思う。まず、核実験に先立って、事実上大陸間長距離弾道ミサイル実験を成功させている。このことによって、北朝鮮から発射されたミサイルが、遠くカリフォルニア、ロサンジェルスの辺りまで着弾する可能性が出た。そんな矢先に、三度目の核実験も成功させ、今回は核弾頭として使用可能な核実験に成功したと発表している。
このことは、直接的にアメリカ本土に危機を及ぼすことで、アメリカがなおざりにしておくとは思えない。危機が存在するならば、事前にその危機を排除する対応を為すことは、アメリカの危機管理という観点から、最優先課題と位置づけられている。ということは、裏を返せば、金正恩が虎の尾を踏んだことになる。いや、踏まされたのかもしれない。
今まで、故金正日は、ギリギリの線で一歩を踏み外すことはなかった。そのことで、アメリカは、北朝鮮に翻弄され続けてきた。
だが、今度の金正恩がやっていることは、明らかに見返りを得るのではなく、自分自身の首を絞めていることだ。その証拠に、国連安保理で制裁決議が、中国、ロシアにも受け入れられた。前代未聞であり、このとことは、裏を返せば、アメリカに危機回避のための軍事行動へ対しての大義名分を与えていることになる。そのことに気付いてないのだとすれば、金正恩は愚か者である。あるいは側近に陰謀を企てている者が複数存在するとしか思えない。そして、そのことの裏で糸を引いているのは、中国かもしれない。アメリカによる核施設及びミサイル基地へのピンポイント攻撃。そして、金正恩の暗殺掃討作戦。あり得ることだ。
どちらにしても、朝鮮半島情勢に新たなる動きが起こる予感がする。そして、そのことが、極東の平和維持バランスに大きな影響を及ぼすことは間違いない。それは、中国が日本海への道を確保するということなのだ。
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# by seizaikai_club | 2013-04-01 00:52 | 朝鮮半島情勢

亀岡暴走事件の判決に思うこと

求刑下回る判決、遺族「納得できない」 亀岡の暴走事件
2013年2月20日

この判決をニュースで知った時、色々な思いが押し寄せた。確かに、被害者遺族の訴えが過剰に報道されていた気はしていた。だが、こういう結果がでてみると、被害者遺族の過剰な訴えは間違いでなかった気がしてくる。

まず、そもそも、加害者が無免許運転であったことをなおざりにして為された判決に、大いなる疑問を感じざるを得ない。運転免許制度自体を否定する判決ではないか。無免許でも、運転能力があったとは、何をもって裁判官は判断したのか。例えそうだとしても、運転免許をとらずに運転していたことは、運転者として不適格であることは明らかだ。どうやっても理解できない判決だ。

同時に、加害者が反省していると裁判官は言っているが、何をもって加害者が反省していると判断するのか。判決が出ている前から、本当に心の底から反省するということを、第三者である他人が、裁判官も含め理解できるはずがない。刑期を軽くするために、反省しているとは考えられたないのか。これも大きな疑問を感じる。

本来であれば、求刑通りの判決を求刑し、その上で、加害者の受刑態度を情状酌量して、その後に、恩赦減刑しても遅くない。それでいて初めて、本当に反省しているか否か見極めることができるはずであり、それで遅くはない。

これだけの罪なき人々を死なせてしまったのだ。これぐらいのバツを受けても当然な気がする。無免許で、遊び回っていて、疲れたから居眠り運転をして、通学中の親子たちを複数死に至らしめたということは、例え免許があったとしても、許されるべきことではない。例え、加害者が未成年者だとしても、しかも複数の同乗者があっとのだから、同乗した彼らの罪も思い。

彼らにとっては、この事件を起こして、気づきを得ることができ改心するかもしれない。腑に落ちて更生するかもしれない。だが、被害者たちがそのために命を奪われる道理は何もない。そのことを裁判官は理解し、判決を出すべきであった。

現在の司法制度の問題を露呈した判決であるように私は強く思った。この上は、立法府である国会で、この事件をキッカケに法改正を為すべきであると強く訴えたい。この後は、政治家ので場である。是非とも、この判決を無駄にし、被害者たちの魂が浮かばれるよう強く願う。
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# by seizaikai_club | 2013-02-20 11:16 | 社会

体罰問題に思うこと

体罰問題に思うこと
2013年1月28日

 橋下氏の大阪市長としてのS高校の体罰自殺事件で、賛否両論色々な意見が、親の立場、教師の立場、生徒の立場から噴出している。だが、見ていると、皆根っこの部分、本質をしっかりと見据えていない気がしてならない。私は、橋下氏の今回の判断は、間違っていなかったと思っている。確かに、この受験時期に、突然入試取りやめという措置は、理不尽で無謀のようにうつるが、だからこそ、この問題を人々が興味をしめしたのだと思う。 
 そして、この問題が、表面的に見えている問題だけでなく、大阪市を含め全ての日本中の教育現場に存在する問題であり、その根っこの部分を露呈しているのだということを認識しなければいけない。
 今、このまま、この体罰問題をやり過ごしてしまえば、教育改革のチャンスを失ってしまう。如何なる理由があろうとも、体罰が正当化されてはいけない。体罰により、子供たちが学ぶところなどない。自ら腑に落ちてこそ、初めて学びを得るのだ。それを、拙速に暴力で学ばすなどということが正しいと信じ、またそのことがまかり通ってしまう教育現場は、即刻改革すべきである。そして、そのようなことを実践する教育者は、即刻教育現場から退場するべきである。

 そもそも、日本人の気質として、根性論や体罰を是認する風潮がある。これは、必ずしも正しくない。この風潮が、内なる声をもねじ曲げて、一部の体罰を正当化する人々の声を大きくしてしまう。大体、体罰を快く、心地よく思う人など、本当は誰一人として居ないはずである。我が身になれば、誰でも、逃げ出したいと思うはずだ。憂鬱なマイナス思考だけがそこには存在する。

 私が会社を経営していた当時、もう今では90歳を超えている元某テレビ局を退職されてから弊社で副社長をしていただいた紳士がいらした。彼は、戦争経験があり、軍人としての軍籍経験もあり、5年間ロシアに抑留されていた経験もある方だった。
 彼曰く、戦闘時、本当の敵は後ろ、即ち味方の中にいたとよくいっていらした。後ろから、見方に撃たれることさえあるという意味だ。軍隊では、殴られるのは当たり前、それも理不尽で、意味不明な場合が多い。足を引っ張られることも多かったという。
 私も、アメリカ生活で、同じようなことを日本人に感じた。他国人は、お互いに助け合うのだが、日本から来た日本人だけは、助けあうのではなく足を引っ張り合うのだ。そんは話で、その副社長とは、よく意気投合して、酒の席で議論を闘わせ、日本人の性質を語り合ったものだ。
 どんな場面でも、今昔を問わず、こういうことが起きているというのは、多分、日本人の国民性であり、ある意味、いじめ文化的な意味合いもあるのかもしれない。

 だが、そんなことが正しいわけはない。特に、教育現場では、絶対にあってはならないことだ。今回のことでも、賛否両論あり、生徒たちも何かを訴えているが、彼らにも本質を見詰め直し、本当に腑に落ちるまでお互いに議論を闘わせてから、あのような記者会見という結論に至ってほしかった。親たちも教師たちも、そして、教育委員会諸氏も同じである。

 見ていると、勉強ができないから、スポーツで受験を乗り越えるという安易な考え方も少なからず親たちの気持ちのなかにはある。それでは、この問題の本質を見失ってしまう。 
 元巨人の桑田選手が、体罰の問題に関し、昨日テレビでコメントをだしていた。「体罰で良い結果を導き出すことなど絶対にあり得ない」というような主旨の内容であった。その通りだと私も思う。とことん話し合い、子供たち同士が腑に落ちるまで議論を闘わせない限り、本当の意味での解決作も、結果も導き出せない。体罰で、結果や解決策など絶対に導きだすことはできない。安易に体罰容認するような意見を口にするべきではない。そのことによって、死に追い詰められてしまったり、追い詰められようとしていたりしている子供たちが存在する以上、  絶対に体罰容認などするべきではない。
我々、皆がこの問題を真剣に考えなければならない時がきているように強く思う。それが、教育改革の第一歩であるとわたしは強く信じる。
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# by seizaikai_club | 2013-01-28 09:54 | 教育

選挙結果に思うこと。

投票結果が出た。
予想通り自民党の圧勝だ。
賛否両論あるが、
これでよかった。
自民党は、
安倍総裁ともども背水の陣でのぞまなければならない。
何故なら、
二度目はもうないからだ。

注目すべきは、
日本維新の会だ。
きちっと票を伸ばした。
そして、
何より注目すべきは、
東京都知事に猪瀬氏が当選したことだ。
これが橋下氏の戦略だったとすると、
諸葛孔明のような先見性だ。
大阪府知事も維新の会、
大阪市長も維新の会、
東京都知事も維新の会。
もとより、
今回の選挙で政権を取ろうなど
橋下氏は微塵も思っていなかったのだ。
だが、
間違いなく、
近い将来地方制度改革が現実化する。
そのための足掛かりができた。

今回自民党が大勝したことで、
自民党と政策単位で協力していけば、
十分維新の会の望むところは実現できる。
これで、
憲法改正も現実味をおびてきた。
参議院で多数をとっていなくとも、
衆議院に差し戻し決してしまえばよいのだ。
これで石原慎太郎氏が、
何故都知事を投げ出して、
突然国政に返り咲いたのかが
よく理解できた。
彼は、
橋下氏の考えを理解し、
この国のために橋下氏にかけたのだ。
維新すわち改革をかけたのだ。
これは本当に
明治維新に匹敵する大改革が
近い将来訪れるかもしれない。
夢物語でない維新が。
今回の選挙結果で、
俄に現実味がでてきた。
面白くなってきた。
日本の政治が息衝いてきた。
我々国民も
自らできることをしていこうではないか。
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# by seizaikai_club | 2012-12-16 23:48 | 政治

明日の選挙にあたって

いよいよ明日投票日。
一体この国の政治はどうなることやら。
予想外な結果がでるような気もする。
だが、
私としては、
以前にも書いたが、
今回は、
諸問題を考慮すると
安倍自民党が政権を取るのではないかと思っている。
安倍氏と石破氏の二人三脚で、
国難の今、
とくに領土問題を含めた外交問題を乗り切ってほしい。
そして、
その後にもう一度大きな政界再編が訪れ、
その時に、
大きくこの国の仕組みが変わるのではないかと思っている。
勿論維新の会が主役になり、
自民も民主も再編され、
志と思想信条を同じくする人々が
自然に手を取り、
新しい日本を導いていってくれるであろうことを期待する。
今回、
政党が多いとマスコミは批判的なことを言っているが、
今この段階で
この状況では、
小政党がいくつも誕生して構わないと私は思っている。
これらの小政党を経て、
新たな本物の政界再編が
近未来訪れ、
その時は迷うことなく、
それぞれの政党が真っ直ぐに主義主張を打ち出せばよい。
勿論合併も離散もあってよい。
色々な可能性を模索して、
最終的には、
二大政党のような形に落ち着いてくれれば良い。
今の民主、自民では、とても二大政党とはいえない。
本当の意味での主義主張を同じくし、
政策案も同じくする人々が
自分が所属すべき政党に帰属し、
烏合の衆のようなことはないように、
魑魅魍魎が永田町に溢れかえることのないように、
真面目に政治に取り組む人々だけが、
淘汰され生き残れば良い。
現状では、
それぞれの一政治家には、
この国を導くに値する一部の優秀な政治家としての人材を見て取ることできるが、
未だ、
党ということでは、
いずれの党もそれに値しないと私は思っている。
橋下氏と石原氏の二人三脚は、
この国のリーダーシップを取らせるに値すると評価している。
だが、
維新の党としては、
問題点も多いように思う。
安倍氏と石破氏の二人三脚も
リーダシップを取るに値すると評価している。
だが、やはらい自民党としては、
まだまだ大いに問題はある。
野田氏にかんしても、
野田氏個人は、
立派な総理大臣で信頼に値すると思う。
だが、
不幸なことに、
烏合の衆である民主党に帰属しているので、
野田氏という人材が総理として活かしきれていない。
そもそも、
党の代表である野田氏を
民主党内部の人間が批判したり
足をひっぱったりするようでは、
とても党として信頼できない。
多少意見は違っても、
自分たちが担いだ親分である代表野田氏の足を引っ張るなんてことは、
絶対にあってはならない。
そのことだけでも、
民主党は失格であるし、
返り咲くことはできないであろう。
大体、先の選挙で政権奪取のために、
数を集めただけで、
右から左まで蠢く烏合の衆である。
問題外だ。
「みんなの党」は、
非常に良い。
私も実際支持していたし、
一時期党員登録もしていた。
しかし、
残念なことに
少々守りになりだしたというか、
排他的な印象を最近感じる。
主義主張には説得力もあり、
真面目さも際立っており、
非常に良いと思う。
何より、
ブレない安定性は評価に値する。
公明党も、
多少陰りを感じる。
それに変わって、
まだまだだが、
幸福実現党が、
公明党の位置に取って代わる可能性もある。
あまり宗教色を表に出さず、
オームのような馬鹿げた選挙戦をせず、
まっとうに政治を考え言動すれば、
その可能性はある。
例え、
支持母体だとしても、
間違っても先日のように大川氏が
選挙戦の矢面に立つようなことをしていたら、
その可用性、芽はなくなるであろう。
それには、
揺らぐことのない党首が、
人望と常識がある党首を押し立てることが先決ではないか。
共産党は、
昔の共産党とは違い、
正直面白い部分もある。
だが、
如何せん「共産党」という名前が邪魔をしている。
時代は変わったんだ。
日本の国も変わったんだ。
もしかすると、
共産党の先生方が一番そのことを理解しているのかもしれない。
だが、
その名称から脱却できないジレンマが
彼らをもう一歩踏み出せなくしているのではないか。
社民党は、ハッキリ言って論外。
残りの小政党は、
これから変わり行くのでコメントを控える。
以上、
明日の選挙戦に当たって
思うことを自分勝手に綴ってみた。
感謝
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# by seizaikai_club | 2012-12-15 17:48 | 政治

思うこと・・・

思うこと・・・

フェイスブックはじめ、
色々なブログ・サイトで、
様々なことを思いつくままに書いているが、
一つだけ思うことがある。
色々な考え方があり、
色々な人々が集っているが、
例え生まれ育ちが違っても
国籍が違っても、
肌の色が違っても、
男でも、
女でも、
職業が違っても、
お金持ちでも
貧乏でも、
家族がある人でも
ない人でも、
思想信条が違う人でも、
皆この地球上に生を受けて暮らしている人は、
この地球今日に生きている人は、
皆兄弟姉妹のようなもの。
例え考え方が違えども、
皆仲間である。
議論するのは良いことだが、
そのことによって、
仲違いをしたり、
誹謗中傷したり、
暴力に訴えたり、
テロ行為をしてり、
いじめたり、
差別したりすることは、
決して許されない
良くないことである。
私は、
そのことを信じ生きている。
人は、
皆平等で、
公平に扱われるべき。
そうすれば、
この世は平和になるはず。
なれるはず。
そう信じて
これからも生きていきたい。
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# by seizaikai_club | 2012-11-17 17:08 | 今日の独り言

石原慎太郎が東京都知事を辞任新党結成

石原慎太郎が東京都都知事を辞任新党結成
2012年10月26日

 石原氏の辞任新党結成に関しては、賛否両論渦巻いている。
 正に彼らしい行動力だ。このままいっていたら、橋下「維新の会」の勢いが落ちてしまいかねないと判断した石原氏は、彼なりの鋭い洞察力と戦略で、都知事を辞任し、新党結成という荒療治に出た。

 安倍-石破自民党が、優位に立ってきた今、石原氏のこの一石は、永田町に大きな波紋を広げた。正にこのタイミングでの行動は天晴だ。石原氏の人気と橋下氏の人気を合体させれば、自民に勝てるかもしれない。また、橋下「維新の会」が弱い、外交や領土問題も、この組み合わせでいけば面白い。やはり、石原氏は、ここぞという時にやってくれる。ただ、年齢が年齢なので、厳しいという味方をする有権者も少なくない。

 そもそも、石原氏は、嘗て中尾栄一を中心に結集された青嵐会のメンバーだ。生え抜きの真保守である石原氏のみが、やはり真保守の安倍-石破自民党に対峙できるのではと思う。そういう意味では、このタイミングで乗り出してきた石原氏の政治家的洞察力は大したものだ。評価したい。永田町が、非常に面白くなってきた。

 片や「維新の会」に近くなった「みんなの党」の渡辺喜美氏、一方石原慎太郎。犬猿の仲とは言わないが、決して仲が良いとは言えない。主張も、政策も、正反対。ここのところが、結構ネックで、結局自民に有利に働くのかと上辺だけを見れば考えられる。
 だが、よく見ると、別の一面も見え隠れする。渡辺氏は、安倍政権で閣僚を経験している。また「みんなの党」には、嘗て石原氏が帰属した青嵐会の代表者中尾栄一氏のご子息もいる。非常に複雑な混戦状態だが、結局は志の強い人間が生き残ると私は思っている。それと、国民から共感を得ることができる人も党もということだ。

 兎に角、今、日本にとっての最優先課題は、尖閣、竹島などの領土問題、教育問題、拉致問題、そして、経済の立て直し問題だ。最優先課題は、これらの問題に付随する憲法改正、自衛隊法改正、地位協定の撤廃もしくは改正などである。それが、できるのは、安倍氏だけかと思っていたが、石原氏が出てくるとなると、石原氏も可能性を含んでいる。いよいよ選挙が近づき、秒読み段階に入り、永田町が面白くなってきた。
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# by seizaikai_club | 2012-10-26 13:20 | 政治

尖閣での武力衝突の可能性

尖閣での武力衝突の可能性

実は最近、
密かに懸念していることがある。
日本の常識でも、
世界の常識でも、
それは想定外である。
だが、
もしかして、
尖閣諸島近海で、
中国海軍が小さい武力行動を起こす可能性があるのではないかということを
私は懸念する。

日本の政治家は、
常識的に考えると有り得ないと一蹴するが、
知り合いの中国人たちの言動を見聞していると、
無きにしも非ずではないかと懸念する。

確かに、
日本の立場から考えると、
そんなことをすれば、
中国にとって百害あって一利なしと思ってしまう。
だが、
中国側の立場にたってみると、
必ずしも百害ばかりではない気がしている。
それほどのリスクをおかしても、
中国には尖閣で武力行動をしなければならない状況が起こり得るということだ。

尖閣問題単体で考えたら、
中国にとって百害あって一利なし、
国際関係での世界へ対しての信頼という意味での損失は大きい。
だが、
中国国内で暴動などが起こり得る状況になれば、
それを回避するために、
ガス抜きや目を逸らすという意味で、
充分有り得るのことではないか。

中国にとって、
今一番懸念していることは、
反政府暴動が起こり、
それが全国に伝播し、
共産党政権崩壊へとならないことだ。
ひとの声や力が動き出すと、
どんなことをしても止まらないことは、
中国共産党が誰よりもよく理解している。
だとすれば、
そのためにはあらゆる手段をこうじる可能性があるのではないか。
それには、
韓国大統領にとっての竹島のように、
中国共産党にとっての尖閣諸島は、
ある意味対国内政策においてもエースカードであるのではないか、
と懸念させざるを得ないと私は思っている。

だとすれば、
憲法改正、
自衛隊法改正は、
今現状での最優先課題である。
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# by seizaikai_club | 2012-10-22 17:59 | 領土問題

中国は尖閣の領有権を放棄していた

中国は尖閣の領有権を放棄していた

「中国は尖閣の領有権を放棄していた」との西恭之氏(静岡県立大学特任助教)の国際法に基づく反論を、ニコラス・クリストフ氏(NYタイムズのコラムニスト)が掲載。以下、日本語訳:

中国は国際法的にも尖閣諸島を放棄している(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 米国の著名なジャーナリスト、ニコラス・クリストフ氏は9月19日、自らのブログに台湾国立政治大学・邵漢儀氏の「釣魚・尖閣諸島の不都合な真実」と題する文章を掲載した。

 クリストフ氏は、ピュリッツアー賞を2回も受賞したニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト。「尖閣諸島は中国領」とするコラムを複数回、同紙に執筆した人物としても知られている。

 邵氏は、ブログに掲載された文章の中で、1895年以前、日本政府は尖閣諸島が中国領だと認識していた、と主張している。

 そのクリストフ氏がこのほど、邵氏の主張への国際法に基づく反論を公募したこともあり、筆者(西)は以下の趣旨で英文の反論を投稿した。



 邵氏は、ブログに掲載された文章の中で、1895年以前、日本政府は尖閣諸島が中国領だと認識していた、と主張している。

しかしながら、尖閣諸島を中国固有の領土だとする中国政府の主張は、1970年以前に行われた同政府の主張と矛盾している。

1970年以前、中国は米国統治下の琉球諸島の一部として尖閣諸島について、しかも『尖閣諸島』と表現する形で、琉球諸島住民による自己決定が行われるよう、米国に要求していた。要するに中国は、琉球諸島が日本に返還される場合には、尖閣諸島も日本に返還されるべきだとする、米国と日本の立場に同意していたことになる。

 禁反言の法理(エストッペルの法則とも呼ばれる)は、一方の自己の言動(または表示)により他方がその事実を信用し、その事実を前提として行動(地位、利害関係を変更)した他方に対し、それと矛盾した事実を主張することを禁ぜられる、という法である。すなわち、一方が事実であると主張したことについて、前言を翻すことによって利益を得ることを禁止しているのだ。

仮にこの先、中国の主張を国際司法裁判所に付託すると日中両国が合意した場合、同裁判所は「文明国が認めた法の一般原則」などの四つの基準を適用するか、または、両国の合意の下、例外的に「衡平及び善に基いて」裁判をすることになる(国際司法裁判所規程第38条)。

 これまで国際司法裁判所は、島をめぐる紛争などに関するいくつかの判例において、禁反言の一般原則を適用している。

 国際司法裁判所規程にある「文明国が認めた法の一般原則」は、過去に放棄した領土について「固有の領土」として回復を主張するという、今回の中国のような考え方を含まない。

 以上の前提に立つと、中国の主張を審理するうえで最も重要な証拠となるのは、中国が1970年以前の段階で、「尖閣諸島」を含む琉球諸島において、住民の自己決定は日本復帰も選択肢に含む形で行われるべきだと、主張していたことである。

 例えば琉球諸島の範囲だが、中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報』は1953年1月8日、「米国の占領に反対する琉球群島人民の闘争」という記事の中で、「琉球群島はわが国の台湾東北部と日本の九州島西南部の間の海上にあり、尖閣諸島、先島諸島、大東諸島、沖縄諸島、大島諸島、トカラ諸島、大隅諸島、など七つの島嶼」と定義している。

そして、「自由、解放、平和を求める琉球人民の闘争は孤立したものではなく、独立、民主、平和を求める日本人民の闘争と切り離せない」などと、日本復帰を選択肢の一つとする住民の自己決定を要求している。

 この時期、中国は米国との間で朝鮮戦争を熾烈に戦っていたが、それにも関わらず、米国統治下の「尖閣諸島」について「中国領土として認めるべきだ」「中国に返還すべきだ」とする主張をしていなかったのである。

 筆者は、邵漢儀氏が取り上げた19世紀の文書の解釈も、明清代の文書の選択も、ここでは評価の対象とはしない。それらの文書は、1949年の中華人民共和国成立から1970年までに中国政府によって承認された国境をめぐる禁反言とは関係ないからである。

 百歩譲って、「1895年以前、日本政府は尖閣諸島が中国領だと認識していた」とする邵氏の解釈が正しいと仮定した場合でも、中国が1949年から1970年にかけて尖閣諸島の領有権を放棄したという歴史的事実は、動かし難いものだ。日本政府が国際社会に発信すべきは、この一点に尽きるだろう。
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# by seizaikai_club | 2012-10-16 12:33 | 領土問題

安倍新総裁・石破幹事長による新生自民党

安倍新総裁・石破幹事長による新生自民党
2012年9月28日

 総裁選が終わり、予想通り安倍新総裁が誕生した。決選投票の結果から、地方自民党員から賛否両論色々な批判が噴出した。しかし、昨日の段階で、石破氏を幹事長に据えることで最初の難関を安倍新総裁は早速回避出来たように思う。

石破にしても、いきなり総裁というより、今回安倍新総裁体制で、彼を担ぐことで実績を更に積み重ねた方が、未来に向かって色々な可能性が生まれるであろうことを考えたはずだ。それと、石破という人は、非常に頭の良い人なので、ここで恨み節を言っても、得にはならないと判断したと思わる。それよりも、案外この人は、潔良いところが、過去の言動からしても想像できる。

 そのような状況下、安倍氏が、石破氏を幹事長に据えたことは、英断であり、安倍氏にとっても吉と出るであろう。石破氏が幹事長で、党内をまとめることによって、派閥体制に違和感を感じる小泉進次郎など若手議員たちを纏めることも可能になり、また、総裁選直後に異議がある地方議員や地方党員たちのフラストレーションを消化できることにもなった。この人事は、案外、再生自民党にとって、非常に良かったと私は思っている。

 何故私が、安倍氏が総裁に就任して良かったかというと、彼が一度総理という役職を全うできなかった過去があるからだ。そもそも、その経験がありながら、総裁選に立候補すること自体、かなりの決意がいることだ。体調の所為とはいえ、一度は政権を投げ出した男だ。二度同じ過ちを犯しはしない。そこの部分に、戦後最大の国難の今、安倍氏に賭けてみようと私は思った。

今回は、命懸けで総理の仕事を為し、日本のために全力を尽くすはずだ。そして、彼は、言わずと知れた筋金入りのナショナリストである。小泉訪朝の際、平壌で金正日と刺し違えかねない勢いで、北朝鮮と対峙していたことはよく知られている。若さもあったが、警備を担当するSP達はハラハラさせたという話は有名だ。

 この拉致問題にしても、安倍が先頭にたつことで、小泉政権時代同様、新たな展開を期待できる。また、領土問題にしても、まずは憲法を改正しなければ、次の一歩が踏み出せない。そのような状況下で、安倍政権時代、憲法改正の一歩と成りうる国民投票性に関して、あと一歩というところでやり残しているという経緯がある。このことも完遂させたい。また、何より、竹島、尖閣の問題にしても、きっちと真正面から相手国と対峙できる勇気があるのは今、安倍晋三だけであると思う。そして、乳房役で石破が幹事長の座にいることで、党内調整が可能になり、また軍事問題の専門家である石破との二人三脚で、軍事戦略上、国際情勢を的確に判断し、この国の舵取りができると私は大いに期待する。
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# by seizaikai_club | 2012-09-28 09:24 | 政治

日本維新の会VS安倍自民党

日本維新の会VS安倍自民党
2012年9月10日

 今の段階で、日本維新の会VS安倍自民党などというと、自民党の総裁選も決まっていない内に、こいつは何を言っているのだと、諸先輩方からお叱りを受けそうだ。だが、敢えて今度の選挙の理想像だと私は思っていると申し上げる。

 その理由は、明確に政策論争を戦わせる選挙にしてもらいたいからだ。そして、日本維新の会が打ち出す政策案も、安倍自民党が打ち出す政策案も、今の日本にとっては、優先課題であると感じるからにほかならない。

 解り易く言えば、地方分権やそのシステムを改革しようとしている日本維新の会、対する、憲法改正へ向かって大手を掛けていた元安倍総理、やり残していたことが色々あったが、そのやり残していたことを、今実現するために絶好のタイミングであると私は思う。どちらも、今の日本にとっては大切な事柄だ。

 今回の自民党総裁選には、複数の候補者が名を連ねている。どの候補者も、悪い政治家ではない。石原氏にしろ、石破氏にしろ、安倍氏にしろ、ちょっと年長だが町村氏も、皆将来総裁になる可能性が高い人たちだ。谷垣氏には申し訳ないが、彼の任期中、決して落ち度はなかったが、総裁再任は難しいと思われる。そのような状況の中、それでは、誰が掲げる政策案が、今最優先で議論されるべきで、実現されるべきか、ということが、我々有権者である国民にとっては大切なことである。そうやってみると自ずと結論が導き出され、誰が総裁選で選ばれるか、ということになる。ただ、必ず例外はある。安倍さんが、自民党ではなく、自民党の外から立つという可能性だって無きにしも非ず。だが、その可能性は、非常に薄い気がする。それでも、薄くても可能性は可能性だ。

 次に、日本維新の会の現状抱える問題点を見てみる。今一番の問題点は、候補者をどう選択するかだ。昨日の討論会でも、何か釈然としてないものがあった。本当に立候補者皆が同じ方向を見ているかだ。懸念するのは、候補者は皆選挙に勝ちたい一心で、人気の維新の会に合流するであろう。その多くは胸中、民主主義の基本的原理である数の方程式を思い描いているに違いない。討論などをしても、現段階では、胸中を吐露しないであろう。何故なら、合流し立候補させてもらい、当選させてもらうことしか考えていないからだ。ここのところが、日本政治のシステムの良くない点ある。だが、結局、理由、方法はどうあれ当選してしまえば議員だ。この流れがあるから、政党というものが、同じ思想信条で、同じ方向を向いて、政治をすることができないのだ。その悪例の最たるものが、民主党である。

 維新の会も、政党とはどうあるべきか。すなわち、帰属議員が皆同じ方向を向いている。思想信条を同じくする。それが、政党の本来あるべき姿だ、ということまでは気付いている。だから討論会まで催したのだ。だが、その討論会に参加した、これから先合流しようとしている議員たちの様子から、昨日の討論会の現状を見ていると、本音が吐露されていなかった。何か中途半端なことになってしまっている。これが、ある意味、日本維新の会にとって、最も高いハードルなのかもしれない。

 そのような厳しい状況の中で、橋下氏の言動は一挙手一投足国民から見聞されている。だが、果たして、維新の会を構成する人々が、本当に橋下氏と100%意見を同じくしているかということには、非常に大きな疑問を感じる。中には、橋下人気にぶら下がっていこうという人々もいるはずだ。そこの見極めが如何に為せるか否かで、維新の会が、民主党と同じような末路を辿るか否かと言える。どちらにしても、ここ暫く選挙までが、正念場だ。しっかりと、我々国民も政治を見守って行くべき時である。
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# by seizaikai_club | 2012-09-10 10:22 | 政治

財界人の驕り、政界人の高ぶり、報道人の勘違い

財界人の驕り、政界人の高ぶり、報道人の勘違い
2005年10月20日
(嘗て私が執筆した記事。ここに登場する丹羽氏は、現在中日本大使)

 先日、田原総一郎が司会をつとめるテレビ朝日の「サンデープロジェクト」という日曜日の午前中放送している番組に、楽天の三木谷社長が出演していた。三木谷氏へ対しての質問役として、伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長、慶応大学の榊原英資教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科の佐山展生教授、そして、弁護士の永沢徹氏の4人が対峙していた。当然のことながら、話の中心は、今回の楽天によるTBS株買収劇の件であった。その件に関して、敢えてこの記事で触れるつもりはない。問題は、この番組の終盤で、丹羽伊藤忠商事会長が口にした言葉である。「Economy eats Politics. 経済が政治を喰う」と、臆面もなく財界の重鎮である丹羽氏が仰ったことだ。丹羽氏が口にされた言葉を要約すると、長期的に言えば、いくら小泉首相が意固地になっても、経済が、靖国問題をも含め政治もなにもかも全て呑み込んでしまう、ということであったと私は理解した。
 正直に言って、この言葉を聞いた時、この一言で全ては推して知るべし、であるなと私は大きな危惧の念を抱いた。これこそ、日本に君臨する財界人の「驕り」に他ならない。これを「驕り」と言わずして、何を「驕り」というか。「経済が政治を喰う」、即ち、政治は茶番で、全ては経済で動かされていると豪語しているようなものである。
 丹羽氏の言葉は、それほど威圧的には聞こえない。しかし、あの彼の言葉の中身は、これ以上ないほど威圧的であり、独断的であり、驕りに満ちていた。彼が言っているのは、単に日本の政治をも呑み込むという意味ではなく、中国をも日本の経済が呑み込んでしまう、と言っているように聞こえたのは私だけではないはずだ。 日本は軍国主義へと回帰しだした、と言って中国は小泉首相の靖国参拝を非難している。だが、軍国主義への回帰は小泉首相の靖国参拝ではなく、丹羽氏のあの言葉にこそ秘められていた。財界人が、腹の奥底に秘めたる植民地主義的な発想を垣間見た気がした。「いくら政治家がじたばたしたところで、結局諸問題をも全て呑み込み、中国を支配するのは他でもない日本の経済界だ」と高笑いしているように私には聞こえた。
 確かに、財界人は武力を使わない、暴力も使わない、しかし、武力や暴力の代わりに金と物質的贅沢という武器を使って中国を支配できる、と言っていらっしゃるのであろう。確かに、その通りになるかもしれない。だが、彼の言葉の端々に響く「驕り」こそが、嘗ての日本軍を回顧させる。或いは、こういう日本の財界人の驕りたる言動を見聞して、中国や韓国は日本が軍国主義へ回帰するのではと懸念しているのかもしれない。そうであれば、驕れる財界人の罪は非常に重い。

 大仁田厚という自民党参議院議員がいる。プロレスラーであり、最近新人議員の子守役をかってでたが、相手にされず怒り狂ってマスコミを振り回している政治家である。いや、政治家とも呼べないかもしれない。何故、新人議員に無視された程度のことで、マスコミまで巻き込んで騒ぎを起こさなければならないのか? 非常に大きな疑問を感じる。無視したら無視しかえせばよいではないか。先方にも、それなりの事情があることは推して知るべし、である。それが大人というものではないか。大体、国民の血税より公僕大仁田先生の給料も出ているはずである。1分1秒も無駄にせず、国政と対峙して頂きたい。プロレスラーであられるということは、戦いのプロであられるはずなのに、どうも対峙する相手を間違えてばかりではないか。先般の郵政民営化法案の投票の際のことにしても、その後の言動にしても、今回の件にしても、政治家であるという「高ぶり」ばかりが目に付き、潔さも、謙虚さも、まったく見えない。ああいう議員を選んだ、主権者であり有権者である我々国民にも大きな責任がある。
 それよりも、大仁田議員の昨今の言動とあの激痩姿を目の当たりにすると、窓際に追いやられ孤立無援になってしまったことで精神に異常をきたしてしまったのではないか、と真剣に心配になってしまうのは、私だけであろうか。どうかご自愛ください。おだいじに!

 大仁田議員の問題に関してもそうだが、マスコミが真に受けてしまうから騒ぎが大きくなるのだ。大事な問題ならともかく、取るに足らないような問題まで、「勘違いの正義感」を露にジャーナリスト風を吹かせるから、余計な騒ぎがあちらこちらで起こるのである。まあ、視聴率や販売率至上主義の大手マスコミの記者達からしたら、面倒な取材や調査や勉強に時間を費やすよりも、手っ取り早く騒ぎになるような案件を見つけて兎に角批判しておけば、騒ぎは広がり各社の相乗効果により、各々の視聴率や販売率が上がるという方程式らしい。面倒な取材に時間を割くよりも、記者仲間と「勘違いの正義感」を肴に、酒でも酌み交わしていた方がよっぽど平和だという考え方が、大手マスコミの記者達の間に蔓延しているというから、開いた口が塞がらない。それでよく、偉そうに国益がどうのと批判ばかりできるものだ。自分達の報道姿勢の方が、よほど国益を損なうこともあるとは気付かないところが、何とも平和ボケ大国日本の報道人らしい。いずれにしても、世も末だ。
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# by seizaikai_club | 2012-08-01 15:47 | 世界の中の日本

育児とは、教育とは

育児とは、教育とは
2012年7月27日

 大津でのいじめ自殺事件以来、教育現場に嵐が吹き荒れ、今まで見て見ぬ振りをしていた教師たちが浮足立ち、日本全国でいじめの問題が動き出した。予想はしていたが、多くの子供たちが、いじめに苦しんでいることが今更ながら広く知られた。教師や親は見て見ぬ振りをして、子供たちは行き場を失い、どうしてよいかもわからず自ら命を絶っていくという、あってはならない現実が此処其処にあることもわかった。

 理由はどうあれ、自身の保身のため、事なかれ主義で彼ら被害児童を見捨てていた罪は重い。だが、これだけは言っておきたい。教師全てがダメ教師になったのではない。一生懸命子供たちと対峙し、日々汗を流し、プライベートの時間を惜しんで子供たちと向き合っている先生も日本中には沢山いるということを。

 そもそも、育児とか教育には、正解もマニュアルもない。手探りで、正直に子供たちと対峙しながら為していくしか方法はない。十人十色、十人子供がいれば、育児や教育の方法は十通りあるといっても過言ではない。だが、そうはいっても、教育や育児ということの基本が、わかっていない大人が現代社会には多いように思う。そのことが、この国を危機的な状態に導いているとさえいえる。大人自体が大人でありながら、どこか子供のようなところがある現代日本人。本来無垢の子供たちにとって、唯一の社会は学校であり、一番身近な大人は教師や親である。だが、その教師や親との信頼関係自体が希薄なため、子供たちは多くの試練を昔よりも負わなければならなくなっている。

 確かに子供たちは、案外狡賢いところもある。その辺のことを導くのも、ある意味親や教師、大人たちの役目である。本来、育児や教育は、社会全体の責任である。子供たちは、社会の宝であるのである以上、自分の子供だけでなく、子供たち皆に目を配り、その場その場で臨機応変に声を掛けたり、アドバイスを与えたりして然るべき。だが、現代社会では、その辺の受け皿が、子供たちに対して希薄になってしまっている。故に、今回のいじめ加害者のような児童が、注意されることもなく育ってしまうのだ。そもそも、誰よりも、彼らの親が、一番彼らが何をしていたかわかっているはずである。にもかかわらず、注意したり、叱咤したりするのではなく、無意味に庇うという状況にあること自体、非常に由々しき問題である。仮にも一人の児童が亡くなったのである。しかも、自分たちの子供たちが加害児童であるにもかかわらず、彼らの行動を糺すのではなく、庇い弁護するというのでは、彼ら加害児童こそ、親や教師や大人による甘やかしの被害者であり、彼らの将来には、非常に危ういものを感じる。この期に及んで、学びを得ることができず、嘘とだましで、今回のことを乗り越えることを学んでしまえば、今後の彼らの人生は、どのようなものになるかは目に見えている。学べない子供たちほど、可哀そうな存在はない。教育とは、子供たちに、できるだけ多くの選択肢を与え、子供たち自身に、その選択肢を思考選択させ、その都度、間違った道に進まないように軌道修正してあげることが、大人の役目である。にもかかわらず、彼ら加害児童の親や教師たちは、軌道修正するどころか、事実を捻じ曲げ、偽善で彼らの行為を正当化しようとしている。このことは、今後彼らをモンスターにしてしまう可能性が非常に大きく、その責任は、教師のみならず彼らの親に対しても非常に大きい。

 そもそも、日本の教育や育児の現場は、長年偏ってしまっている。どういうことかと言えば、父親は働き手として、外で汗水流し仕事のみに集中している場合が多い。最近になって、父親も育児に参加する傾向が若い世代には出てきたが、高度経済成長以来日本では、育児は母親任せという場合が非常に多い。だが、それは間違っている。父親も、母親も、同じように子供たちと向き合うことで、バランスのとれた育児教育ができる。そういいながらも、我が家は片親で長年やってきているので、偉そうなことは言えないが。一つだけ明確に言えることは、父親の育児参加も、非常に必要不可欠な要因であることは間違いないということだ。

確かに、昔のような、高い目線からの教育や育児も必要かもしれない。親を敬い、教師を敬い、目上を敬うような。しかし、それは儒教的な教えの部分で、年がら年中、強要して押し付けるべきものではない。必ずしも親が全て正しくはないのだから、親も子供も、同じ高さの目線にたち、何でも話し合える状況を確立することの方が、子供にとっても、親にとっても、幸せである。何故そういうことが必要かと言えば、教育や育児では、急ぎ焦るのではなく、時間を掛けて、お互いに何でも話し合い物事を解決するということが、非常に大切なことであるからだ。

 昨今の学校教育では、知識を詰め込まなければならないために、本来思春期の子供たちが、多感な時期に学ばなければならない、人が生きていくに必要な諸々のことがらを学ぶ時間がないという致命的なことになっている。一時ゆとり教育と文部省が提唱していたが、あれは「ゆとり」という意味をはき違えている。本来教育における「ゆとり」とは、遊ぶ時間の「ゆとり」ではなく、物事を思考し、話し合う充分な時間という意味での「ゆとり」でなければならない。ところが、正反対のことが為されてしまった。

 教育や育児で一番大切なことは、焦らず、押し付けるのではなく、ゆっくりと見守る余裕である。今この時を焦って一歩早く歩みを進めても、子供たち自身が納得できておらず、腑に落ちていなければ、それは本当の意味での学びにはならない。上辺だけの偽りの学びにしかならない。今の公立校の教育現場では、そんな偽善の教育が蔓延してしまっているように思う。子供たちは、何を信じてよいのかもわからなくなってしまっている。本来、一番彼らが信じられる親さえ信じられなく、身近にいる教師さえもが信じられない、事なかれ主義になってしまっている。本当に子供たちにとっての救いがなくなってしまっている。極めて悲しむべき危機的状況に、多くの学校現場が陥っているように強く思う。知識などというものは、本人がその気になれば、いくつになったって学ぶことができる。だが、生きるということの大切な学びは、多感な思春期、中学校、高校の時代にしか学べないことなのだ。この時期に、どれだけ思考し、悩み、物事の本質を議論することによって、彼らの未来は、比べものにならないほどの可能性を生み出すことができる。

 育児や教育は、部活動ではない。上から押し付けるのではダメなのだ。そんなことをしても、身体の芯には染み込まないし、学びにはならない。子供たち自身が納得し、自ら腑に落とすことで、本当の意味での学びを得るということになるのだ。そのことを誤解している親や教師が非常に多いように思う。

 子供たちは、親の操り人形ではない。思い通りにはならないのだ。人格もあり、個性もあり、独自の思考もある。それを親の勝手な思いで、縛り、無理矢理方向性を付けても、そのことが子供にとって本当の幸せであるかどうかは、非常に大きな疑問である。どんなことであっても、子供たちが自ら望み、納得し、本当に腑に落ちれば、どんな苦労でも、一生懸命に尽くすであろう。そのことを学ばせてあげた方が、彼らにとっては100倍幸せなことだ。もし親である大人が、上司に力づくで、押さえつけられ、自分の望むことでないことを強要されたら、貴方は幸せであろうか? まったく同じことである。親であっても、そこまでの権利はないはずだ。彼らが自身の力で学びとり、納得し、腑に落ちれば、彼らの人生は、どれだけ幸せで可能性が大きいものになるか。大人のエゴで、自由を奪ってはいけないと私は思う。

 最後に、今の大人たちは、自由ということを大いに履き違い誤解している。自由ということには、責任ということも、同時に求められるのだ。子供に大人のエゴを押し付けるのは良いが、それでは彼らの未来に、親や教師であっても責任を持てるのであろうか。大いに疑問を感じる。自立するということとは、正反対のことであるように私は強く思う。
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# by seizaikai_club | 2012-07-27 21:35 | 教育

金正恩の立場と本音

金正恩の立場と本音
2012年7月22日

 突然の朝鮮人民軍総参謀長リ・ヨンホの解任のニュースが、先週世界中を駆け巡った。北朝鮮内部で、大きな動きがあるのではないかという憶測が飛び交い、日本を含め多くの関係国が固唾を飲んだ。だた、実際には、真実を未だ読み取ることできずにいる。その直後、金正恩が元帥の称号をえられたというニュースが再び世界を駆け巡った。その他にも、金正恩の傍らに付き添う女性が妻なのか妹なのかという話が、同じ頃人々の興味をひいた。どれもこれも、憶測でしかない。だが、それらの目に見える事実を客観的に分析すると、自ずといくつかの答えが見てくるように思う。

 報道直後、短絡的に誰もが考えたことは、中国寄りの叔父チャン・ソンテクと軍部の権力者リ・ヨンホ氏の確執が形となり、結局リ・ヨンホが負け失脚することになり、一挙にチャン・ソンテクの勢力が政権内部の大きな力にとってかわったのではないか、ということだった。だが、冷静にこれらの動きを見聞しつつ、金正恩の経歴に思いを巡らし、彼の立場を鑑みれば、ある答えが自然と出てくるように私は思えてきた。それは、政治的でも、軍事的でもなく、金正日と金正恩という親子関係からの思いの違いということだ。子金正恩の親への反抗心ということであるように思える。正恩は正日を親として尊敬している。だが、その遣り方に関しては、必ずしも意見を同じくしていたのではないかということだ。存命中は、そういう風には言わなかったが、海外経験のある正恩としては、反発する気持ちもあったのではないかと思われる。

 普通この十代から二十代の時期、男は男親の遣り方を否定することから、全てが始まる。勿論、誰もがそうであるとはいわないが、その確率は高い。私の場合もそうであった。今は、亡父を尊敬し、あの頃の亡父の立場や遣り方も理解でき受け入れることも、いやそれどころか自分が間違っており、亡父が正しかったとさえ思えるようになった。だが、十代、二十代の頃は、一番身近なライバルとして馬鹿げてはいるが1から10まで否定してしまう傾向がある。特に、海外経験などをしてくると、その傾向が顕著であるように、自分の経験を踏まえ感じる。

 金正恩も、正にそのような心境にあるのではないか。それだけではない。彼の場合は、命懸けである。私のような俗人ではなく、一つ目の前の選択肢を誤ってしまえば、途端に命を落としかねない綱渡り的な状況に身を置いているのだ。笑いごとではなく真剣だ。少々、話が逸れてしまったが、そういう状況に彼は身を置いている。ここで、話を本題に戻す。

 金正恩は、海外で見聞を広げ教育を受けている。自由主義国家に身を置き、資本主義社会も、世界のことも彼自身の目と耳で見聞した経験がある。当然、北朝鮮という国が、世界で特異な国であることも、彼自身が一番理解しているはずだ。そのような、経験をした人間が、あの国の元首となったのだ。変革が起こって当たり前。だが、新しい動きへの反発は大きいはず。その反発を静かに回避しながら、現実のものにしていくことが、彼にとっての試練であり役目であるように感じる。その第一弾が、今回のリ・ヨンホの解任劇であったように私は感じている。当初、叔父チャン・ソンテク一派により為された権力闘争と思っていたが、自分の側近中の側近、軍部へのパイプ役であったリ・ヨンホを解任し、死に追いやったのは金正恩自身であったように思えてきた。何故なら、考えても、リ・ヨンホのような人間が、海外で見聞経験のある金正恩と思想信条を共有できるとは思えないからだ。リ・ヨンホは、金正恩の父親故金正日によって側近として側に着けられ親しくしていた。だが、どんなに親しくしていたとしても、心の根っこの部分では相容れないところがあったのではないか。だが、リ・ヨンホからしたら、「正恩同志の若気の至り」と一蹴していたのであろう。正恩の考えに耳を傾けるようなことはなかったはずだ。その結果、今回のような解任劇に発展したのではないかと思える。しかし、それは、衝動的な解任劇ではなく、金正恩としては、故金正日が亡くなった日以来、虎視眈々と時期を待っていたのではないか。何時かは、リ・ヨンホを遠ざけ、自分が海外で学んできたことを自由闊達に実現させたいと。そのためには、先軍政治を止め、比重を軍から党に移行しなければと思ったように思う。それは、ある意味尊敬する彼の祖父金日成への回帰でもあり、国民が望んでいることでもあるように正恩は思ったのではないか。

 現在の政権内部では、多分金正恩にとっては、中国とパイプが太く、北朝鮮外部の世界を間接的ではあるが知っているチャン・ソンテク叔父との方が、多分意見も考え方も合うのであろう。義理とはいえ叔父という立場であり、きっと親近感があるのであろう。ある意味、北朝鮮内部では、保守ではなく革新だ。外国経験のある金正恩も革新といっていいだろう。だとすれば、受け入れやすい立場であるに違いない。そのような状況下、諸々の環境が熟し、奇襲的にリ・ヨンホ解任劇が為されたのではないか。流血の事態になり、20名ほどの人間が命を落としたと聞いている。多分その犠牲者の中に、リ・ヨンホ自身がいたに違いない。後の反発、クーデターを懸念すれば、国の為に粛清して当然であろう。

 それでは、今回のリ・ヨンホ解任劇の理由は何であった? 答えは簡単だ。一番の理由は、リ・ヨンホが韓国砲撃事件の張本人であったということだ。世界的にも、故金正日的にも、金正恩の手柄づくりにあの砲撃事件が為された。だが、金正恩本人としては、非常に心外で望んでいなかったことであったのであろう。海外経験があり、自由主義国家で生活したことのある人間だ。そう考えて当然。彼からしたら、多分あの砲撃事件は、多くの罪なき人々の命を絶った不名誉な事件であったと感じていたのであろう。同時に、父親である故金正日が推し進めていた先軍政治自体に、大きな疑問を感じていた。自分が元首になった場合、亡父故金正日の推し進めた体制ではなく、尊敬する祖父である故金日成のような党主導の体制を推し進めたいと思ったのではないか。その証拠に、彼は風貌を祖父に似せるだけでなく、彼の立ち居振る舞いなども非常に故金日成を意識していることは見て取れる。チャン・ソンテクの後ろ盾になっている中国政府も、そんな金正恩を、故金正日よりも御し易いと思いだしているのではないか。そもそも、本来中国政府は、立場上、北朝鮮の世襲を快く思っていなかった。今までは、チャンスさえあれば、金正恩を排除して、チャン・ソンテクを押し上げ、傀儡政権をと模索していた。だが、チャン・ソンテクに国家をけん引する能力まではないと見ている中国は、ここにきて金正恩を上手くあやつり、傀儡政権を実現することも可能ではないかと思い出したのかもしれない。これは、まだ現段階ではかなり中国自体にとっても、将来的な掛けではあるであろうが。

金正恩にとっても、自らの命を守るためには、軍部リ・ヨンホに頼るよりも、チャン・ソンテクの背後にいる中国にすり寄った方が、色々な意味で得策であると判断したのであろう。将来的なことを思えば、自由主義国家で生活経験のある自分自身を担保にして、中国を揺さぶり父故金正日がしたように瀬戸際交渉にて立場を確立すればよいと判断したのであろう。少なくとも、その方が生き残りの確立は格段に高い。誰も、死にたいと思っている人間などいない。ましてや、あのような立場にいれば、既得権益を守ることは最重要課題であるはずだ。それには、守ることは、まず改革することと考えたのであろう。その第一段階が、今回のリ・ヨンホ解任劇であり、先軍からの脱却ということであったのであろう。自ら丸腰になることで、損して得取れ、利を得ようということなのだろう。

 実際、北朝鮮の経済状態の現実を金正恩が知らないわけがない。実状を知っていれば、自由主義国家で、資本主義に触れてきた経験のある彼からしたら、思想よりも実である経済発展をとるという考え方は、非常に自然である。その第一歩が、今回のリ・ヨンホ解任劇であり、自らの元帥就任であったのであろう。そして、側に妻を常に置くことで、内外に向かって改革の先頭にたっていることを表そうとしているのではないか。今までとは違う、自由主義諸国と同じように、国民皆に自由があるのだ、ということを間接的にアピールしようとしているようにさえ思える。そのことは、ここのところの北朝鮮での数々の出来事にも表れているように思う。

これは、私の個人的な観測である。だが、裏を返せば、このようになってくれればとも思ってのことであることを理解して頂きたい。私は、歴史上の史実も、親子愛や母性愛、家族愛という愛を排除して考えると真実を見失い、殺伐としたものにしかならず、ある意味本質が見えてこないように普段から思っている。各種愛という化学反応があり、歴史は積み重ねられていくと信じている。何故なら、歴史は、人間によって積み重ねられているからだ。故に、このように歴史を自分なりに、裏返して見るように普段から心掛けている。そのような見方で、北朝鮮も見てみると、リ・ヨンホ解任劇、そして、その直後の元帥就任と、今までの常識とは違った見方ができるように思えてきたので、ここに記すこととした。
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# by seizaikai_club | 2012-07-22 16:56 | 朝鮮半島情勢

加害児童三人に「いじめ」を認めさせることの方が<大津いじめ自殺事件>

加害者児童三人に「いじめ」を認めさせることの方が<大津いじめ自殺事件>
2012年7月16日

 大津の中二児童いじめ自殺問題で、民事訴訟に於いて、加害児童三人が、それぞれが法廷でいじめを否認し、遊びであったと主張したとの報道があった。損害賠償請求が起これば、当然被告弁護人はいじめの有無を論点に法廷闘争を行う。だが、負けないために当然のことながら、加害児童たちにいじめの否認を迫る、これが彼ら加害児童の人生、将来にとって、どれだけ大きなことか。どれだけ彼ら加害児童の人生を狂わせることか、そのことを関係者である大人たちは認識する必要がある。確かに多額の損害賠償を請求されれば、それを避けるためにいじめの事実じたいを否認することになる。実際に否認した。だが、それは彼らが犯した罪に対して、嘘を強い、大人の都合で、事実を歪曲することになる。そのことが、彼ら三人に与える不幸であることを、彼らの親も、弁護人も理解するべきである。そもそも関係教師たちが、彼らを止められなかったから、こういう事態に発展してしまったのだが、被害者児童は自ら命を絶ち、今度は、加害児童たちもが、彼らに事実を隠ぺいさせ、嘘をつかすことになる。どれだけ、子供たちを踏みにじることになるか? そのことに思いを深く巡らせながら、裁判も、捜査も、日本中の親や大人、教師、政治家、教育関係者の全てが、真摯に受け止め、この事件を今後見守るべきである。彼ら子供たちの人生は、もう元には戻らない。救いは、このいじめが起こった学校の残された子供たちだ。彼らは、自らの判断で、勇気を振り絞り、中には自ら記名してアンケートに答え、声を上げている。彼らの行為を無駄にしないように、今後は大人たちが、もっとももっと真剣に子供たちに対峙し、解決に向けてこの国の大人たち全てで取り組まなければ、この国に未来はない。
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# by seizaikai_club | 2012-07-16 16:39 | 教育

「政治をもっと身近に」をスローガンにして、日本人にもっと「愛国心」を喚起すべく語る。
by seizaikai_club
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政財界倶楽部代表  恩田将葉
 「政治をもっと身近に」をスローガンに、一人でも多くの日本国民が政治に関心を持ち、参加してくれるよう、執筆活動、出版活動等を通じ「愛国心」啓蒙活動をしている。国際化が進む世界の中で、日本の政治も若者の手で変革しなければならない!!

 政財界倶楽部代表恩田将葉は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州で約9年間生活。その間、サン・フランシスコ州立大学(San Francisco State University, SFSU)国際関係学部で国際関係学と政治を学び、朝鮮半島問題専攻で卒業。その後、暫くアメリカで現地法人の会社(People Intertrade, Inc.)を経営した後帰国。帰国後は、記者と編集者を経て出版社である株式会社ぴいぷる社と株式会社政財界出版社、そして、夕刊紙「内外タイムス」を発行する株式会社内外タイムス社の社長に就任。活字業界一筋に生きてきた。現在は、経営から一歩引き、国際情勢ならびに政治を中心に、ジャンルを問わず執筆活動を継続中。プロの文士として、随筆、小説、脚本等あらゆる分野で執筆活動を展開し、文章を綴ることを天職としている。そのかたわら、日本に、嘗てのごとく「愛国人」を増やすべく、「政治をもっと身近に」をスローガンに、自ら「政財界倶楽部」を運営している。

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